2020.02.26
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
私たちの生活は時を経て、技術が進み、あらゆる面で豊かになってきました。一方で、技術が進むにつれて地球温暖化という問題が表れ、南極の氷河が溶け出していることやそれによって海面が上昇し、失われた島など数多く存在します。
また、生物の絶滅、自然破壊の問題だけでなく、我々人間の中では性別の多様性、人権の尊重など様々な面において世界全体で考えていかなければならない中で、2015年に国連サミットにおいてSDGsというものが合意されました。
おそらく皆さんも1度は聞いたことのあるSDGsについて触れていきたいと思います。
SDGs(Sustainable Development Goals)とは、持続可能な開発目標という意味です。
これは世界共通の17のグローバル目標と169のターゲット、その成果を図るための232の指標から構成され、これらは2030年を期限に達成を目指すというものです。
もともとSDGsの前にはMDGs(Millennium Development Goals)という国際開発目標を統合したミレニアム開発目標がありました。これは2015年を期限として開発途上国の貧困・教育・健康・環境などを改善するための8つのゴールと21のターゲットを掲げたものでした。
この目標により、一定の成果を上げたものの課題も残り、その問題解決に加え、社会経済・人権などのグローバリズムの問題も加味して、後継として新たに合意されたのがSDGsというわけです。
引用元 : 国連開発計画駐日代表事務所
ここでは17の大きな目標とそれらを達成するための具体的な169のターゲットについて例を挙げながら取り上げていきます。
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
例: 2030 年までに、現在 1 日 1.25 ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
例: 2030 年までに、飢餓を撲滅し、すべての人々、特に貧困層及び幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにする。
あらゆる年齢のすべての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
例: 2030 年までに、世界の妊産婦の死亡率を出生 10 万人当たり 70 人未満に削減する。
すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
例: 2030 年までに、すべての子どもが男女の区別なく、適切かつ効果的な学習成果をもたらす、無償かつ公正で質の高い初等教育及び中等教育を修了できるようにする。
ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
例: あらゆる場所におけるすべての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。
すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する
例: 2030 年までに、すべての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ平等なアクセスを達成する。
すべての人に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
例: 2030 年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的アクセスを確保する。
すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する
例: 各国の状況に応じて、一人当たり経済成長率を持続させる。特に後発開発途上国は少なくとも年率 7%の成長率を保つ。
強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る
例: すべての人々に安価で公平なアクセスに重点を置いた経済発展と人間の福祉を支援するために、地域・越境インフラを含む質の高い、信頼でき、持続可能かつ強靱(レジリエント)なインフラを開発する。
国内および国家間の格差を是正する
例: 2030 年までに、各国の所得下位 40%の所得成長率について、国内平均を上回る数値を漸進的に達成し、持続させる。
都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする
例: 2030 年までに、すべての人々の、適切、安全かつ安価な住宅及び基本的サービスへのアクセスを確保し、スラムを改善する。
持続可能な消費と生産のパターンを確保する
例: 開発途上国の開発状況や能力を勘案しつつ、持続可能な消費と生産に関する 10 年計画枠組み(10YFP)を実施し、先進国主導の下、すべての国々が対策を講じる。
気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
例: すべての国々において、気候関連災害や自然災害に対する強靱性(レジリエンス)及び適応力を強化する。
海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
例: 2025 年までに、海洋堆積物や富栄養化を含む、特に陸上活動による汚染など、あらゆる種類の海洋汚染を防止し、大幅に削減する。
陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る
例: 2020 年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥じめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。
持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する
例: あらゆる場所において、すべての形態の暴力及び暴力に関連する死亡率を大幅に減少させる。
持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
例: 課税及び徴税能力の向上のため、開発途上国への国際的な支援なども通じて、国内資源の動員を強化する。
SDGsは必ずやらなければならないという拘束目標や実施手段を設けていません。目標とターゲットについては各国の国情、開発水準などを考慮に入れたうえで、普遍的に適用することを原則としています。
SDGsはまず大きな目標を掲げその目標に向かって、全世界の人々が行動を起こすための新しい考え方のもとに作られたものです。この目標設定について17の目標を改めて見ると、決して他人事ではありませんよね。
これらの各目標への挑戦というのは、私たちすべての人の参加にかかわっています。
ぜひ自分事としてとらえ、自分の行動を変えるきっかけ、見直すきっかけになればと思います。
2020.02.24
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
先日の授業で、私が担当した生徒が紙パックを用いた工作に興味を示していたので今回は紙パックでいろいろなものを作っていこうということで取り組んでいきました!
今回は、紙パック工作を3つほど準備していたので早速取り組んでいきました!
まずは、自由に絵をかいてもらった傘袋をチップスター(代用しました(^_^;))容器に組み込み、ストローから息を吹き込んだときにびっくり箱のように出るという仕組みのものを作成していきました。
完成品はこんな感じです↓
ここの工作の絵を描く部分ではうんちの絵をいくつか書いてそれぞれにキング・剣士と名前を付けて物語も作っていました(笑)
容器内に入れて膨らませていったときはすごい盛り上がってくれ、楽しんでいました。
また、膨らませた後にその空気を手でつぶしながら押し出した場合と中の空気を吸い込んで空気を出した場合での傘袋の状態の違い疑問を持ってくれていました。
他にも、息を吹き込むときと中の空気を吸い込むときの違い(吸いやすさ)にも注目すると面白いですね。
次に、紙パックとタコ糸を主に用い、タコ糸を操作するだけで紙パックがくるくる回る“コマ”を作りました。 ここの工作では、すんなりと工程が進んだこともあり、実際に遊ぶ時間をたくさん取ることができました!
最初にある程度タコ糸を巻いていく部分は大変そうにしていましたが、1度回転させるとうまく糸の様子(緩まり)を見極めてコマをコントロールし、数回でマスターしていました。
紙パックから「ビュンビュン」と音が聞こえるくらいに回してくれていました!
また、タコ糸を引っ張ったり緩めること、糸の元に戻ろうとする力がキーポイントになっていることに気付いてくれたようでした\(^_^)/
最後は、ブーメランの達人になろう!ということで、スライド資料を参考にしてもらいながら紙パックを成形し、ブーメランを作成していきました。
ここに重きを置いてやる予定でしたが、コマに夢中になってしまいなかなか時間を取れなかったため、共同作業で作成しました。
実際に作って遊んでみると、うまく戻ってこないことから、ブーメランの羽の重みが足りないことや紙パックの柔らかさが影響しているところに気づいてくれました!
失敗から学べることって非常に多いので、印象に残る工作になってくれたと思います!
授業が終了してから、お迎えまで時間があったので段ボールを使用して空気砲を作りました。
空気の流れを知るために、線香の煙を段ボール内に補填させて発射してもらったり、自分の顔を近づけてその威力を試したりしていました。
今回は、計4つの工作を行いましたので盛沢山でしたが、楽しく取り組んでくれたようでうれしいです!
紙パック工作のコンテンツは難易度がたくさんあるだけでなく材料も揃えやすいものが多いですので工作するのにおすすめです。ぜひみなさんもやってみてください!
2020.02.20
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
「アクティブラーニング」をご存知でしょうか。
近年、よく耳にする言葉であり、教育方針として推奨されている1つの学び方です。この学び方自体は特別新しいものではないですが、注目される理由について触れていきたいと思います。
また、実際にどのような取り組みをしているのか、一体どんな目的でこのアクティブラーニングをするのか、取り入れるメリット、指摘されているデメリットや課題についても深堀していきます。
アクティブラーニングとは、一言で表すと「主体的・能動的に学ぶこと」です。
会社の求人や実際に会社に入ると「主体的に行動できる人を求めている」「○○に対して主体的に~」など、非常に多く目にすることがあったことから、”主体的(能動的)”という言葉が重要視されていることが伺えます。
文科省でもアクティブラーニングを活用した授業の実施を推奨しています。
そもそもアクティブラーニングが必要となっているのはなぜでしょうか?
