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ESTEMからのお知らせ

理解力を育む授業①

こんにちは。
ESTEMの渡辺です。

当塾では、理解力を育む授業として、ある物事について書かれたプリントを生徒に見てもらいながらホワイトボードを用いてみんなでディスカッションしていく授業も提供しています。

授業風景

先日からこの授業に取り組んでいる生徒とのやりとりについて触れながら、ご紹介していきます。

 

理解力とは

何かを理解するということは、物や概念を自分なりにイメージしてみて、そのイメージが合っているかどうか検証していき、少しずつそのズレをなくしていくということです。

理解力を学ぶ・鍛えるというのはいまいちピンと来ないかもしれません。しかし、この理解力こそ物事の仕組みや状況の判断、問われていることに対して適切な答えを出すために必要な能力です。勉強の能率を上げるための勉強、いわば勉強をするための基礎になる部分とも言えるのではないでしょうか。

「理解力」は理解の「速さ」と「的確さ」で語られることが多い

「理解力」はビジネスシーンでは、大変重要視される能力です。相手の言っていることが打てば響くように理解できる人と、何度言ってもピンと来ない人では、仕事の生産性に雲泥の差ができることでしょう。

引用元:マイナビ

例えば、はさみの絵を見て、はさみを知っている人は、瞬時に「はさみ」と判断することができます。また、はさみを知らなくても、のこぎりなどの似た道具・工具の知識を使って、はさみがどのようなものか判断することができるでしょう。

この例のように、頭の中にある知識と照らし合わせることや、持っている情報から新たな雛形を作り出すことを理解するといいます。

 

理解力を鍛える授業

当塾では、理解力を鍛えるための授業として、想像力を働かせ、これはどういう構造になっているのかなどを相手に納得してもらえるように、自分なりに根拠を述べて説明してもらうことを取り入れています。

まずはイメージしてみるということで仮説の形成から開始です。

 

言葉のイメージ化&記憶化

初めに、「ランダムに表記された10個の単語を暗記し、書き出す」という課題に取り組みました。

自分の中にある他のものと結び付けていくと理解も記憶もしやすくなります。それを実感してもらうために暗記をしてもらいましたが、A君は「暗記苦手なんですよね」と言っていたものの、かなり記憶してくれ驚かされました。

「自分なりにストーリー仕立てにして記憶すると覚えやすい」という話をしたところ、A君は「歌にして覚えました!」と実際に口ずさんでくれました。その後、同じ問題で今度は自分たちで単語を考え出題しあうといった課題に取り組み、具体的なイメージをする記憶方法を試してもらいました。

お互いに出題する単語を考えるときも、A君は「身近にある簡単なものを多くして逆に分かりづらくする」と言いながら、B君はA君が分からなさそうなものを挙げるなど、楽しんで出題しあっていました。

最終的に2人とも「イメージした方が覚えやすい!」と、イメージする重要性を実感してくれていたようでした。

 

イラストの説明&実践

紙切りばさみ・糸切りばさみ・梳きばさみなど何種類かのはさみのイラストや、様々な人物のイラストを見てそれがどういったハサミなのか、どういった状況なのかをそれぞれ想像し、自分の言葉で説明してもらうために自分なりにイラストを観察して考察を加えていくということの実践を行いました。

勉強が苦手な子は丸暗記をしようとして、自分なりに抽象的な内容をかみ砕いて、それを言語化することが難しい子が多いものです。

紙切りばさみの説明は「ここ(グリップ)をぎゅっと握って紙などの柔らかいものを切る道具です」「刃の方を人に向けて渡すと危ない」「刃が相手に刺さるかもしれない」など擬音や実物を使って自分なりの言葉で一生懸命説明してれました。

4種類のはさみのイラストを見ながらそれぞれのはさみを説明するときも、分からないものは自分で仮説を立てながら説明し、最後にタブレットを使ってハサミの画像を検索してそれぞれがどういったものであるかを調べました。

 

そこから、サソリのはさみについて説明してもらいましたが、「つるつるしていると獲物に逃げられる」「切れ味が良すぎると物が切れてしまって掴めない」「紙切りばさみなどよりも手のようになっている」など、様々な視点からのことを発言してくれました。

 

また、人物のイラストを見て状況を説明する課題では、人物の表情はもちろん、服装や靴など細かいことにも気づき、予想を立てられていました。

その他、一見すると泣いている女性のようなネガティブに見えるイラストについての問題でも「ポジティブな場合で考えてみることを提案すると、イラストに書いてある水のようなものを涙ではなく汗と捉えたり、つばと捉えたりという発想の転換をしてくれ、想像力に驚かされました。

 

文章からの状況把握

状況を説明した短い文章を読み、各状況に対するフォローとしてどのようなものが考えられるか、という課題に取り組みました。この課題では、A君が意見を出してB君が補足のような形で自分の意見を出し、2人とも自分の意見を思いつくままにどんどん出していく、というシチュエーションが多く見られました。

こちらが制止しないと止まらないくらい、2人とも次々と状況の説明を進めてくれました(笑)。

創造力を広げ、様々な視点からの見方というところから、言葉の性質文章の読み解きなどについて進めていきたいと思います!

次回からの授業も楽しみです!

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