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【ホームページ効果試算】居酒屋は月1組の新規グループで元が取れる?粗利から計算してみた
「ホームページにお金をかけるくらいなら、その分お客さんに一品サービスした方がいいんじゃないか——」
飲食店の経営者さまなら、一度はそう考えたことがあるかもしれません。その感覚に数字で向き合うのがこのシリーズ。「何人のお客様がホームページ経由で来てくれたら、費用を上回ってプラスになるのか」を業種ごとの収支構造から計算しています(第1回:美容室版)。第3回は居酒屋です。
先に結論をお伝えすると、当社の料金をもとにしたモデルケースでは、必要な新規のお客様は月に4人。ただし居酒屋にはほかの業種にない特徴があります——お客様はグループで来るということです。つまり4人グループなら、月にたった1組。宴会で数えるなら年に4組で元が取れる計算になりました。順を追って見ていきましょう。
※この記事の数字は、仮定を置いたモデルケースによる試算です。効果をお約束するものではありません。客単価や原価率はお店によって異なるため、記事の後半にある計算式にご自身の数字を当てはめてみてください。
試算の前提を決める
ホームページの費用:3年間で30万円=月あたり約8,300円
ホームページの費用は、初期費用と月額維持費を合わせた「3年間の総額」で考えます。当社の料金プランの場合は次のとおりです。
項目 | 金額(税別) |
|---|---|
初期費用 | 120,000円 |
月額 5,000円 × 36か月(サーバー/ドメイン/SSL込み) | 180,000円 |
3年間の総額 | 300,000円(月あたり約8,300円) |
ゴールは「月8,300円ぶんの粗利を、ホームページ経由のお客様で稼げるか」。他社プランで検討中の方は、総額を差し替えれば同じ計算ができます(料金体系の見方は山形県のホームページ制作費用相場をどうぞ)。
モデルとなる居酒屋の前提
前提項目 | 仮定した数字 |
|---|---|
客単価(料理+ドリンク) | 3,500円 |
原価率(食材・ドリンク) | 売上の30% |
1人あたりの粗利 | 3,500円 × 70% = 2,450円 |
美容室や整体院と違い、飲食店には食材とドリンクの原価があります。その分、1人あたりの粗利は小さくなり、必要な人数は多くなる——ここまでは正直に認めます。しかし居酒屋には、それを補って余りある特徴があります。お客様が1人で来ることは、ほとんどないということです。
計算してみる:月4人=4人グループなら月1組
まずは人数ベースで計算します。
計算ステップ | 計算 | 結果 |
|---|---|---|
① 毎月のホームページ費用 | 300,000円 ÷ 36か月 | 約8,300円 |
② 新規客1人の粗利 | 3,500円 × 70% | 2,450円 |
③ 必要な新規客数 | 8,300円 ÷ 2,450円 | 約3.4人 → 月4人 |
月に4人。ここで居酒屋ならではの数え方に置き換えます。居酒屋のお客様は、仕事帰りの同僚、友人同士、家族——基本的にグループで来店します。4人グループなら、その粗利は 2,450円 × 4人 = 9,800円。月8,300円の費用を、1組で上回ります。
「月に1組、ホームページを見た4人グループが来てくれれば元が取れる」——ホームページを持つかどうかは、この目標を現実的だと思えるかどうかで判断できます。
宴会で数えるなら「年に4組」
さらに居酒屋には、単価の大きい宴会があります。仮に、コース4,000円 × 10人の宴会が1本入ったとしましょう。
項目 | 計算 | 金額 |
|---|---|---|
宴会1本(10人)の粗利 | 4,000円 × 10人 × 70% | 28,000円 |
ホームページの年間費用 | 300,000円 ÷ 3年 | 100,000円 |
年間に必要な宴会数 | 100,000円 ÷ 28,000円 | 約3.6組 → 年4組 |