その真意は、「アクティブラーニングの裏返しで主体的・能動的に学ぶこと(機会)が少ないこと」が大きな要因です。
さて、このアクティブラーニングで行われる授業とはどんな内容でしょうか。
一言でいうと「参加型授業」。
授業というものはそもそも先生だけでは成り立ちません。先生と生徒、教える側と教えられる側が存在して初めてしっかりと授業が成立します。
しかし、現行の教育現場では、学習指導要領に則って行うことに追われ、ひたすら板書をノートに書いていく、授業が進められていく、という生徒が「受け身の状態」で授業に参加せざるを得ない状況が生じています。
こういった授業の在り方に疑問が呈され、推奨されてきたのがアクティブラーニング「参加型授業」です。
授業のおおまかな内容は、生徒による体験学習、グループディスカッション、グループワークを中心に据え、課題について生徒たち同士が話し合い、課題に対する解答を見つけるまでの方法について意見を出しあい、授業を進めていく形式です。
保護者や地域の協力のもと完成したアクティブ・ラーニング
私が通っていた小学校では、ビオトープ「五東小わくわくビオトープ」は、2004年に保護者や地域の方々の協力のもと、完成しました。しかし、本校のビオトープは、ここだけにとどまりません。ビオトープ周辺には、多様な生き物(野鳥や昆虫)が好み、利用できる樹種を選んで少しずつ植栽して環境を整えています。また、運動場の草をできるだけ残したり、ビオトープ周辺の草地は草丈に変化をもたせて刈っています。学校に隣接する森をもビオトープと捉えているのです。校内から校外に広がるビオトープは、授業やさまざまな活動に利用しています。
引用元 : 小学館
実は私が通っていた小学校でも、「田んぼの学校」という授業がありました。田植え、イナゴ取り、稲刈りなどお米農業の一連の流れを経験し、とても印象強く残っています。その田んぼの脇のビオトープでメダカも育てたりと環境についても学ぶ機会があり、本当に楽しかったです。
この事例を踏まえて改めて協力してくださった地域の方々に感謝したいと思いました。
アクティブラーニングで期待されている効果は、「社会環境が変化し続けることに対応できること」「自由な発想を育てること」「不測の事態・状況に応じて多様な対応・判断が取れるようになること」などです。
IoTをはじめとした情報技術の急速な発展・普及が起きることを起点に、社会の在り方が急激に変化しています。
その加速度的に世の中が変化している中で、この上記のことを冷静に行い、正しい判断をしていく・自分なりに解釈したり、情報の取捨選択、問題解決能力が重要となってきます。
アクティブラーニングを取り入れていくためには、課題が多く山積しています。
いくつか例をあげると
①授業進行に時間がかかる
②生徒の評価が難しい
③ペーパーテストでの受験に生かしにくい
以上の3つは課題の中でも最も大きい部分にあたるのではないでしょうか。
授業の組み立てを1から考える必要があったり、評価基準を考えること、アクティブラーニングを取り入れたペーパーテストの内容を考案などなど。
③に関しては、受験という枠組みの中でアクティブラーニングを取り入れることは、これまでの受験を考えると1番頭を悩ませる部分だと思います。
アクティブラーニングの授業内容からメリットデメリットについて触れていきました。
数多くの課題があるため、たくさん取り入れていくことは難しいかもしれませんが、限りあるアクティブラーニングの授業の中で、どれだけのことを疑問に思い、それを解決しようとするか、調査するかは自分次第です。
子供に限らず、大人の方にも当てはまりますね。
この学びを経ることでテストのために勉強する、目標のために勉強するだけでなく、幅広い学び・教養を身に着けることができ、メタ思考も伸びていくため、一段上の学びをすることができるでしょう。
2020.02.16
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
今日は何の日かご存知でしょうか。
そう、立春ですね。
このように日本では、今から約120年ほど前(明治6年)から暦(節気・行事等)が使用されています。
暦(カレンダー)は、星や太陽の動きを観察して作られています。
この暦のもとになったのでグレゴリオ暦という暦です。このグレゴリオ暦は、現在からおよそ400年前の暦であり、ローマのグレゴリオ13世という方が作ったものです。
今もなお使われていることから、その正確さが伺えますね。
ちなみに、日本政府は毎年2月1日に官報(国が発行)に、来年のカレンダーが発表されます。
普段何気なくニュースで耳にする暦の節気・行事名などがありますが、それぞれにどんな意味があるか知っていましたか?
今回は1年間の二十四節気に注目して、1つ1つ見ていきましょう(*^_^*)
二十四節気とは立春、春分、夏至など季節を表す言葉として用いられています。
1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、その中でさらにそれぞれを6つに分けたもので、「節または節気」と「気または中気」が交互にあります。
その年その年で1日程度前後することがあるようです。有名な節気にはこのマーク→★
春といえば桜の季節🌸。だんだんと夏に向かうため、ポカポカ陽気で過ごしやすい季節ですよね。一般的に春は「3,4,5月だと思われていますが、暦上2月の○○から」ですね。
立春は、その名の通り「春が立つ→春の訪れ」です。つまり、上記の○○に当てはまるのは立春です。立春は最初にお伝えしましたように今年は本日2月4日です。
1年の始まりですね。そのため、決まり事や季節の節目はこの日が起点になっているそうです。
雨水には、「空から降るものが雪から雨に変わり、氷が溶けて水になる」という意味があります。
草木が芽生えてくるころで、農耕の準備を始める目安とされています。2月19日ころ。
啓蟄は、冬ごもりしていた虫が、穴を啓(ひら)いて外に出てくるころと言われます。このころからいよいよ春らしくなってきます。3月6日ころ。
春分は、昼と夜の長さが等しい日です。この日を境に日がだんだん長くなります。春の彼岸の中日ですね。3月21日ころ。
春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という言葉を略したものです。4月5日ころ。
穀雨は春期の最後の節気です。春雨が百穀を潤すことから名づけられたもので、雨で潤った田畑は種まきの好期を迎えます。4月20日ころ。
夏は四季の中でも一番暑い季節で各種イベントが多いですよね。七夕、花火大会、海、BBQなどなど。夏が好きな人は多いのではないでしょうか。
立夏はその名の通り「夏が立つ→夏の訪れ」です。暦の上での夏の始まりですが、まだまだ本格的な夏は先です。基本的にはちょうどよい気温でとても過ごしやすく、レジャーやお出かけに最適の季節です。5月5日ころ。
小満は、陽気が良くなって、万物の成長する気が次第に長じて、天地に満ち始めることから小満と言われています。麦の穂が育ち、山野の草木が身をつけ始め、紅花が盛んに咲き乱れる時期です。5月20日ころ。
芒種は、物事を始めるのに縁起が良い日ともいわれており、稲・麦など穀物の種をまく時期問われています。6月6日ころ。
夏至は、知ってる方も多いかもしれませんが、昼が1番長い日。太陽が最も北に寄り、北極では太陽が沈まず、南極では太陽が現れないという白夜と極夜が生じます。6月22日ころ。
小暑は、文字からも想像はできますが、暑さがどんどん強くなっていくという意味があり、このころから暑さが本格的になってきます。ちょうど梅雨の終わるころで、集中豪雨が多く発生する時期ですね。☔
大暑は、名前からもわかりますが、厳しい暑さとなる時期です。🌞
夏の土用もこのころですね。温暖化が進んでいることもあり、毎年どんどん熱くなっているように感じます。7月23日ころ。
秋は読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋とよく言われるように、夏とはまた違ったことが盛んになってきます。秋は紅葉もきれいで各地の観光地もにぎわいます。各ジャンルで様々なことを楽しめますね。
立秋はその名の通り「秋が立つ→秋の訪れ」です。暦の上で秋が始まる日となります。暑中見舞いは、この日を機に残暑見舞いとなります。8月8日ころ。
処暑は、暑さがだんだんと和らいできて、朝夕次第に冷気が加わってくる時期です。北の方から高気圧が表れて、涼しい空気が入りやすくなります。8月23日ころ。
白露とは、光によって白く見える露のことであり、草の葉に白い露が結ぶという意味があります。9月8日ころ。
秋分は、春分と同様に、昼と夜の長さが等しい日であり、彼岸の中日にあたります。極楽浄土があるという真西に太陽が沈むころから亡くなった人をしのぶ日とされています。9月23日ころ。
寒露とは、名前からも想像できる通り、晩夏から初秋にかけて草木に宿る冷たい露の事。秋の長雨が終わって、本格的な秋の始まりとなります。このころは五穀の収穫もたけなわで農家では繁忙を極めます。10月8日ころ。
霜降とは、文字の通り、露が降りるころという意味で今までより寒さが加わり、露が霜に変わり始めるようになってきます。いよいよ冬に向けて動き始めている漢字ですね。10月24日ころ。
冬は、四季の中で最も気温が低い季節。雪が降る地方が出てきます。ちなみに当塾があります米沢は豪雪地帯☃。今年は例年よりも驚くほど雪の量が少ないので、春以降の水不足が心配です。
立冬はその名の通り「冬が立つ→冬の訪れ」です。立春、立夏、立秋と並んで大きな節目であり、冬の始まりとなります。ちなみにこれら立春、立夏、立秋、立冬で四立(しりゅう)と呼ばれるそうです。11月8日ころ。
小雪は、日差しが弱くなり紅葉が散り始めるころで、イチョウやかんきつ類が黄色くなってきます。次第に厳しい冷え込みになってくるので冬の備えが必要な時期です。11月22ころ。
大雪は、本格的に雪が降り始めるころです。☃
このころになると九州地方でも初氷が張り、全国的に冬一色になります。スキー場がオープンしたり、熊が冬眠に入るのもこのころですね。
冬至は夏至と反対に、夜が最も長く、昼が短い日。 夏至から少しずつ日照時間が減っていくことや南中の高さも1年で最も低くなることから、太陽の力が1番衰える日と考えられているようです。12月22ころ。
小寒とは、寒さの始まりという意味があり、「寒の入り」は、小寒を指しています。この日から寒中見舞いを出し始めます。1月6日ころ。
大寒とは 冬の季節の最後の節気。 寒さがさらに厳しくなり、1年で最も寒い時期です。ここを過ぎるといよいよ草木が目を出す準備をはじめ、春を待ちます。1月20日ころ。
このようにしてそれぞれ振り返ってみますと、節目として何かしらの変化があり、私たちの生活・服装にも変化をもたらしてきます。二十四節気は私たちの生活の一部に自然と入り込んでおり、これらが季節の変化を知らせてくれます。
おそらく今回ご紹介した二十四節気の中には聞いたことないものも多かったのではないでしょうか。ぜひ参考にしてみてください。
2020.02.12
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
今回は、エデュテイメントという言葉にフォーカスしてお話していきたいと思います。
突然ですが、みなさんは”エデュテイメント“という言葉をご存知ですか??
