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飲食店にホームページはいらない?グルメサイト時代の本当の役割

Web制作・集客のヒント
2026年7月21日
ホームページ制作
山形県
飲食店
集客
グルメサイト

「うちは食べログにも載っているし、Instagramも更新している。ホームページまでは要らないのでは?」

飲食店のオーナーさまとお話ししていると、本当によく出てくる疑問です。実際、飲食店はグルメサイトとSNSだけでもある程度お客様が来る業種で、「無くても回っている」お店が多いのも事実です。

結論からお伝えすると、ホームページは「集客の主役」としてではなく、「お店を選んでもらう最後のひと押し」と「他人のプラットフォームに依存しない土台」として必要です。この記事では、山形でホームページ制作を行う株式会社山のむこうが、実際に運営している山形県南陽市のカフェのアクセスデータをもとに、グルメサイト・Instagram・ホームページそれぞれの役割の違いと、ホームページが本当に効くお店の条件を解説します。

要点の先出し

  • グルメサイト・Instagram・ホームページは競合ではなく役割分担。それぞれ得意分野が違う
  • グルメサイト・SNS「だけ」の集客には、隣に競合が並ぶ・やめた瞬間に積み上げが消える・店名検索の受け皿がないという3つの構造的リスクがある
  • 当社運営カフェの実測では、月およそ720人がホームページを閲覧し、メニューページだけで月521回。お客様は来店前に「お店の中身」を必ず確かめている
  • 常連中心で今の規模を保てれば十分なお店には急務ではない。新規を増やしたい・客単価を上げたい・宴会や貸切を取りたいお店ほど効果が出る

グルメサイト・Instagram・ホームページの役割を整理する

まず前提として、食べログなどのグルメサイトもInstagramも優れたツールです。それぞれの得意分野を整理してみましょう。

グルメサイト

Instagram

ホームページ

得意なこと

「今夜どこにする?」の比較検討層への露出・予約受付

料理写真での世界観づくり・ファン化・旬の発信

お店の正式な情報整理・信頼づくり・こだわりを伝える

苦手なこと

他店との比較・点数評価から逃れられない

情報が流れて埋もれる。定番メニューや料金の全体像が伝わらない

単体での拡散力は弱い

情報の持ち主

プラットフォーム側

プラットフォーム側

自分のお店

費用

掲載プラン料・予約手数料など

無料(運用の手間はかかる)

制作費+月額維持費

この表のポイントは、3つが奪い合いの関係ではなく役割分担の関係だということです。そのうえで、グルメサイトとSNSの2本柱には、構造的な弱点があります。

グルメサイト・SNS「だけ」に頼る3つのリスク

リスク1|隣に必ず競合と点数が並ぶ

グルメサイトはお客様にとって「比較するための場所」です。あなたのお店のページのすぐ近くには、同じエリアの競合店がクーポンや点数付きで並んでいます。せっかく興味を持ってもらっても、「評価がもう少し高いお店」「クーポンのあるお店」に流れやすい構造で、どうしても点数と価格の競争に巻き込まれがちです。

リスク2|掲載をやめた瞬間、積み上げが消える

掲載料や予約手数料の負担が重くなっても、集客を依存していると「やめる」という選択がしづらくなります。そして掲載をやめれば、これまでの口コミもページも一夜にして表示されなくなります。Instagramも同様に、アカウントの凍結や仕様変更のリスクとは無縁ではいられません。プラットフォーム上の資産は、最終的には自分のものではないのです。

リスク3|「店名で検索した人」の受け皿がない

意外と見落とされがちなのが、ここです。お客様からの紹介、Instagramで見かけた、お店の前を通った——そんな人が次にする行動は、店名でのGoogle検索です。このときホームページがないと、検索結果に出てくるのはグルメサイトのページ(=競合が並ぶ場所)や断片的な口コミだけ。せっかく「このお店、良さそう」と思ってくれた人を、比較の土俵に送り返してしまいます。

実データ:お客様は来店前に「お店の中身」を確かめている

「そうは言っても、ホームページなんて本当に見られるの?」——ここは実際の数字でお答えします。当社が制作・運営している山形県南陽市のカフェ「icho cafe」のアクセス解析(GA4)では、次のような結果が出ています。

  • ホームページの閲覧者は月間およそ720人(人口約29,000人の街のカフェです)
  • 新規ユーザーの約56%はGoogle検索経由。「熊野大社 カフェ」では検索1位
  • 最も見られているのはトップページ、次いでメニューページ(月521回閲覧)

特に注目していただきたいのがメニューページの数字です。お客様は来店前に、「何があるのか・いくらなのか・自分に合うか」を必ず確かめています。グルメサイトのメニュー情報は古くなりがちですが、自分のホームページなら最新の内容と価格を自分のタイミングで見せられます。「行ってみようかな」を「行こう」に変える最後のひと押しが、ここで起きているのです。詳しいデータは山形の小さなカフェにホームページで月700人が訪れる理由で公開しています。

