学習塾ESTEM
ESTEMからのお知らせ

ギャンブルの授業

こんにちは、ESTEMの大垣です。私はここ1週間ほど米沢を離れ、ラスベガスにおりました。NABという放送関連の展示会を視察していたためです。

そこで買ってきたお土産が、定番のコインチップ型のチョコレート。見た時から、これは授業に使える!!ということで、たくさん買ってきておりました。というのも、カジノで行われている賭け、ギャンブルというものは運によるものであり、確率によるものです。子どもたちもゲームを楽しみながら実感できるということで、チョコを賭けて確率の計算について学んでいきました。

今回の授業では、小学4年、5年のお子さんで、確率はまだやっていない(人工知能教材Qubenaをつかってどんどん進めているため、場合の数はすでに終わらせている子もいましたが)ので、確率というほどではない、場合の数を数えていこうという題材にしました。

簡単にできる確率トランプワークショップ

内容はこうです。

ゲームの概要

今回は生徒が3名だったので、Aが1枚と、K・Q・J・10のトランプを2枚ずつ、計9枚用意しました。そして、2枚ずつ配っていきます。その2枚で役を作って、強さを競うというゲームをやりました。役の強さは以下のとおり。

ゲームの役

①最強:2枚ペア

K-Kなど、2枚が同じものが最も強い役です。強さの順は数字順で、K-K、Q-Q、J-J、10-10の順に強くなっています。

②ちょい強:Aを含む

1枚のAが含まれている場合、2枚ペアの次に強くなります。

③ふつう:足した合計の数

上記のペア、Aを含む以外のパターンは、ヒラの役ということで、数字を合計して、多いほうが勝ちになります。相手の同じ合計数の場合、大きい数字が含まれているほうが勝ち、それでも決着がつかなければ大きい数のマークがスペードのほうが勝ちです。

ゲームの流れ

ディーラーはカードをよく切って、2枚ずつ生徒に配ります。生徒は必ずチップを1枚賭けます。そして、よく自分の役を考えて、チップを上乗せするか考えます。上乗せしたら、乗って同じチップを賭けるか、おりて1枚だけ払うか決めます。そして、手を開いて、勝った人の総どりとなります。ポーカーの非常にシンプルなバージョンですね。

場合の数と確率の計算をさせてみる

シンプルな場合の数

最初の数回は、残っている3枚も見せてあげます。そうすると、自分の分2枚と、残りの3枚、計5枚がわかっているわけですから、必然的に残り4枚の組み合わせもわかります。人を区別しなければ3通りですから、書き出せますね。それと自分の数を比べて、何通りで勝って、何通りで負けるか数え、勝ちの通りのほうが多いか判断してみます。

例えば10♡,K♡をもっていて、J♡,K♠,A♠が残っていたカードの場合、相手のパターンは
①「10♠-J♠:Q♡-Q♠」
②「10♠-Q♡:J♠-Q♠」
③「10♠-Q♠:J♠-Q♡」
の3通りがあります。

①の場合、QのWがあるので、間違いなく負けてしまいますね。②、③のときはJ-Qの人と合計数では引き分けになりますが、自分がKと多い数を持っているので、どちらも勝ちになります。つまり、2/3で勝ちになるわけです。これは十分勝てそうですね。このように、何通りで勝ち、何通り負けるか数えていってもらいます。

通常ルールの場合

何回かやってきて慣れてきたら、残りの3枚を見せずにゲームをしています。自分の2枚以外の7枚がわからない状態なので、21通りありますね。すこし複雑になります。その中で何パターン勝てるか、数えていってもらいます。

だんだん進めていくと、シンプルなルールなので、だいたいどの手札が来たら勝てるか、負けるか、わかるようになっていきます。

息抜き:ちょっと特殊なルール

だんだんパターンが決まってくるので、場合の数に慣れてしまうと面白みがなくなってしまいますが、ゲーム性を残すために、残りの3枚のうち、各自1枚だけ見てもよいというルールをつけたすと、チップでの駆け引きが出てきて面白くなります。

自分の2枚しか見れないと、強気でくるときはある程度強い手札と決まっていますが、3枚目が見れると、そこから自分なりの推理をしてチップをあげてくるのかもしれないという、駆け引きが生まれてくるのです。

うまくワークショップをまわすコツ

ゲームをするというと楽しんでしまって、どんどん進めてしまいそうになりますが、必ず考える時間を3分とか5分とかとって進めていくと、みんなしっかり場合の数を計算しようとするので良いですね。

あと、自分の手札や見たものについては必ず黙ってもらうようにルールをつけるなど、ゲームを台無しにしない工夫も必要です。自分の手札についてしゃべったらチップ1枚没収!とか。

ぜひやってみてください

正直、10分ほどでぱっと考えたゲームなので、いくらでも穴があるでしょう。しかし、少し考えないと自分の勝率はわからないと思いますし、数えようと思えば数えられるので場合の数や確率入門として使うにはちょうどよいかと思います。

できればこういうゲームを通して、確率計算をすることが当たり前になり、数字による根拠をしっかり持とうという考えに慣れてくれるとありがたいです。もうちょっとこのゲームも工夫して、自分の直感と確率は意外とちがうんだということを見せていければ、もっと面白くなると思うのですが。

実践的な学びをする米沢の塾、ESTEMです

何も確率がつかわれるのは賭けごとに限った話ではありませんが、よくつかわれるような「赤玉を引く確率は?」みたいに何に使うんだろう?という問題ではなく、実際のゲームの中で勝ち負けに結び付く形で確率が勉強できたほうが、面白いし興味も出ると思います。

確率の話だけでなく、さまざまな分野について、できるだけ実践的で応用が利くような教え方をしていくために、学習塾ESTEMではさまざまなツールをつかっていきます。そんな実践的な学びの場に興味がある方は、ぜひお問い合わせか、米沢市金池北村公園向かいで授業をしておりますのでお気軽に見学にいらしてください。

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