響きの良い言葉ですよね。まるで何かと何かを組み合わせたかのような響きです。
と、まさにエデュテイメントは組み合わせの言葉であり、調べてみると、、、
エデュテインメント(英: edutainment)は、娯楽でありながら、娯楽と関係ない分野の教育として機能するようなエンターテインメントの形式である。テレビ番組、テレビゲーム、映画、音楽、ウェブサイト、マルチメディア、ソフトウェアなどといった一般的な娯楽の中に教育的要素を埋め込むことで、聴衆や視聴者を教育する。
引用元 : Wikipedia
という、教育×娯楽を組み合わせた言葉です。
一見、ただの遊びのように思われていたものの中にも実は”学び”が含まれています。
「ゲーム」も一種のエデュテイメントです。
目の前に立ちはだかった問題(ボス)に立ち向かうために武器を強化したり、武器を強化するためにお金を集めたり、経験値を上げて自分たちのレベル上げをしたり、、、。ここでは、問題解決能力、想像力、効率よく経験値を積もうとする柔軟性などなど、多くの”学び”が含まれています。
そのため、私はゲームも列記とした教育の一環だと考えます。RPG(ロールプレイングゲーム)が1番おすすめです!
ただ、ゲームをする上での注意点としては、その経験値アップやステージクリアを作業化しないことが大切です。ゲームを楽しむためのやり方としてルールを決めることが大切ですね。
例えば、
①1度のプレイ時間は2時間以内
②集中できないときはゲームをやめる&始めない
③攻略記事を見ない
この3つを事前に決めておくだけでゲームを楽しく、学びあるやり方で行えるのではと思います。
普段、生活している中で、勉強をしているとき以外に学びというのは感じにくいのではないでしょうか?
しかし、そんな何気なく送っている日常生活の中にもたくさんの学びが存在します(大人視点の例を挙げます)。
例えば、食生活。子供のいる家庭、いない家庭関係なく、1日3食食べる人が大半だと思いますが、「なぜ食べるのか」を考えること。その答えは人それぞれで、「自分の好きなものが食べたいから」「生きるため」「自分の楽しみだから」と今思いついただけでもこれだけ浮かぶくらいです。
以上のことからも、「自分の好きなものが食べたい、自分の楽しみ」=自分を知ること、「生きるため」=生命、をそれぞれ無意識のうちに知ることにつながります。
さらに、ここにもう1つ。「健康でありたいから」という考えを持っていると、より”学び”が広がります。健康であるためには、自分のことを知ることはもちろん、身体に良いものを摂取しなければなりません。しかもそれをバランスよく。
どうすればバランスよく、身体にいいものが摂取できるか?、、、考えますよね。
その時に考えているのが栄養です。炭水化物が身体にどんな影響をもたらすのか、脂質が、たんぱく質が、食物繊維が、、、などなど。
それについてより詳しいところまで調べ、研究している人たちが栄養士ないし管理栄養士の方々です。栄養学という学問もありますよね。
人間の日々の動きもそうですね。そこに注目して、どう研究していくかで学べる専門性は変化してきます。人間の運動的な部分に注目した運動学、意志に隠れた神経学、心と身体のメカニズムを解明し、切り込んでいく人間科学など。
本当にたくさんの学問が生活には隠れています。
と考えると、我々はこれらの学問について知る土台部分には立っていると言えます。ただ、それに興味・関心を持ち、極めていこうと思うかどうか。気づけるかどうか。気づこうとするかどうか。
気づくと興味・関心の幅が驚くほど広がります。
日常生活にフォーカスして考えると、考えることが多すぎて大変かもしれませんね(笑)。ただ、これだけ無意識のうちに行っていること(=学んでいること)があることに気づけたのではないでしょうか。
これらのことを意識すると、改めて自分の生活スタイルを見直す機会ができ、生活の質・効率的な時間の使い方・自分を知るという良い機会になるのではと思います。
2020.02.07
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
今回は、前回の最後に小学二年生の生徒が、輪ゴムを使って水を用いた実験をしてみたいということでしたので、ペットボトル船を作っていきました!
完成図
完成図を見せ、士気を高めたところでさっそく授業に!👐
この理科工作を通して輪ゴムに秘められている”推進力“について学んでいくために、スライド資料を見ながら、最初にポイントになる部分を伝えてさっそく工作に取り組んでいきました。
必要な材料について説明した際に、自ら率先して材料をチェックしてくれて工作に対する意欲を感じました!ちょっとした部分でも生徒の意欲が見えるとうれしいですね。
それぞれ2つ(私と生徒でそれぞれ)作ろう!と意気込んで取り組んでいきましたが、思った以上に力のいる作業💦
そのため、途中から一緒に1つの作品を作る形式で行いました。
力のいる作業が所々あったためか途中途中で疲れてしまい、他のことに目移りすることもありましたが、呼びかけには応じて工作してくれました。
工作の途中で、紙パックを切る工程があったのですが、「これ動かすと恐竜みたい!紙パックでいろんなもの作ることも面白いかもね」と自ら意見を出してくれたので、今後の授業の参考にしていきたいと思います!
授業の何気ない会話の中でいろいろと自分の気になったことややってみたいことを話してくれるのでうれしい限りです。
そして無事に完成しました!!(画像は取れませんでしたがいい仕上がりです(´;ω;`))
また、今回のポイントのまとめ部分である輪ゴムの力についてまでは時間の都合上、お話しできませんでしたので、今後また輪ゴムについての授業を生徒が希望した際に、輪ゴムにはどんな力があるのか、2種類の輪ゴムを見せてこれらは何がどう違うのかなど聞いていき、輪ゴムから広がる力の世界を感じてもらいたいと思います!
私たちも日常で使用することが多い輪ゴムにはいろいろな力が秘められています。
主に、張力ですね。このひっぱる力(張力) が私たちの生活のいたるところで役立っています。引っぱられるということは、その分元の形に戻ろうとする力も強くなります。
また、以前この生徒の授業で行った輪ゴムスーパーボール。この際に大きく働いた力は張力と弾性力。ゴムが変形した際に元の形に戻ろうとする力が加わることで弾むという流れですね。
休憩時間には、輪ゴム鉄砲で遊ぶことが多かったですが、【1番飛ぶ輪ゴムの打ち方を考える】というのも面白そうだなと思いました。
輪ゴムの授業に取り組んでくれた生徒は、前回からの授業を通して輪ゴムについての知識がとても広がったのではと思います。
今回まで輪ゴムを起点に様々な授業に取り組んできましたが、そもそもゴムは何からできているのか、日常のどんなところにゴムの力が隠れているのかについても今後準備をしていきたいと思いました。
塾でも水場を用意し、実際に船を動かしました!が、狭かったこともあり、うまく動作しませんでした。自宅のお風呂でやってくると張りきっていたので次週結果を聞けることが楽しみです。
今回実施した工作は、左右対称に作らなければならない部分や輪ゴムの細かい巻き方、固定の仕方など難しい箇所が多かったですが、最後までやりきって完成させてくれました!
自分で決めたことをやりきる、というのはできそうでなかなかできないことなので素晴らしいことだと思います。
今回授業を担当した生徒は、工作やクイズを通してさまざまなことに取り組んでいるので今後もどんな内容に興味を持ってくれるのか楽しみです!
2020.02.02
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
先日、輪ゴムの授業を生徒と一緒に行いました。
前回の授業で、輪ゴムからスーパーボールを作成し、ゴムの伸縮から弾性力、目には見えない部分でどうなっているのか一緒に考えていきました。
今回は、さらに輪ゴムの授業を深堀するべく、実際に輪ゴムの力で”あるモノ”を動かしました。
今回の授業で工作したものがこちら↓
どうやって使うのか分かりますか?(後ほど解説)
実はこの作品、綿棒の箱と輪ゴム、割りばしを使って輪ゴムの力で作りました。
一言でいうと【ゴムの力で走る車】です!
綿棒のケースは車輪に、輪ゴムと割りばしは車輪を回すモーターのようなものになります。
割りばしをねじ巻きの要領で手で回し、輪ゴムをねじってあげることで、綿棒箱の車輪が前へ進むという仕組みです。
授業はまず「輪ゴムはねじるとどうなるか?」という質問をするところから始まりました。
先週に輪ゴムにはひっぱられたり、押されたりしたときに元に戻ろうとする力があることを確認した上での質問です。
「わかった!ねじったときにも元に戻る力が働くから、ねじりがなくなるんだ!」と先週の内容を思い出しながら答えてくれました(^-^)
そのあと、工作の完成品を取り出し、ねじった輪ゴムが元にもどっていくのと同時に前に進んでいく様子を観察してもらいました。
観察を通して生徒はいろいろと発見してくれました!
