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【ホームページ効果試算】カフェは3日に1人の新規客で元が取れる?実データで検証してみた
「何人のお客様がホームページ経由で来てくれたら、費用を上回ってプラスになるのか」を業種ごとの収支構造から計算しているこのシリーズ(第1回:美容室版)。第4回はカフェです。
そして今回は、これまでの回にはない特典があります。当社は山形県南陽市で実際にカフェのホームページを制作・運営しており、本物のアクセスデータで試算の「答え合わせ」ができるのです。
先に結論をお伝えすると、モデルケースの損益分岐は月10人=営業日ベースで3日に1人の新規客。それに対して実際のカフェのホームページには月におよそ720人が訪れていました。順を追って見ていきましょう。
※試算部分の数字は、仮定を置いたモデルケースによるものです。効果をお約束するものではありません。客単価や原価率はお店によって異なるため、記事の後半にある計算式にご自身の数字を当てはめてみてください。
試算の前提を決める
ホームページの費用:3年間で30万円=月あたり約8,300円
ホームページの費用は、初期費用と月額維持費を合わせた「3年間の総額」で考えます。当社の料金プランの場合は次のとおりです。
項目 | 金額(税別) |
|---|---|
初期費用 | 120,000円 |
月額 5,000円 × 36か月(サーバー/ドメイン/SSL込み) | 180,000円 |
3年間の総額 | 300,000円(月あたり約8,300円) |
ゴールは「月8,300円ぶんの粗利を、ホームページ経由のお客様で稼げるか」。他社プランで検討中の方は、総額を差し替えれば同じ計算ができます(料金体系の見方は山形県のホームページ制作費用相場をどうぞ)。
モデルとなるカフェの前提
前提項目 | 仮定した数字 |
|---|---|
客単価(ドリンク+フードのイメージ) | 1,200円 |
原価率(食材・豆・ドリンク) | 売上の30% |
1人あたりの粗利 | 1,200円 × 70% = 840円 |
カフェはこのシリーズで扱った業種の中で最も客単価が小さく、その分、必要な人数は多くなります。ここは正直に認めたうえで、その数字が実際どのくらいのハードルなのかを見ていきます。
計算してみる:月10人=3日に1人
計算ステップ | 計算 | 結果 |
|---|---|---|
① 毎月のホームページ費用 | 300,000円 ÷ 36か月 | 約8,300円 |
② 新規客1人の粗利 | 1,200円 × 70% | 840円 |
③ 必要な新規客数 | 8,300円 ÷ 840円 | 約9.9人 → 月10人 |
月に10人。ひと月の営業日を25日とすれば、2〜3日に1人のペースです。カフェはご夫婦や友人同士の2人連れも多いので、組数で言えば月5組ほど。「多い」と感じるか「それくらいなら」と感じるかは、次の実データを見てから判断してみてください。
答え合わせ:実際のカフェのホームページには月720人が来ていた
当社が制作・運営している山形県南陽市のカフェ「icho cafe」の実際のデータ(GA4・Search Console)を見てみます。詳しくは事例記事で公開していますが、要点は次のとおりです。
- ホームページへの訪問者は月間約720人(人口約29,000人の街のカフェです)
- 新規ユーザーの約56%はGoogle検索経由。「熊野大社 カフェ」では検索1位
- 最も見られているのはトップページ、次いでメニューページ(月521回閲覧)——お客様は来店前にメニューを確かめています
ここで試算と突き合わせてみましょう。損益分岐は「月10人の来店」でした。ホームページの訪問者は月720人。訪問者のうちわずか1.4%が来店につながるだけで、損益分岐を超える計算になります。もちろん訪問者全員がお客様になるわけではありませんが、実際の店頭でも「ホームページでこのメニューを見て来た」と教えてくださるお客様は珍しくありません。月10人という分岐ラインは、720人が毎月メニューを見に来ている場所にとって、決して高いハードルではない——これが実データからの答え合わせです。
試算のゴールは「3日に1人」。実際のホームページは「1日に約25人」に見られている。この2つの数字の間に、カフェのホームページの費用対効果があります。
自分のお店の数字で計算してみよう
ここまでの計算は、次の1行にまとめられます。
必要な新規客数(月) = 月あたりのホームページ費用 ÷(客単価 × 粗利率)
客単価別の早見表も置いておきます(月費用8,300円・粗利率70%の場合)。
客単価 | 1人あたり粗利 | 黒字転換に必要な新規客数 |
|---|---|---|
800円 | 560円 | 月15人 |
1,000円 | 700円 | 月12人 |
1,200円 | 840円 | 月10人 |
1,500円 | 1,050円 | 月8人 |
2,000円(ランチ・セット中心) | 1,400円 | 月6人 |
原価率はお店によって25〜35%程度の幅があります。ご自身のお店の原価率が分かる場合は、粗利率(100% − 原価率)を式に入れて計算し直してみてください。ランチセットやスイーツで単価が上がるほど、必要な人数は減っていきます。
よくある質問
Q. Instagramで発信しているのですが、ホームページも必要ですか?
A. Instagramはやめる必要はなく、役割分担がおすすめです。日々の新作や旬の情報はInstagram、定番メニュー・営業時間・アクセスといった「いつ見ても正しい情報」はホームページ、という使い分けです。実際、上で紹介したカフェでもこの2本立てで運用しています。使い分けの考え方はSNSとホームページの使い分けで詳しく解説しています。
Q. ホームページ経由で来たお客様かどうか、どうやって分かるのですか?
A. ご注文時やお会計時に「何を見て来られましたか?」と一言聞くのがシンプルです。あわせて、当社のプランには月次アクセスレポートが含まれているため、何人がサイトを見て、どのページ(メニューなど)が読まれているかを毎月確認できます。
Q. 新規のお客様が増える以外の効果はないのですか?
A. あります。この試算には含めていませんが、「今日やってる?」の問い合わせや行き違いが減る、臨時休業のお知らせを確実に届けられる、メニューと価格を自分のタイミングで更新できる、といった効果も期待できます。試算は「新規のお客様だけで元が取れるか」という控えめな見積もりだとお考えください。
まとめ|試算は「3日に1人」、現実は「毎日25人が見ている」
最後に、今回の試算をまとめます。
- ホームページの費用は3年総額30万円=月あたり約8,300円(当社プランの場合)
- 客単価1,200円・原価率30%のモデルケースでは、月10人(3日に1人、2人連れなら月5組)で黒字転換
- 実際に運営しているカフェのホームページは月720人に見られており、訪問者の1.4%の来店で分岐を超える計算
業種によって数字は変わりますが、シリーズを通じて言えるのは、「ホームページの費用対効果」は雰囲気ではなく計算できるということです。美容室は3年で常連3人、整体院は3か月に1人の新規患者さん、居酒屋は月1組のグループ——ご自身の業種の回で、ぜひ計算してみてください。このシリーズは、今後もさまざまな業種で続けていく予定です。
山のむこうでは、カフェ・飲食店のホームページを初期費用12万円・月額5,000円(税別)で制作しており、ご契約前にプロトタイプ(仮デザイン)を無料でご確認いただけます。ご自身のお店の数字での試算も一緒にできますので、お気軽にご相談ください。