宴会1本の粗则28,000円は、ホームページ費用の3か月分以上に相当します。忘年会・新年会・歓送迎会——幹事さんは「地域名 居酒屋 宴会 個室」のように検索して、コース内容と料金が分かるお店から候補にしていきます。年に4組、検索経由で宴会の予約が入れば、それだけで費用は回収。忘年会シーズンだけで達成してしまう可能性すらある数字です。
自分のお店の数字で計算してみよう
ここまでの計算は、次の1行にまとめられます。
必要な新規客数(月) = 月あたりのホームページ費用 ÷(客単価 × 粗利率)
客単価別の早見表も置いておきます(月費用8,300円・粗利率70%の場合)。
客単価 | 1人あたり粗利 | 黒字転換に必要な新規客数 |
|---|---|---|
3,000円 | 2,100円 | 月4人(4人グループ1組) |
3,500円 | 2,450円 | 月4人(4人グループ1組) |
4,000円 | 2,800円 | 月3人 |
5,000円 | 3,500円 | 月3人 |
原価率はお店によって25〜35%程度の幅があります。ご自身のお店の原価率が分かる場合は、粗利率(100% − 原価率)を式に入れて計算し直してみてください。
実際、飲食店のホームページは何人に見られている?
試算だけでは絵に描いた餅なので、実際の数字も紹介します。当社が制作・運営している山形県南陽市のカフェのホームページには月間約720人が訪れ、新規ユーザーの約56%がGoogle検索経由、閲覧されたページの上位はメニューページでした(実データはこちらの事例記事で公開しています)。業態は違えど同じ飲食店です。お客様が来店前にメニューと雰囲気を確かめる——その受け皿が毎月数百人規模で機能している実例として、参考になるはずです。
よくある質問
Q. 食べログやぐるなびに載せているのですが、ホームページも必要ですか?
A. グルメサイトをやめる必要はありません。ただ、グルメサイトはお店のページのすぐ隣に競合店が並ぶ「比較の場所」であり、掲載の続く限り費用や手数料もかかります。ホームページは、口コミや紹介でお店を知った人が「店名で検索」したときの受け皿になり、競合が並ばない場所でメニューや雰囲気を伝えられます。入口を増やして、予約はいつもの電話やグルメサイトで受ける、という併用が現実的です。
Q. ホームページ経由で来たお客様かどうか、どうやって分かるのですか?
A. ご来店時やお会計時に「何を見て来られましたか?」と一言聞くのがシンプルです。あわせて、当社のプランには月次アクセスレポートが含まれているため、何人がサイトを見て、どのページ(メニュー・宴会コースなど)が読まれているかを毎月確認できます。
Q. 新規のお客様が増える以外の効果はないのですか?
A. あります。この試算には含めていませんが、営業時間や定休日の問い合わせ電話が減る、最新のメニューと価格を自分のタイミングで載せられる、宴会コースを整理して見せることで幹事さんが選びやすくなる、といった効果も期待できます。試算は「新規のお客様だけで元が取れるか」という控えめな見積もりだとお考えください。
まとめ|「月に1組」なら、判断できる
最後に、今回の試算をまとめます。
- ホームページの費用は3年総額30万円=月あたり約8,300円(当社プランの場合)
- 客単価3,500円・原価率30%のモデルケースでは、必要な新規客は月4人=4人グループなら月に1組
- 宴会(4,000円×10人)で数えるなら年4組で年間費用を回収。宴会1本は費用3か月分以上の価値
「ホームページは効果があるか分からない」を、「月に1組、検索から新しいグループを呼べるか」という判断できる問いに変えること——それがこの試算の目的です。山のむこうでは、居酒屋・飲食店のホームページを初期費用12万円・月額5,000円(税別)で制作しており、ご契約前にプロトタイプ(仮デザイン)を無料でご確認いただけます。ご自身のお店の数字での試算も一緒にできますので、お気軽にご相談ください。