【観察を通して】
①たくさん回すとその分だけ前に進むスピードがあがること
②ねじれた輪ゴムを手で押さえると、割りばしの回転が止まること
私も「そういえば!」と気づかされる点があった程なので、それだけ今回の工作に夢中になってくれたようで、こちらとしても非常にうれしかったです。
そのあと、2つの輪ゴム車でどちらが先に100cm進むことができるかのレース勝負をしました。
生徒は巻けば巻くほど速く進むという先ほどの発見を生かしながら、見事レースでスタッフに勝利することができました。勝ったときの顔が非常に満足気で「やったー!」と喜んでいました(悔しい(´Д`)。
勝利したことでさらに輪ゴム車に興味を持ったようで、休憩時間も走らせて遊んでいました。
また、この輪ゴム車にはおもしろいポイントがあって、それが「輪ゴムの回転の力を蓄えることができる」ということです。
輪ゴムを巻いたまま手を離さなければ、この車にはものを動かすパワーが蓄えられることになります。
これが電気の力に変わったものが電池になります。
電池は電気のパワーをたくわえており、これがモーターなどと結びついて回路を作ればあらゆる機械を動かす動力になります。
生徒には電池以外で、身の周りにある「力を蓄えるもの」を探してもらいました。
すると「テレビやiPadも力を蓄えているよ。あ!人間もだ!」など次々に力を蓄えるものたちを挙げてくれました。
今回の授業では、輪ゴムの授業を通して、一番伝えたい部分でもありました「力を蓄える」ということを知ってもらえたかなと思います。
この「力を蓄える」という表現は、生徒が好きだという「鬼滅の刃」というマンガにも登場するようで、途中それになぞらえながら、「じゃあ、これはテレビの呼吸、そっちは電池の呼吸だ!」などと自分なりに解釈をしながら授業を聞いてくれていました。
次回は輪ゴムの力から、それ以外の力に徐々にテーマを移していき、新しい工作を通してさらに「力」について理解を深めてもらいたいと思います。
2020.01.28
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
先日、月曜日の生徒さんと国語の授業を行いました。
今回担当した生徒さんは、最近国語の授業を行っているので、その続きに取り組んできました!
宿題の内容(文章題)を一緒に確認しながら所々解説していきましたが、 正解率は8割!
それぞれの問いについて、どう考えたのか自分の考えたことを言ってくれ、ほとんどの部分で的を射ていたので、数週間取り組んできた文章問題にも慣れてきたようです。
その後、今回の授業の醍醐味でもある「文章を読むときの注意点・ポイント」について深堀していくためにオリジナルワークシートを手元に、スライド資料を映したディスプレイを見てもらいながら、確認していきました。
↓ワークシート(計3枚)↓
文章を読むときのポイントとして、問題文を読んでからその内容が一体どういうことを表しているのか想定しながら読むと分かりやすいです。
今回、生徒が宿題で間違えてしまった2割は、「書きぬきましょう」の問題でした。
前回、他のスタッフが担当した授業でも、「書きぬき」の問題において本文を「書き換え」て解答してしまう部分がありましたので、そもそも「書きぬきましょう」ってどういう意味なのか、どういう形で書き出せばよいのかなど解答する際のポイントに触れました。
ちなみに、みなさんは「書きぬきましょう」の意味は分かりますか?
【文章などに書いてあるものをそのまま形を変えずに抜き出し、書くこと】ですね。
実は、生徒も「文中の言葉をそのまま書くこと」と答えてくれましたが、その部分が解答に反映されていない所を見ると、似た表現を見つけて欄に合うように自然に変えてしまったり(1文字2文字足りないとよく変えている)、文字制限のない解答欄のところでは文末を自分なりに変えてしまうところが見られました。
※正解部分をかけているのに文末を変えてしまうなどのミスをする人が意外と多く、ひらがなで書いてあるものを漢字で書いてしまうこともあるようです。
ここの部分については、問題数をこなしたり、問いに出てきたときに書きぬきましょうの意味について改めて心の中で言うといった習慣をつけると改善されていきます。
文章題を読む際に大切なのが指示語と接続語を見抜きながら読み解いていくことです。
そしてこれらを見抜けることで、文章のつながり・筆者の主張などが明確化されていきます。
普段の生活の中であまり意識することがないですが、毎日会話の中で欠かさず登場してくると思います。
指示語の意味から触れていき指示語の中でも物事をさす場合、場所をさす場合などで使われる指示語が変化する・分類される部分を見ていった後、指示語について問われた際の解き方のポイントについて触れていきました。
↑ここではスライドを参照ください↑
接続語については、数ある中でも文章を予測するために重要な4つの接続語(逆説・換言・理由・例示)にフォーカスして、ワークシートの穴埋めをしてもらったり、実際に文章の例を提示しながら、「この文についてはどう思うか」など細かく確認しました。
接続語についても押さえるべきポイントをまとめたプリントを見てもらい、目と耳から情報が入ったことでより分かりやすかったのではないかと思います。
休憩後、改めて宿題として持ってきたプリントの文章の中にどのぐらい指示語・接続語が書いてあるのか生徒自身にチェックしてもらい、その後一緒に確認していきました!
接続語はほぼ満点でしたが、指示語については勘違いしている部分がありました。具体的には「それぞれ」の“それ”や、「ここちよい」の“ここ”を指示語ととらえる箇所が見られましたが、例を出したことでこれらは指示語ではないことに気づいてくれたようでした。
小学生に限らず、文章問題を解く際に、読むのが面倒くさくなって読み飛ばし、解答を疎かにしてしまう子が多いです。しかし、その文中には多くの指示語や接続語が隠れており、これらが解答の大きなヒントとなります。
本人は普段、文章題を解く際に何も印をつけないで解いていると言っていましたが、今回線や印をつけてみて、その部分が何をさすのか、話の展開、筆者が言いたいことは結局何だったのかというところが見やすくなったと感じてくれたようでした。
内容の多い授業となりましたが、頑張ってついてきてくれました!
2020.01.24
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
今回は、小学2年生の生徒が以前から「やってみたいなー」と口ずさんでいた【輪ゴムでスーパーボールを作ろう!】という実験をやりました!
輪ゴムでスーパーボール??
どうやって作るの??
この文だけ見るとそう感じますよね(笑)
私も半信半疑でしたが、しっかりとスーパーボールのようになったので正直びっくりしました。
教室に入ってきてすぐに、私ともう1名のスタッフで準備してた輪ゴムを見て「僕、スーパーボール作りたかったんだー!!」と喜んでくれました。
すごくやる気が満ち溢れており、一目散に机に向かって、授業開始前の目標シートもささっと書き上げすぐに授業開始!
輪ゴムスーパーボールの作り方自体はとても簡単で、まず約30本にまとめた輪ゴムを縛り、1つの塊(芯の役目)をつくり、半分に折って新たな輪ゴムで結んで円形に整形し、あとは輪ゴムを一定ずつずらしながら縦横斜と固定していく形です。
この工程を球状になるようにひたすら縛るだけですが、輪ゴムの芯が見えなくなるぐらいまでは輪ゴムを特にきつく縛らないとうまく形になりませんでした。輪ゴムを2本重ねてそれを3重にする感じでした💦
少しずつ大きくなってきました! ↓
【なりきり!YouTuber実験】という本を見ながら一緒に進めていきましたが到底1人では終わりの見えない作業に感じました。この本では1人でやっているように載っていたので「絶対嘘だー」とみんなで言ってました(笑)。
そのため、序盤から1人がボール部分を持ってもう1人が縛るといった複数人が必要な実験になりました。
100本ほど輪ゴムを縛ったぐらいで、一度床に落としてみて跳ねるかを確認してもらうと予想以上に跳ね、天井に到達。我々スタッフも驚きました!!
その後、なぜ輪ゴムスーパーボールが跳ねるのかを説明しました(ここが1番大切な部分ですね)。
ゴムは変形したものを元に戻す力があるのですが、実際にボールが変形した後、元の形に戻るという瞬間は人間の目では確認できません。
しかし、ゴム鉄砲が得意な今日の生徒は【輪ゴムは伸ばすと元に戻る】ということを感覚的に理解しているので、すんなりと「ボールの形が一瞬変わっているんだ」と納得してくれました。
250本ぐらい縛った輪ゴムスーパーボールをもう1度床に落としてみると、先ほどよりも跳ねなくなりました。
理由は縛る回数が多くなってボールが固くなり、変形する大きさが小さくなったことでゴムの分子に働く力が少なくなったからではと思います。
ここまで推測するには、ゴムのさらに詳しい性質・素材等を知っていないと難しい部分なので、中学高校の理科でゴムについて学ぶとき、この授業の経験を思い出してくれたら本望ですね。
今回の実験では、作業が中心となったこともあり、市販のスーパーボールとの違いも含めた考察までをすることはできませんでしたが、今回の実験で大まかなゴムの性質を理解してくれたかなと思います。
そして輪ゴムの箱を1箱使い切り、もう1箱目に入ってカラフルになってきたところでお迎えが来て終了!
親御さんも「これ作ったのー!?すごいじゃん!」と実際に弾ませながらびっくり(笑)
こんな感じに仕上がりました♪
スーパーボールと比較すると大きさは一目瞭然ですが、スーパーボールの5倍ほどの大きさ!
重量感がすごかったですね。地面で弾ませたときの重みのある音から伝わってきました(笑)
また本人が続きをしていきたいと言った際に詳しい仕組みを一緒に学んでいきたいです!
作業中、輪ゴム鉄砲を飛ばすなど遊ぶ場面もありましたが、全体として集中して取り組んでくれる時間がとても多く楽しんでくれたようです(^^)/
今日の名言「輪ゴム持ったら鉄砲にしちゃう癖ついた」Σ(・□・
2020.01.21
【目次】
こんにちは
ESTEMの渡辺です。
小学校低学年で苦労する部分の1つである九九についてお話していきたいと思います。
以前より、小学2年生の生徒と一緒に九九について小テストを実施したり、暗記テストという形で暗唱してもらったりいろいろなパターンで九九を覚えていく授業にも取り組んできました。
小学校でも定期的に九九のテストをしているようで、塾でも1~5,8の段は問題なくクリアしていました。しかし、6,7,9の段でのつまずきが見られたのでそこを中心に順番をランダムで出題したり、文章題として問題を解いてもらいました。
学校+塾での九九の勉強の成果もあってか、そこのつまずきもクリアしてくれた様子です。
最近の通塾でも復習のためにランダムでいくつかの段数の小テストを実施していますが、だいぶ慣れてきたこともあり満点を取ってくれています!
