学習塾ESTEM
ESTEMからのお知らせ

理解力を育む授業②

★目次★

こんにちは。
ESTEMの渡辺です。

前回に引き続き、今回も理解力の授業についてご紹介したいと思います。

授業風景

前回に引き続き、国語の文章への理解力読解力を高めるために学校のテストでは問われないような正解のない問題に対してディスカッションを通してストーリーの先を考え、内容をまとめるトレーニングを行いました。

 

 

話の内容をまとめる

例えば次のような問題です。

 

 


Q. それは…に続く話の内容を知りたい人がいる。以下の物語の続きを考え根拠も添えて説明せよ。

1.小人の世界では、人間に見つかるとその日の夜に、その見られた人間の家の屋根に上らなくてもならない。それは…

2.ある地方では、一部の女性が男装をして生涯生活をしなくてはならない。それは…


 

 

これらの問題を解くうえで大事になってくることは、まずは意見を出してみるということです。

そしてもう1つが、相手を納得させるような話の構成を考えることです。今回取り組んだ問題は正解が1つではないので、まずはどんな回答であれ答えらしきものを出していくことが大事になってきます。

この点については、2人とも活発に意見を出してくれていたので全く問題ありませんでした。

それぞれが活発に意見を出してくれるだけでなく、「その話だとこうなるんじゃない?」というように2人で互いの意見を深めあってくれていたので、10分程で1つの納得できる仮説を立てられるようになっていました。

初めの「小人の世界」のような問題では、舞台設定がフィクションのものになるので、比較的自由に自分たちの意見を述べることができます。2人は週刊少年ジャンプのような漫画雑誌を読んでいたり、物語についてはいろいろ知っているようでした。

白雪姫の小人から考えて、なんで小人はみんなおじさんなんだろうとか、小人は人間にとって敵なのかどうかなど、あらゆるキーワードからストーリーの広げてくれました。

おかげで序盤からディスカッションも大盛り上がり(笑)。次々に世界観を作りだしてくれました。

 

 

状況を把握する・察する

先ほどの物語を考えていく内容について触れた後は、写真や文章から状況を把握し説明してみる形式の問題に取り組みました。

 

 


Q. 理解不能な状況である以下の文章や絵を見て、そこに適切な根拠を述べて状況を説明せよ。

何故か、この車両だけ人がいない。


 

 

この問題に対する回答もたくさん出ました。

初めのうちは、「事故車両だから」「臭いから」「もともと見えてない心霊車両だから」「びっくりするほど汚いから」など意見が出ました。

一緒にこの絵をみて考えている人であれば、それもあるかもしれないと考えると思います。

ただ、この写真を初めて見てその人に対して説明すると考えるとどうでしょう?そういうことも考えながらまた意見を出してみるように提案すると、「車両に貼られている広告の内容的に都会のほうの電車だから~」「朝早い電車とか最終電車かな?」と鋭い推測をし、一連を説明してくれました。

とても現実味のある内容でそれを聞いていたスタッフも「確かに」と頷いていました。

 

 

授業の進めかた

今回取り組んだ問題について、問題の文章の不可解な点はすべてホワイトボードに書き出していきました。

 

意見をたくさん出してくれた反面、想像が広がりすぎて当初の問題で問われていることから逸れてしまう場面があったので、そういうときは問題を再確認し、軌道修正をしていきました。といっても、話が脱線してしまうことはよくあることですし、意外にそこから回答の糸口が見えることもあるので、多少の脱線は許容しながら進めていきました。

 

 

物語の構成

また、物語の構成の仕方を改めて確認していくこともしました。物語には、必ず語られるがあって、同時に今の行動にいたる原因である過去と現在の行動の先にある未来があることを確認していきました。

A君の様子としては、口が止まらないほど意見を出してくれた印象です。その意見を引き出す力がある分、物語の構成や問題文のナゾを解くことをいつも心に留めておくことをアドバイスをすると、すぐに1つのつながりを考えてくれて説得力のある回答を出してくれていました。

B君は、じっくりと問題の舞台背景をかみ砕いている様子が見られました。回答までの時間はA君よりは長かったのですが、回答が浮かばないというよりも、自分の推測する回答に矛盾が生じて、矛盾点を解消するために時間を取っていた様子が伺えました。

B君の回答では、A君が拾い切れていなかった詳細な疑問点を解消する理由を述べてくれたり、スタッフに「なるほどな」と感じさせる場面も多かったです。

まとめ

今回の授業で触れた問題は非常に面白かったですね。授業を行う前から、どんなことを考えてくれるのかワクワクしていました。

このようなディスカッションをすることで物事の詳細なところまで踏み込めるだけでなく、お互いのコミュニケーション力意見を述べる発表する力文章力というのも同時に鍛えることができます。

また、「世の中に絶対的に正しいものはないんだ」ということと「自分の想いは、納得のいく根拠を示せば受け入れてもらえる」という2つの点についても自然と感じ取ってくれたのではと思います。

 

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