ホームページが果たす3つの役割

役割1|指名検索の受け皿になる

店名で検索した人が最初にたどり着く「公式の場所」を持つこと。競合の広告や点数が並ばない自分だけの空間で、メニュー・料金・雰囲気・こだわりを伝えられます。予約はそこからグルメサイトや電話・LINEにつなげば、既存の予約導線もそのまま活かせます。グルメサイトをやめる必要はありません。

役割2|単価の高い需要・宴会や貸切の受け皿になる

クーポン目当てではないお客様、記念日利用、宴会・貸切・法事や顧屋での利用、テイクアウトやケータリング——こうした単価の高い相談ごとは、点数で比較される場ではなく、お店の姿勢が伝わる公式サイトから生まれやすいものです。「宴会コースの詳細」「貸切のご相談」のページを持てるのはホームページだけです。

役割3|採用にも効く

人手不足が続く飲食業では、採用もホームページの大事な仕事です。求職者は応募前に必ずお店を検索します。働く環境やお店の考え方が伝わる公式サイトがあるかどうかで、応募のハードルは変わります。グルメサイトの点数は働きたい人の判断材料にはなりにくいですが、お店の想いが載ったページは響きます。

うちの店には必要?チェックリスト

次の項目に当てはまるものが多いほど、ホームページを持つ効果が出やすいお店です。

  • 紹介や口コミで来てくれるお客様が一定数いる(=店名検索されている)
  • クーポン目当てではない、単価の高いお客様や記念日利用を増やしたい
  • 宴会・貸切・テイクアウトなど、席売り以外の需要も取りたい
  • グルメサイトの掲載料や予約手数料の負担が気になっている
  • メニューや営業時間を自分のタイミングで正しく伝えたい
  • スタッフの採用に苦労している

逆に、常連さま中心で今の規模を保てれば十分、という段階のお店であれば、無理に急ぐ必要はありません。Googleビジネスプロフィール(Googleマップのお店情報)を無料で整えることから始めるのも立派な一歩です。大切なのは、お店の目指す方向に合わせて「比較される場所」から「指名される場所」へ軸足を移していくことです。

費用はどのくらいかかる?

ホームページの制作費は依頼先によって幅があり、一般的な相場観は山形県のホームページ制作費用相場で詳しく解説しています。当社の場合、飲食店のホームページは初期費用12万円・月額5,000円(税別、サーバー・ドメイン・SSL込み)で制作しており、メニューや価格はお店側で管理画面から簡単に更新できます。

「その費用は何人の新規のお客様で元が取れるのか」も、気になるところだと思います。実はこのカフェの実データを使って粗利から計算した試算記事があり、モデルケースでは3日に1人の新規客で費用を上回る結果になりました。数字で判断したい方はカフェは3日に1人の新規客で元が取れる?をあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 食べログやぐるなびはやめた方がいいのですか?

A. やめる必要はありません。「今夜どこにする?」と探している比較検討層への露出は、グルメサイトの得意分野です。ホームページは、そこで興味を持った人や紹介で知った人の「受け皿」として役割分担させるのが現実的です。集客の入口を増やし、最後の決め手を自分の場所で握る、という考え方です。

Q. Instagramは毎日更新しています。ホームページも頻繁な更新が必要ですか?

A. いいえ。定番メニュー・料金・営業時間・アクセスといった「いつ見ても正しくあるべき情報」はホームページ、日々の新作や旬の情報はInstagram、という使い分けなら、ホームページ側の更新は変更があったときだけで十分です。この2本立ての考え方はSNSとホームページはどう使い分ける?で詳しく解説しています。

Q. メニューの写真がプロっぽく撮れていなくても大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。飲食店の場合、お客様が知りたいのは「何が・いくらで・どんな雰囲気か」であり、広告のような完璧な写真より、実物が正しく伝わる写真の方が信頼につながります。なお当社では、ヒアリングをもとに文章や画像の用意も当社側で行うため、素材が揃っていない段階でもご相談いただけます。

Q. 制作期間はどのくらいですか?繁忙期を避けたいのですが。

A. 当社の場合、通常2〜4週間、素材が揃っていれば最短1週間で公開できます。既存サイトは公開したまま裏側で制作するため営業への影響はありません。忘新年会シーズンや観光シーズンなど、狙いたい時期から逆算した公開のご相談も可能です。

まとめ|「比較される場所」から「指名される場所」へ

最後に、要点をもう一度。

  • グルメサイトは比較検討層との出会いの場、Instagramはファンづくりの場。そしてホームページは、興味を持ってくれた人が最後に確認しに来る、あなたのお店だけの場所
  • 「だけ」に頼る集客には、競合との比較・積み上げの消失・受け皿の不在という構造的リスクがある
  • 実データでは月720人が閲覧、メニューページ月521回——来店前の「最後のひと押し」は実際に起きている
  • 新規を増やしたい・単価を上げたい・宴会や採用を取りたいお店ほど、効果が出やすい

山のむこうでは、山形県内の飲食店・カフェ・居酒屋のホームページを初期費用12万円・月額5,000円(税別)で制作しています。実際に運営しているカフェで成果の出ている構成をもとに、ご契約前にプロトタイプ(仮デザイン)を無料でご確認いただけます。「まずはうちの店に必要かどうか相談したい」という段階でも、お気軽にどうぞ。

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