1~9の段の中でも易しいと言われる段は「2の段」「5の段」です。
「2の段」は2ずつ増えますが、桁数がすぐに増えることもなく、パターンとリズムの感覚がつかみやすいためイメージしやすいです。
「5の段」は5ずつ増えていきます。5,10,15,20…というように答えの一の位が5,0の繰り返しということもあり、真っ先に覚えられてしまう段ではないでしょうか。
この生徒が今回つまずいたように、小学2年生の九九でつまずく人は多いです。
特に「7の段」でのつまずきが多いという結果を聞いたことがあります。
それはなぜか?1番考えられる理由として、“しち” と発音するからだと思います。
“しち” って言いにくいですよね?
私たちも普段生活している中で “しち” という言葉を発音することってそうそうないと思います。
子供にとってはなおさら。
大人も子供も “7” のことは多くの人が “なな” と発音しています。
そのため、普段使っていない表現の“しち”で発音していく「7の段」が言いにくく感じてしまい、そこから九九やかけ算に対して苦手意識を持ってしまう傾向があるのではないでしょうか。
もともと「7」という数字はイメージしにくい数字でもあります。2や3などは、すぐにイメージできるし、それが何個分というのもイメージとして出やすい。例えば、おはじきが2個ずつ、3つのかたまりがある、つまり2×3ですね。これも、頭に光景が浮かびやすい。でも7という数字は、なかなか浮かばないんです。
「7が1桁の中で最も大きな素数」であることも影響しているという説もあります。
また、「6の段」「8の段」という比較的わかりやすい段に挟まれていることも混乱を招いてしまう部分に関わっていそうですね。
それでは7の段を間違えやすい人はどう考えればいいでしょうか。
あまり考えることはないかもしれませんが、「7の段」は「2の段」と「5の段」を足した答えになります。7×9は分解すると、【2×9+5×9】となります。また、他の例を挙げると【2×6+5×6=42】となり、42は7×6を表しています。
このようなことを理解していると、たとえ忘れてしまっても答えは出せますし、イメージの部分でいえば理解の幅が広がるのではないでしょうか。
九九を覚えていくには、なんといっても繰り返し読んだり、問題をランダムに解いたりなどいろいろなパターンに触れることが非常に大切です。九九でつまずかないためにも普段から家庭学習の習慣も身に着けておけるとなおスムーズに理解できると思います。
また、7の段でつまずいている方は、基本に立ち戻り、「2の段」と「5の段」を使った考え方も利用するのをお勧めします。最初に覚えやすいこれら2つの段に合わせて、「7の段」についても触れてしまうと抵抗感も減るように感じます。
つまずいても恥ずかしがらずに、基本に戻って固めていきましょう!
2020.01.17
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
先日、小学2年生の生徒との授業でクイズを通して漢字の成り立ちについて学んでいきました。
この画面を見てからずっとワクワクしている様子でした(笑)。
まず初めに、そもそもなぜ漢字という文字が誕生したのかという歴史を話し、漢字の起源となった文字の種類ごとにクイズを出題していきました。
みなさんはご存知でしょうか。
漢字の成り立ちのもとになった文字が以下の4つです。
ちょうど学校の宿題でも出たところだったということで、本人にとって良い復習になったみたいでした!
クイズの際は答えだと思った漢字を紙に書いてもらいながら進めていきました。
出題した問題についてはこれまでに習った漢字ということもあり、全て書けていました👍
象形文字(見たままの様子を元にした文字)では、遠くに見える山の形がそのまま“山”という漢字になっていることや、漢字の約8割を占める形声文字では草や海を分解してどういう構造なのかを見ていきました。
漢字を分解して考えると、「あ、くさかんむりが入っているから植物に関係している漢字なんだ」「この字にはさんずいが入っているから水が関係しているのかな?」というように考えやすくなるかつ視点が変わるため、ひたすらただ暗記しないといけない、、、という億劫な感情を持ちにくくなるかと思います。
この2つの文字を組み合わせると何の漢字になるかわかりますか?
「男」ですね。
おそらくほとんどの方が分かると思います。では、この漢字の成り立った経緯は知っていますか?
なかなかそこまで考えて漢字を学んだ人は少ないのでないでしょうか。
実は
「男」という漢字は、【田んぼで力仕事をする】という部分から来ています。
昔は農業がさかんなこともあり、田んぼで力仕事をしていた人たちの「耕作地を力強い腕で耕しているさま」を表し、そこから「おとこ」を意味する「男」という漢字が成り立ったと言われてます。
このようにどういう経緯でその漢字が成り立ったのか、まで調べるとただ覚えるだけの作業にならず一石二鳥で学べると思います。
やはり繰り返し書いていくことが1番の近道です。
漢字を見ただけで覚えるというのは難しいので何度も書いて練習するという過程は必須となります。ただひたすら漢字を書いていくのではなく、部首に注目することに慣れていくと自然と関連付けて漢字も覚えやすくなります。
実際に私自身も漢字を学ぶときは自分が好きだったものを関連させて後付けで漢字を覚えていきました(当時魚が好きだったので魚へんの漢字を辞書でたくさん調べていました)。
そういった自分の好きな部分から漢字を絡めていくと、いやいや覚えるということもなく自ら進んで漢字学習に取り組むようになると思います。
また、クイズの途中でくさかんむりやさんずいの入った漢字を10個ずつ自由に調べる課題を出しました!
ディスプレイに映しながら、いっしょにさんずいの入った漢字を調べていくと興味津々。
かっこいい漢字が書きたいということで「溾(アイ)」という漢字や「滝」など中学高校で習う漢字や漢検1級の難しい漢字に惹かれている様子でした。
自由に漢字を調べてくるという宿題を出しましたので、次回どんな漢字を書いてきてくれるのか楽しみです!
2019.12.28
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
今回は、最近ニュースでみた驚きのテストについてご紹介したいと思います。
テストといえば、学校の教科書・ワーク集で学んだことについて出題されるのが一般的であり、いわゆる各学期の総まとめ。
テスト期間が近くなると学校の先生からテスト範囲が配られ、「テストだ~」とみんな嘆いていた様子を今でも覚えています。
こういった定期テストが高校生まで続いていくわけですが、一部の学校では変わったテスト方式が導入されてきているようです。
中学高校で受けてきた定期テストなどは、学校の授業で学んだことを復習し、その成果をテスト当日に発揮するという形式が一般的です。しかし最近、スマホで調べながらテストを解くという新しい手法が登場してきました。
このような問題↓です。
Q.世の中に出回っているアンパンマンのぬいぐるみの個数はいくつか推測しなさい。
↑この問題をみて非常に面白いと思いました。このような推測問題は前提知識がないと解くことはなかなか難しいこともあり、調べて解いていくということが必要になります。
ここで大切なのは仮説を立てる力。アンパンマンの歴史からどのぐらい人気があり、対象年齢はもちろんそれに合わせたこれまでの人口推移からの計算、ぬいぐるみを製造している会社の規模、年間の生産数や毎年の売り上げ、テレビ放送の期間などなど。計算だけでなくほかの条件との組み合わせなど、考えなければならないことがたくさんあります。
調べるキーワードも重要になってきます。「アンパンマン」「アンパンマン 歴史」「日本の人口推移」など。
この問題を見たときに何を調べればいいのか、書き出していくことが重要です。そしてそこからさらに「これも必要だな」「あれも…」というようにどんどん繋がっていきます。
一部のテストをこのような仮説を立てて推測する問題として出題することは賛否両論あるとは思いますが、先陣を切ったとてもよい試みだと思います。
このような推測問題に正解はありませんし、推測していく中で算数数学、社会情勢などいろいろな知識を使いながら考えることができるので、ある意味総合的な問題といえる気がします。
また、日常の事象が関係していることもあり、考えることも楽しくなりそうです。
ここ数年間でスマホを用いた小テストなどを実施する学校が増えてきているようです。
出典:読売新聞
学校の経営を考えるとパソコンを確保するのが難しいようですね。そこで、スマホ利用率が9割強であることを利用して、小テストを自動送信して朝の時間に解答・提出するという取り組みをしているようです。
現代に適した画期的な取り組みですが、記事にも書いてあるように、高校までは学校でのスマホ利用は原則禁止のところがまだまだ多いので、ルールの改変というのもなかなか難しいかもしれませんね。
また、学校でもスマホ、家でもスマホとなると若いうちからブルーライトなどによる健康被害の件数も増えたりするので、その部分を不安視する人からの反対の意見も多いのではないでしょうか。
世間一般にはまだまだ受け入れがたい部分が多いかもしれませんが、かならずこれらの技術は学校で学ぶにあたり不可欠になると考えます。
学校の教員は、クラスの担任や授業、部活の顧問、研修などなど、非常に多忙といわれる中で、このようなスマホ等の技術を駆使した指導を導入することで、少しは軽減するのではと思います。
仕組みを導入するには少々時間はかかりますが、プログラムを作成しておけば、提出されたテストを分析して評価・成績への反映まで行うこともできるので、授業以外の事務的な業務が減り、その分授業の質を高めることにつなげやすくなると感じます。
授業は事前に決めた学習指導案に沿って進めていくことになります。そのため、各日にちに決まった内容までを進めていく必要があるので、全生徒の学習状況(内容の理解度)を把握するのは難しいです。
