スタッフの中山です。
今日は、大学で研究をしている”炎”のお話をしたいと思います。
調査をしていて、ふと感じたことを記事にしました。
まずは炎の歴史から振り返りたいと思います。
“炎”の利用の歴史は大変深いです。
はじめて人間が炎を利用したのは50万年前も昔と言われています。
それまでは、焼肉も、あったかいスープも食べることができなかったんですね。
今の時代に生まれてきてよかった!
まだ炎が利用されなかった時代。
炎は人間にとっておそろしいものでした。
噴火や森林火災など、
触れたものをすべて焼き払ってしまうものでしかなかったからです。
あるいは、神聖なものとして崇められたりしました。
しかし、人間。
恐怖より好奇心が勝るのですね。
いつしか、炎の一部を持ち帰り利用し始めます。
そうして徐々に炎は
神聖なもの = 人間の手には負えないもの
から
便利なもの = 人間の手でコントロールができるもの
へと変化していきました。
炎で調理をしたりすることが当たり前の時代となって数世紀が立ちました。
すっかり便利なものに変わった炎でしたが、
それでも時々人間に“災害”となって襲い掛かります。
ヨーロッパでは炎の爆発による炭鉱の事故などが発生します。
困った人類はいよいよ、炎の研究を始めます。
すると炎はさらに便利でコントロールができるものに変わっていきます。
それに伴って研究の目的も変化してきます。
始めは炎の災害を防ぐことを目的としていましたが、
やがて、炎のエネルギー利用について研究をし始めます。
これまで人間の知恵と災害の争いの歴史を振り返ってきました。
命をおびやかす自然現象をも、
人間は知恵を使って乗り越え、利用するまでになりました。
その結晶が今の身の回りにある化学製品につめこまれています。
例えば、理科室においてあるガスバーナーは
レバーをひねって、チャッカマンを近づけると炎がついて同じ場所で燃え続けますよね?
これは、ホースを昇ってくる可燃ガスのスピードと炎の燃えて広がるスピードが釣り合っている(同じ)だからです。
少しでも昇ってくる可燃ガスのスピードが速ければ、
炎は吹き飛んで利用できなくなってしまいますし。
逆に、炎の燃えて広がるスピードが昇ってくるガスのスピードよりも早ければ、
炎が逆流して大惨事になってしまいます。
炎を利用できるガスバーナーのテクノロジーは
きわどいバランスの上に成り立っていることが分かりました。
このことは炎の利用だけに限った話ではなく、
あらゆる自然現象に共通します。
科学技術は、きわどいバランスの上にあります。
そのバランスをどうとっているかは
科学製品であれば取扱説明書として詳しく書かれています。
現代の化学製品は種類にあふれ、便利ではありますが、
一方で、仕組み(テクノロジー)が高度になりすぎて、理解までの壁が厚くなっています。
それをコントロールできているのだ、と根拠もなく決めつけていると、
いつ製品が災害になって牙をむいてきてもおかしくありません。
昔の人類がおそれながらも炎をなわばりに持ち帰ったように、
どこかにモノに対して疑うような気持ちを持つことが豊かな生活には欠かせないのかもしれませんね。
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