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【ホームページ効果試算】歯科医院は年3人の新患で元が取れる?粗利から計算してみた
「何人の患者さんがホームページ経由で来てくれたら、費用を上回ってプラスになるのか」を業種ごとの収支構造から計算しているこのシリーズ(第1回:美容室版)。第6回は歯科医院です。
歯科はこのシリーズで初めての「ほとんどの医院がすでにホームページを持っている」業種です。だからこそ、これから開業する先生や、古くなったサイトのリニューアルを考えている先生にとって、「その費用は何人の新患で回収できるのか」は押さえておきたい数字だと思います。
先に結論をお伝えすると、当社の料金をもとにしたモデルケースでは、必要な新患は年にわずか3人(4か月に1人)。新患1人の一連の治療がもたらす粗利が、ホームページの月額費用の4か月分以上に相当するためです。順を追って見ていきましょう。
※この記事の数字は、仮定を置いたモデルケースによる試算です。効果をお約束するものではありません。診療単価や患者さんの通院パターンは医院によって異なるため、記事の後半にある計算式にご自身の数字を当てはめてみてください。
試算の前提を決める
ホームページの費用:3年間で30万円=月あたり約8,300円
ホームページの費用は、初期費用と月額維持費を合わせた「3年間の総額」で考えます。当社の料金プランの場合は次のとおりです。
項目 | 金額(税別) |
|---|---|
初期費用 | 120,000円 |
月額 5,000円 × 36か月(サーバー/ドメイン/SSL込み) | 180,000円 |
3年間の総額 | 300,000円(月あたり約8,300円・年10万円) |
他社プランで検討中の方は、総額を差し替えれば同じ計算ができます(料金体系の見方は山形県のホームページ制作費用相場をどうぞ)。
モデルとなる歯科医院の前提
歯科の患者さんは、初診から治療完了まで複数回通院するのが通常です。そこで「新患1人の一連の治療」を単位に仮定を置きます。
前提項目 | 仮定した数字 |
|---|---|
新患1人の診療収入(初診〜治療完了までの合計) | 5万円 |
変動費率(材料費・技工料など) | 25% |
新患1人あたりの粗利 | 5万円 × 75% = 37,500円 |
診療収入は保険・自費の構成によって大きく変わるため、この5万円はあくまで計算のための仮置きです。ご自身の医院の「新患1人あたりの平均的な診療収入」が分かる場合は、ぜひその数字に置き換えてください(人件費や家賃は固定費なので、患者さんが1人増えたときの追加コストには含めていません)。
計算してみる:年に3人の新患で黒字転換
単価が大きいので、年単位で比べます。
計算ステップ | 計算 | 結果 |
|---|---|---|
① ホームページの年間費用 | 300,000円 ÷ 3年 | 100,000円 |
② 新患1人の粗利 | 50,000円 × 75% | 37,500円 |
③ 必要な新患数(年間) | 100,000円 ÷ 37,500円 | 約2.7人 → 年3人 |
年に3人、4か月に1人のペースでホームページ経由の新患さんが来てくれれば、費用は回収してお釣りが来ます。1日に何十人も診療する歯科医院にとって、影響を感じないほど小さな数字ではないでしょうか。
「4か月に1人、検索から新しい患者さんに出会う」——ホームページを持つ(作り直す)かどうかは、この目標を現実的だと思えるかどうかで判断できます。
しかもこの計算は、治療完了後に定期検診(メンテナンス)へ移行してくださる分を含んでいません。年3人の新患さんが検診に定着すれば、その方々は翌年以降も通い続けてくれます。実際のハードルは、年を追うごとにさらに下がっていくと考えられます。
自費診療なら、さらに少ない人数で届く