そこで、定期テスト以外にこのようなシステムを導入することで、○○はどこの理解度が低い、□□は理解しているな、と各生徒の理解度を事前に知っておくことができます。それによって、集計データから△△が苦手な人向けの補習授業を行うこともでき、各教科の理解度を高めることに大きく貢献するのではと思います。
私たちが高校生だった時には考えられなかった取り組みですが、時代の流れに伴い、学び方にも変化が表れてきているようです。世の中にはいろいろな角度からの学びがあるので、このようなシステムからの学びも一般化する日もそう遠くはないでしょう。
2019.12.26
★目次★
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
前回に引き続き、今回も理解力の授業についてご紹介したいと思います。
前回に引き続き、国語の文章への理解力・読解力を高めるために学校のテストでは問われないような正解のない問題に対してディスカッションを通してストーリーの先を考え、内容をまとめるトレーニングを行いました。
例えば次のような問題です。
Q. それは…に続く話の内容を知りたい人がいる。以下の物語の続きを考え根拠も添えて説明せよ。
1.小人の世界では、人間に見つかるとその日の夜に、その見られた人間の家の屋根に上らなくてもならない。それは…
2.ある地方では、一部の女性が男装をして生涯生活をしなくてはならない。それは…
これらの問題を解くうえで大事になってくることは、まずは意見を出してみるということです。
そしてもう1つが、相手を納得させるような話の構成を考えることです。今回取り組んだ問題は正解が1つではないので、まずはどんな回答であれ答えらしきものを出していくことが大事になってきます。
この点については、2人とも活発に意見を出してくれていたので全く問題ありませんでした。
それぞれが活発に意見を出してくれるだけでなく、「その話だとこうなるんじゃない?」というように2人で互いの意見を深めあってくれていたので、10分程で1つの納得できる仮説を立てられるようになっていました。
初めの「小人の世界」のような問題では、舞台設定がフィクションのものになるので、比較的自由に自分たちの意見を述べることができます。2人は週刊少年ジャンプのような漫画雑誌を読んでいたり、物語についてはいろいろ知っているようでした。
白雪姫の小人から考えて、なんで小人はみんなおじさんなんだろうとか、小人は人間にとって敵なのかどうかなど、あらゆるキーワードからストーリーの広げてくれました。
おかげで序盤からディスカッションも大盛り上がり(笑)。次々に世界観を作りだしてくれました。
先ほどの物語を考えていく内容について触れた後は、写真や文章から状況を把握し説明してみる形式の問題に取り組みました。
Q. 理解不能な状況である以下の文章や絵を見て、そこに適切な根拠を述べて状況を説明せよ。
何故か、この車両だけ人がいない。
この問題に対する回答もたくさん出ました。
初めのうちは、「事故車両だから」「臭いから」「もともと見えてない心霊車両だから」「びっくりするほど汚いから」など意見が出ました。
一緒にこの絵をみて考えている人であれば、それもあるかもしれないと考えると思います。
ただ、この写真を初めて見てその人に対して説明すると考えるとどうでしょう?そういうことも考えながらまた意見を出してみるように提案すると、「車両に貼られている広告の内容的に都会のほうの電車だから~」「朝早い電車とか最終電車かな?」と鋭い推測をし、一連を説明してくれました。
とても現実味のある内容でそれを聞いていたスタッフも「確かに」と頷いていました。
今回取り組んだ問題について、問題の文章の不可解な点はすべてホワイトボードに書き出していきました。
意見をたくさん出してくれた反面、想像が広がりすぎて当初の問題で問われていることから逸れてしまう場面があったので、そういうときは問題を再確認し、軌道修正をしていきました。といっても、話が脱線してしまうことはよくあることですし、意外にそこから回答の糸口が見えることもあるので、多少の脱線は許容しながら進めていきました。
また、物語の構成の仕方を改めて確認していくこともしました。物語には、必ず語られる今があって、同時に今の行動にいたる原因である過去と現在の行動の先にある未来があることを確認していきました。
A君の様子としては、口が止まらないほど意見を出してくれた印象です。その意見を引き出す力がある分、物語の構成や問題文のナゾを解くことをいつも心に留めておくことをアドバイスをすると、すぐに1つのつながりを考えてくれて説得力のある回答を出してくれていました。
B君は、じっくりと問題の舞台背景をかみ砕いている様子が見られました。回答までの時間はA君よりは長かったのですが、回答が浮かばないというよりも、自分の推測する回答に矛盾が生じて、矛盾点を解消するために時間を取っていた様子が伺えました。
B君の回答では、A君が拾い切れていなかった詳細な疑問点を解消する理由を述べてくれたり、スタッフに「なるほどな」と感じさせる場面も多かったです。
今回の授業で触れた問題は非常に面白かったですね。授業を行う前から、どんなことを考えてくれるのかワクワクしていました。
このようなディスカッションをすることで物事の詳細なところまで踏み込めるだけでなく、お互いのコミュニケーション力や意見を述べる・発表する力、文章力というのも同時に鍛えることができます。
また、「世の中に絶対的に正しいものはないんだ」ということと「自分の想いは、納得のいく根拠を示せば受け入れてもらえる」という2つの点についても自然と感じ取ってくれたのではと思います。
学習塾ESTEMは引き続き、無料体験生を募集しています。
面白い授業がたくさんあるのでぜひ見学からでもお気軽にお越しください。
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2019.12.23
12月22日(日曜日)
学習塾ESTEMにてクリスマスパーティーが開催されました。
5組の親子計11名にご参加いただき、にぎやかなクリスマスパーティーとなりました!
まずはみんなで乾杯!🥂
この時期にしかなかなか飲まないシャンメリー、子供たちが怖がりながらも開封してくれました。
「ポンッ!」というあの音は盛り上がりますね。ということでイベント開始です!
お楽しみ企画第 1 弾は、チームKSK VS チームフォートナイト VS チーム保護者 の計 3 チームでチーム対抗クイズ大会を行いました。
クリスマスも間近ということで、クリスマスにちなんだクイズを用意しました!
例えば、クリスマス島はどこにある?、クリスマスツリーの一番上に飾る星の名前は?などの4択クイズ。
皆さんはわかりますか?ぜひ調べてみてくださいね。
知識問題のほかにも、早押しの計算問題も入れ、塾らしさを出していきました(笑)。
早押し問題(※ぜひやってみてください)
Q.日本に子供(15歳未満の年少人口)はおよそ1,500万人。🎅が一人の子供にプレゼントを配る時間は平均10秒。日の出が7時、日の入りが16時半であるとき、夜の間に配りきるためには、🎅は何人で手分けすればよいか?
また、正解のない問題を出し、一番説得力の高いチームに得点をあげるという形式を変えたクイズもみんなしっかりと理由を考えてくれ、なかなか甲乙つけだたくこちらとしても悩みましたね(笑)
自由回答問題(※ぜひ考えてみてください)
サンタクロースは世界中を回る。このとき、西回り、東回りのどちらが良いか?説明してください。
↑の問題は、本初子午線を交えて考えてくれる生徒や時差から考えてくれる生徒もいました。
地理の知識があると考えやすい・推測しやすい問題だったと思います。
知識問題はもちろん、計算問題や自由回答問題と、各種用意していたので、とても盛り上がりました。塾長からの各問題に対しての解説を聞いて、お子さんから親御さんまで「なるほど~」と楽しいだけでなく、学びの場にもなってくれたかなと思います。
そして、栄えある優勝チームは、チームKSK(全員小学生)!👏
全体を見ると、2つの子供チームが保護者チームに大差をつけてくれ非常に面白い展開となりました(保護者のみなさんの盛り上げに感謝です)。
優勝チームみんなにお菓子とサンタの衣装をプレゼントしました!
お楽しみ企画第2弾は、ゲーム発表会🎮📺
これまで授業の中でscratchというプログラミングを用いて、各自作ってみたいゲームを1から一緒に作ってきましたが、その内容について各々発表しました!
中山先生の発表(ドラゴンクエストのバトルシーン)※先生たちも発表!
作った作品を大きなディスプレイに映して、みんなにその画面を見てもらいながら、発表者は実際にゲームを操作して、どういう内容か、工夫した点などを伝えてもらいました。
緊張しつつも、みんな頑張って発表してくれました!バッタゲーム、クマが蛇をよけるゲーム、宝石収集ゲームなどなど。
それぞれの作品を初めて見る子同士、また親御さんに関してはどんなゲームを作っているのか初めて見る方も多く、「すげー!」と、生徒の作品に私たち大人がびっくりすることが多かったです。そういう歓声を聞いたときに発表した生徒がとても嬉しそうな表情をしていたのも印象的です。
作った作品を発表して、それを評価してもらえる喜びを感じていくと発表がどんどん好きに、得意になるかもしれませんね。
発表してもらった後は、それぞれの作品を自由にプレイしてもらったり、クリスマスチキンやクラムチャウダーなどの食事をみんなでとりながら団らんと♪
食べるのを忘れてずっとほかの人のゲームに夢中の子もいました(笑)。
中には、「このプログラムはこうなってるのか」「ここを変えるともっと良くなりそう」など授業で触れてきたからこそ、言うことができるのかなと少しずつプログラムの知識も身についてきている様子が見れてうれしかったです。
こうやって自分の作ったゲームを目の前でプレイしてもらえるのは非常にうれしいですよね、自分の作品を客観的に見る(初めてプレイする)人がいるとバグがないか緊張しますが(笑)
お楽しみ企画第 3 弾は、みんなで軽食を食べながらビンゴゲームをやりました!
