こんにちは。
学習塾ESTEMの渡辺です。
みなさんは自分がどんな産業で働いているのか意識していますか?
産業がさまざまある中で今回は、第一次産業である農業の今後について深堀りしていきたいと思います。
と、その前にこの世の中にはどのような種類の産業があるのか見ていきましょう。
産業とは、人々が生活する上で必要とされるものを生み出したり、提供したりする経済活動の事です。
これは”コーリン・クリーク”と”ウィリアム・ペティ”が提唱した「ペティ=クラークの法則」に従ったもので経済が発展するにつれて第一次産業から第二次産業、第三次産業へとシフトしていくという形式です。
一般的によく目にするのが以下に示した三つの分類ですね。
第一次産業 - 農業、林業、水産業など。その他狩猟、採集など。
第二次産業 - 製造業、建設業、工業生産、加工業、電気・ガス・水道業など
第三次産業 - 情報通信業、金融業、運輸業、小売業、サービス業など
少し古いデータではありますが日本の産業構造は以下のグラフのようになっています。
産業別15歳以上の就業者の割合の推移(昭和45年~平成17年) 引用元:総務省統計局
このグラフを見ても分かりますように、日本は年々第三次産業が発展してきています。その一方で、第一次産業が衰退の一歩を辿ってしまっている現状があります。
しかし、今後の日本において重要なのは、この衰退の一歩を辿っている第一次産業だと私は考えます。
他の産業についても触れたいですが、今回は第一次産業、その中でも特に農業についてお話していきたいと思います。
みなさんは農業という言葉を聞いて何を想像しますか?
「力仕事」「休みがない」「田舎」「機械を操縦する」などいろいろ思い浮かぶと思いますが比較的マイナスイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
確かに、農業というのは特に休みという括りがあるわけでもないので、季節ごとに作物を育てている人からすれば年中無休です。まして、農業に関してはIoT化が充分に進んでいないため、大半が手作業となります、そのため、どうしても大変そうなどのマイナスイメージがつきやすいのではと思います。
実際に、今現在の農業従事者の 6 割以上が 65 歳以上の高齢者です。
このことが衰退の一歩を辿ってしまう大きな問題だと考えると共にもっと工夫をして農業を行っていく必要があると思います。
IoT 技術を駆使した農産物の育成など、研究がなされている段階(ドローンの積極的な導入の実験)なので実現すれば、今まで以上に取り組みやすく、始めやすくもあり農業従事者は増えていくと考えます。
農業にはたくさんの魅力があると思います。私自身、実家が農家でもあるため幼い頃からお手伝いをしてきましたがそのなかで感じた魅力を紹介します。
自分で作物を育てる、生産していくということは天候などの自然現象や害虫などに左右されます。
そういった自然を相手にした試練というものを乗り越えて収穫までたどり着けると思うのですが、そこで育てていくように命の大切さをより体感できるのだと思いますし、その時に農業のすばらしさに気づけるのだと思います。
米農家ですと春からの荒起し、育苗、代かき(荒代、植代)、田植え、水管理・草刈り、収穫などのように様々なことを中長期的な期間で行っていきます。手伝いをしてきて全体的な流れの管理というのはとても大変だと思いました。
田植えまでだけでなく個人的には植えた後の管理が特に大変だと感じています。
天候を気にしながらの水管理、トラックに乗り、田に出向いて水田の様子を見たり頻繁にしましたが、改めて大変さを実感したのと同時に、農業の大半を移動時間が占めてしまっていることも実感しました。
集積化がより生産性の高い農業への第一歩だと日々感じています。
自給自足が低下している日本において、農業を行える力、知識があるということは大切な生きる術を持っていることだと感じています。何かを食べることで生きていくことができますし、何かを作れる力というのは生涯に渡って活躍すると思います。
より IoT 化が進んであらゆることが自動化されていることもあり、いまだ自動化できていない部分の多い農業は現代の人にとって、あまり良いイメージを抱いていないかもしれませんが、自然と向き合え、気持ちのゆとりと収入のバランスを保つことが出来る農業のすばらしさに気付いてほしいと強く思います。
私は、農業改革の必要性があると感じています。と言いますのも、まず第一に農業従事者の多くが比較的どんぶり勘定で経営の感覚がないのではと感じています(いくつか例を見てきました)、農業も自営業の中の一つのビジネスであると思うのでもっと細かく収支管理をしていく必要性があるのではと感じています。
また、農業をやめたり、年齢的に農業を続けることが厳しくなって、農地をそのまま放置するという光景が地方に行くほど見られます。
こういった放棄されている農地の回収(農業従事者に借用するなど)をして、農業従事者一家庭当たりの農地面積を 10ha(水田稲作では最大効率)程度に拡散する支援を行ったり、経営環境を改善したり、そもそもの農地価格が他国に比べて高すぎるため(他用途転用後の期待が含まれているため高い)、価格を見直す必要があると考えます。
また、世界の穀物価格が 2000 年と比較すると米が 5 倍、小麦が5倍、トウモロコシが 3倍など上がり続けている現状があります。
食料自給率が約 40%の日本にとっては大きな問題(輸入費用大)であるため、この問題を脱却するためにも日本の農業全般の支援、魅力を伝え、担い手不足を解消していく必要性があると感じています。
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