ホワイトニング・矯正・インプラントといった自費診療は、まさに「ネットでじっくり調べてから医院を選ぶ」分野です。金額が大きいぶん、1件あたりの粗利も大きくなります。単価数万円のホワイトニングなら年に数件、数十万円規模の矯正やインプラントであれば、1件で年間費用を大きく超える計算になります。自費メニューに力を入れたい医院ほど、ホームページでの丁寧な説明が費用対効果に直結します。
自院の数字で計算してみよう
ここまでの計算は、次の1行にまとめられます。
必要な新患数(年間) = ホームページの年間費用 ÷(新患1人の診療収入 × 粗利率)
新患1人あたりの診療収入別の早見表も置いておきます(年間費用10万円・粗利率75%の場合)。
新患1人の診療収入 | 1人あたり粗利 | 黒字転換に必要な新患(年間) |
|---|---|---|
3万円 | 22,500円 | 年5人 |
5万円 | 37,500円 | 年3人 |
8万円 | 60,000円 | 年2人 |
10万円 | 75,000円 | 年2人 |
変動費率(材料費・技工料の割合)は診療内容によって変わります。ご自身の医院の数字が分かる場合は、粗利率を差し替えて計算し直してみてください。
歯科は「持っているのが当たり前」だからこそ、中身で差がつく
冒頭で触れたとおり、歯科はほとんどの医院がすでにホームページを持っている業種です。患者さんは「地域名 歯医者」で検索し、Googleマップで通える範囲の医院を2〜3件ピックアップして、ホームページで診療内容・先生の人柄・院内の雰囲気を確認してから予約します。つまりホームページは、来院を決める直前の「分岐点」。比べられることが前提の業種なのです。
だからこそ、スマホで見づらい古いサイトや、情報が更新されていないサイトは、比較の段階で静かに候補から外されていきます。すでにホームページをお持ちの医院も、この試算は「リニューアル費用の回収計算」としてそのまま使えます。作り直しを検討すべきサインはホームページのリニューアル時期はいつ?にまとめています。
よくある質問
Q. 医療機関のホームページには広告のルールがあると聞きました
A. そのとおりで、医療機関のウェブサイトは医療広告ガイドラインの対象です。治療効果を保証するような表現や、誇大な表現、条件を満たさない体験談の掲載などにはルールがあります。当社では、ガイドラインに配慮した構成・表現を心がけて制作し、掲載内容は先生にご確認いただきながら進めますので、ご安心ください。
Q. すでにホームページがあります。リニューアルでも同じ計算になりますか?
A. なります。リニューアルの費用(3年総額)を、新患1人あたりの粗利で割るだけです。当社の場合、リニューアルも新規制作と同じ初期費用12万円・月額5,000円(税別)で承っています。ドメイン(アドレス)は引き継げるため、これまで積み上げてきた検索の評価を失わずに作り直せます。
Q. 新患が増える以外の効果はないのですか?
A. あります。この試算には含めていませんが、診療時間や休診日の問い合わせ電話が減る、初めての患者さんの不安(場所・駐車場・痛みへの配慮など)を事前に解消して予約のハードルを下げる、歯科衛生士などスタッフ採用の受け皿になる、といった効果も期待できます。試算は「新患だけで元が取れるか」という控えめな見積もりだとお考えください。
まとめ|「年に3人」なら、判断できる
最後に、今回の試算をまとめます。
- ホームページの費用は3年総額30万円=年間10万円(当社プランの場合)
- 新患1人の診療収入5万円・粗利率75%のモデルケースでは、年に3人(4か月に1人)の新患で黒字転換
- 定期検診への定着や自費診療を考えればハードルはさらに低い。既存サイトのリニューアルにも同じ計算が使える
「ホームページは効果があるか分からない」を、「4か月に1人、検索から新しい患者さんに出会えるか」という判断できる問いに変えること——それがこの試算の目的です。山のむこうでは、歯科医院のホームページを初期費用12万円・月額5,000円(税別)で制作しており、ご契約前にプロトタイプ(仮デザイン)を無料でご確認いただけます。ご自身の医院の数字での試算も一緒にできますので、お気軽にご相談ください。