ビンゴとなると生徒の食いつきはすごかったですね。「僕が回す!」と小学生の生徒が積極的にビンゴ球の番号を読み上げてくれました。
そして、ビンゴといえば景品!
クリスマスということで先着3名に豪華プレゼントを用意しました!
1番最初にビンゴした人にはこの商品をプレゼント!1番が保護者さんという面白い展開でした(笑)
遊びながら化学を学べるカードゲームとなっています!
こんな面白い商品があるのかと、事前にプレゼント選びをしていたスタッフ全員が驚き、プレイ動画を見て即購入でした(笑)。子供から大人まで楽しめるだけでなく、その中で自然に学びがある。学びには楽しさが必要だと改めて感じた次第です。
是非お家で家族みんなでやってほしいですね。
2位は大きなクリスマスの靴下に入ったお菓子の詰め合わせ、3位はお菓子の詰め合わせ&見た目がゴージャスなお菓子!
惜しくもビンゴを逃した人には、残念賞として小さいお菓子の詰め合わせ。ただ、そこで終わるはずがビンゴ球を読み上げると言ってくれた小学生の子がビンゴを継続(笑)。回すことにハマってしまったようで、ほぼ全部空いていました(笑)。
この生徒がビンゴゲームを盛り上げてくれた第1人者でした!ありがとう!
17時から開始でしたが、それよりも前に来て装飾のお手伝いを子供たちにしてくれたり、ゲーム発表会に向けて最終確認している子がいたり、パーティー開始前からにぎわっていました。
お楽しみ企画も盛りだくさんで、参加者の皆さんも最後まで楽しんでくれた様子で、私たちスタッフも大満足です。
各生徒に関しては、既にハロウィンパーティーで顔見知りになっているためか、生徒の緊張の度合も低く見え、より楽しんでくれたのかなと思います。
ハロウィンパーティーに引き続き、クリスマスパーティーを通して既に塾に通ってくれているお子さん同士お話をしてくれたようで良い機会となりました。
普段、通塾日が違う子が多いためなかなか会うことがないですが、このようなイベントの機会を通して友達作りをしてくれたり、面白いイベントだから学校の友達もつれてくる!となるとさらに輪が広がって盛り上がりそうですね。
ESTEMでは今後も定期的に小中学生のお子様を持つご家庭を対象に、一緒に楽しめる季節イベントを開催していく予定です。
開催が決まり次第、当サイトやSNSを通して告知をしていきます。
既に塾に通ってくれている方も、そうでない方も気軽にご参加いただければと思います。
2019.12.22
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
当塾では、理解力を育む授業として、ある物事について書かれたプリントを生徒に見てもらいながらホワイトボードを用いてみんなでディスカッションしていく授業も提供しています。
先日からこの授業に取り組んでいる生徒とのやりとりについて触れながら、ご紹介していきます。
何かを理解するということは、物や概念を自分なりにイメージしてみて、そのイメージが合っているかどうか検証していき、少しずつそのズレをなくしていくということです。
理解力を学ぶ・鍛えるというのはいまいちピンと来ないかもしれません。しかし、この理解力こそ物事の仕組みや状況の判断、問われていることに対して適切な答えを出すために必要な能力です。勉強の能率を上げるための勉強、いわば勉強をするための基礎になる部分とも言えるのではないでしょうか。
「理解力」は理解の「速さ」と「的確さ」で語られることが多い
「理解力」はビジネスシーンでは、大変重要視される能力です。相手の言っていることが打てば響くように理解できる人と、何度言ってもピンと来ない人では、仕事の生産性に雲泥の差ができることでしょう。
引用元:マイナビ
例えば、はさみの絵を見て、はさみを知っている人は、瞬時に「はさみ」と判断することができます。また、はさみを知らなくても、のこぎりなどの似た道具・工具の知識を使って、はさみがどのようなものか判断することができるでしょう。
この例のように、頭の中にある知識と照らし合わせることや、持っている情報から新たな雛形を作り出すことを理解するといいます。
当塾では、理解力を鍛えるための授業として、想像力を働かせ、これはどういう構造になっているのかなどを相手に納得してもらえるように、自分なりに根拠を述べて説明してもらうことを取り入れています。
まずはイメージしてみるということで仮説の形成から開始です。
初めに、「ランダムに表記された10個の単語を暗記し、書き出す」という課題に取り組みました。
自分の中にある他のものと結び付けていくと理解も記憶もしやすくなります。それを実感してもらうために暗記をしてもらいましたが、A君は「暗記苦手なんですよね」と言っていたものの、かなり記憶してくれ驚かされました。
「自分なりにストーリー仕立てにして記憶すると覚えやすい」という話をしたところ、A君は「歌にして覚えました!」と実際に口ずさんでくれました。その後、同じ問題で今度は自分たちで単語を考え出題しあうといった課題に取り組み、具体的なイメージをする記憶方法を試してもらいました。
お互いに出題する単語を考えるときも、A君は「身近にある簡単なものを多くして逆に分かりづらくする」と言いながら、B君はA君が分からなさそうなものを挙げるなど、楽しんで出題しあっていました。
最終的に2人とも「イメージした方が覚えやすい!」と、イメージする重要性を実感してくれていたようでした。
紙切りばさみ・糸切りばさみ・梳きばさみなど何種類かのはさみのイラストや、様々な人物のイラストを見てそれがどういったハサミなのか、どういった状況なのかをそれぞれ想像し、自分の言葉で説明してもらうために自分なりにイラストを観察して考察を加えていくということの実践を行いました。
勉強が苦手な子は丸暗記をしようとして、自分なりに抽象的な内容をかみ砕いて、それを言語化することが難しい子が多いものです。
紙切りばさみの説明は「ここ(グリップ)をぎゅっと握って紙などの柔らかいものを切る道具です」「刃の方を人に向けて渡すと危ない」「刃が相手に刺さるかもしれない」など擬音や実物を使って自分なりの言葉で一生懸命説明してれました。
4種類のはさみのイラストを見ながらそれぞれのはさみを説明するときも、分からないものは自分で仮説を立てながら説明し、最後にタブレットを使ってハサミの画像を検索してそれぞれがどういったものであるかを調べました。
そこから、サソリのはさみについて説明してもらいましたが、「つるつるしていると獲物に逃げられる」「切れ味が良すぎると物が切れてしまって掴めない」「紙切りばさみなどよりも手のようになっている」など、様々な視点からのことを発言してくれました。
また、人物のイラストを見て状況を説明する課題では、人物の表情はもちろん、服装や靴など細かいことにも気づき、予想を立てられていました。
その他、一見すると泣いている女性のようなネガティブに見えるイラストについての問題でも「ポジティブな場合で考えてみることを提案すると、イラストに書いてある水のようなものを涙ではなく汗と捉えたり、つばと捉えたりという発想の転換をしてくれ、想像力に驚かされました。
状況を説明した短い文章を読み、各状況に対するフォローとしてどのようなものが考えられるか、という課題に取り組みました。この課題では、A君が意見を出してB君が補足のような形で自分の意見を出し、2人とも自分の意見を思いつくままにどんどん出していく、というシチュエーションが多く見られました。
こちらが制止しないと止まらないくらい、2人とも次々と状況の説明を進めてくれました(笑)。
創造力を広げ、様々な視点からの見方というところから、言葉の性質や文章の読み解きなどについて進めていきたいと思います!
次回からの授業も楽しみです!
2019.12.14
紹介する本はこちら!
落合陽一 著「0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる」です。
書店に立ち寄った際、かわいい表紙・題名に目を取られ、いつの間にか手に取っていました。
引用:落合陽一著
1987年生まれ、メディアアーティスト。東京大学学際情報学府博士課程修了、博士、筑波大学准教授、筑波大学学長補佐、筑波大学デジタルネイチャー推進戦略研究基盤代表、PDT CEO、大阪芸術大学客員教授、デジタルハリウッド大学客員教授などなど。
日本を牽引する1人で、これまでに「日本再興戦略」をはじめ、数々の書を出版、マルチに活動されています。
いま最も期待される研究者として各界から注目される人物です。
大まかに分けて3つ。
①「なぜ学ばなければならないのか」
②落合陽一の生成過程(生い立ち)
③学び方の実践例(身に着けておくべき4つの要素)
本の内容は詳しくお伝え出来ませんが読んだ感想を交えながら簡単にご紹介します。
この本には題名にもありますように、なぜ学ぶのか、その学ぶべき理由について様々な観点から書いてあります。
この本を読んで1番大切だと思ったことが以下の引用文です。
「自分は何かを知らない」「間違っているかもしれない」という疑いを捨てないこと
引用:0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書
私はこの文を見た際、ここに学びの多くが詰まっていると感じました。
こうして文章を書いている今、タイピングされる文字がどのような原理でどのぐらいの工程を経てディスプレイに反映されるのかは正直分かりませんし、今こう感じてどのような原理か気になったので調べようと思います。
疑うことで、その疑いを解明しようと、その分野に詳しい人に聞いたり、調べたりと自分から行動し学ぶ意識が常に保たれます。失敗を恐れずに多くの物事を考え、わからないことを少しずつ学んでいきたいですね。
誰しも分からないことはたくさんあると思いますが、それを知るためのツールがたくさんあります。本、インターネット、専門家から聞くなど方法は多種多様です。
アイザック・ニュートンは、リンゴが木から落ちる様子をみて、万有引力にとどまらず、以下の運動法則を発見しました。
【慣性の法則】 すべての物体は、力を加えて強制的に状態を変化させない限り、静止状態や等速直線運動の状態を保とうとする。
【加速度の法則】 力は単位時間あたりの運動量(質量×速度)の変化率に等しい。質量が一定なら、力は質量と加速度を掛けたものに等しい。これは「F = ma」という有名な公式で表される。
【作用・反作用の法則】 すべての作用には、大きさが等しく方向が逆の反作用が存在する。
物理現象の内容が全く判明していない状況下から自分で仮説を立て、トライ&エラーを繰り返して発見したこれらの法則。
中学高校の内容で必ず触れる部分だと思います。確かに物理現象を学ぶのは難しく挫折する人も見てきましたが、私たちは幸いにも教科書をみてそれを学べるという立場です。
このように今は、昔の偉人たちが発見した現象、学問を教科書1つで学ぶことができ、非常に高効率の勉強ができる状況であり、恵まれた環境に生きていると思います。
授業で教科書を進めながら行う物理が嫌だ、というのであれば日常生活の事象から考えることをお勧めします。
なぜ夕日の時は空が赤く染まるのに、高い位置にあるときは青いのか。なぜ雪道にスタッドレスタイヤを使うようになったのか。コンタクトレンズの仕組みってどうなってるんだろう。などなど。
学校などの教育機関も、日常生活の事象と授業内容とのリンクがまだまだ弱い部分があるように感じます。だからこそ、あらゆることに自分から興味を持っていくということが大切な気がします。
日常生活から考えると物理現象は数えきれないほど隠れています。ただ、それが当たり前になっている現状があることで、気にすることなく、「そういうもの」ととらえて見過ごしがちです。
これは、親の影響がどうしても大きくなっています。子供は様々なことに興味を持ってくれます。「あれは何?○○ってどういう仕組みになってるの?」など。それに対して、「一緒に調べてみよう、考えてみよう!」と知らないことであったとしても、流さずに、子と一緒に学ぶ姿勢が大切です。
1人で学ぶよりも、友達、他の人と一緒に学ぶことが楽しいのと同じように子供ながらに感じ取ってくれます。
読書は楽しいですね。
自身の考えを持つ中で、他の人の考えについても考える機会を得ることができ、自分なりの答えを出して前進していける気がしてわくわくします。
ESTEMでは、塾にある本はもちろん自由に読んでいただけますし、言っていただければお貸しすることもできます。どんどん面白い本をいれていきますので、通塾生の方はこまめに本棚チェックしてもらえると嬉しいです。
当たり前を見直してみましょう、そこにはいろいろな気づきがあると思います。
そして普段の暮らしの中から一歩先まで考える力を身に着けていきましょう!
2019.12.12
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
今回は気候に関するお話を少ししたいと思います。
日本には、四季があります。春夏秋冬、さまざまな顔・表情を見せてくれる季節。そこには風情があり、見る人を魅了する自然の力を感じます。
四季は、季節。世界的な気候帯で見ると、温帯湿潤気候にみられるものですね。ただ、近年のニュースを見ると、夏は40℃近くまで気温が上昇したり、山形に焦点を当てると、冬でも暖かさがあり、まとまった雪が降らない、いわゆる暖冬と呼ばれるものが浸透してきたように思います。また、今年は台風の被害も甚大でした。私もあれだけの暴風雨を経験したのは初めてでした。
これらの異常気象の原因は何か?
数年前からずっと騒がれている地球温暖化が大きく影響しています。そしてこの地球温暖化という世界現象を作り上げてしまったのが我々人間です。
この地球温暖化により、世界のいたるところで気候変動が発生しています。
スペインやイランでは度重なる洪水、グリーンランドでは氷河が溶け出し、アメリカのマイアミでは海水が街に押し寄せるなど、SNSを通じて世界各国の気候変動の様子が取り上げられています。
最近話題になったのが、国連気候変動サミットでのスピーチが印象的だった16歳の環境活動家グレタ・トューンベリさん。気候変動が緊急事態にあることを強く訴えた彼女のスピーチは世界中で話題になったようです。
16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリによって、世界中の若者の間で、未来のために環境保護のために早急な対策を求める動きが活発化。グレタが行なう、学校を休んでのデモは日々大きなものとなっており、今年2019年3月に世界112ヵ国で1,769ものデモが行なわれた際には100万人を越える参加者、そして9月に世界各国でデモが行われた際には400万人を越える参加者が集まったほど。
引用元:FRONTROW
この記事を見るだけでも大きな影響となったことが分かります。私自身、この話を受けて他人ごとではないと改めて実感。当塾の生徒にも、この現状を伝える機会を設けたいと思い、アクティビティの1つにするためにワークシートを作成しています。
この世界的な行動(デモ活動)を受けて、イタリアの教育相が「イタリアが気候変動に対するリーダーになってほしい」ということで、イタリアの公立学校で、気候変動の授業を義務化しました。気候変動を授業の一環として取り入れ、義務化するのはイタリアが世界初とのことです。
気候変動の原因を作ってきたのは我々人間。これからの時代を担っていく若者に、今の世界の気候の現状、そして1人1人に危機感を持ってもらうことは大切だと感じました。
気候変動の授業は1年間で33時間に設定され、来年2020年9月から開始されるようです。また、地理や数学、物理などの教科でも、持続可能な開発の観点からも授業が進められるとのことで、それぞれの分野での視点も広がり、非常に良い機会なのではと思います。
便利になればなるほど、エネルギーとして知らない間に地球に悪影響を及ぼしているという現状。世界の発展を止めないためには環境問題から考えるモノづくりというのが今後の大きな課題になるのではと思いました。
2019.12.10
こんにちは。
学習塾ESTEMの渡辺です。
先日、プライベートでオーストラリアに行ってきました。
飛行機に乗ることも初めて、日本の外の空気を吸うのも初めて、、というように何もかもが初めてでした。
向こうに4日間滞在していましたが、1つ1つのことを鮮明に覚えてるくらい楽しく、とても刺激になりました。
今回は向こうでの生活をしてみて感じたことについて少しお話します。
現在、オーストラリアは夏真っ盛り(^_^;)
ちょうど私が向こうに行った時には最高気温が31℃前後と日本でいう真夏日!空港に到着して早速夏の服装にチェンジ(笑)
特にオーストラリアの位置する部分は、オゾン層が薄いということもあってか紫外線が非常に強かったですね(オーストラリアの学校では登校時にサングラスの着用が義務化されています)。
ただ、とても乾燥しているため、日本のようにじめっとした暑さがなく過ごしやすかったです。日陰はとても涼しい。
道行く人は、半袖半ズボン、海パン、水着、裸足などなど。人種も多種多様で、日本とは違い周りの目を気にしない自由さがあって開放的でとても過ごしやすく感じました。
ビーチに行くと、焼いている人、サーファーも多く、ビーチ沿いの舗装路をサイクリング・ランニングしている人などなど非常にアクティブな人ばかりでした。実際に私も海に入りましたが、波が非常に大きく、サーフィンの世界大会が開催されるだけあるなと実感。それに加え、同じ太平洋とは思えないくらい透き通った海水((´∀`))
見ているだけで癒される、そんなひと時でした。
オーストラリアの美しさを感じる一方で、日本って幸せ、綺麗だなと感じる部分も。オーストラリアはトイレの衛生面がホテルを含め、どの場所でも決して綺麗とは言えませんでした。また、ホテルのサービスに関しても、日本でのホテルの在り方が当たり前だったこともあり、これがないあれがないなど戸惑う場面も多々ありました。
ちょうど12月初旬から現地(ゴールドコースト)入りしたのですが、現地ではschoolies(スクーリーズ)という日本の成人式のようなものが行われている期間でした。オーストラリアは18歳から成人となりお酒が飲めます。11月中旬から3週間ほど、大人になる若者たちをみんなで歓迎し温かい目で見守ろうという期間でしたので、夜はにぎやかでしたね(笑)。
日本でも成人式は毎年話題になりますが、このような式に相当するものを3週間も実施しているオーストラリアは優しい国だなと感じました(現地のショップを経営する日本人の方にお話を伺いました)。
現地のスーパーマーケットにも行きました。日本との大きな違いはなんといってもサイズ感!!(笑)
日本にも進出しているコストコと同じぐらいのサイズですね。値段は日本で売っているものと大差なく、コストパフォーマンスが非常に良い。スーパーマーケット内を見て歩くだけでも楽しかったです。向こうは、バナナなどが量り売りとなっており、房で販売しています。自分の欲しい分だけをちぎって購入してよいので便利ですね。
また、肉なども爪がついたまま売られているものなど、驚きの連続でした。
私自身、初めての海外でしたが、非常に楽しかったと思うと同時に改めて当たり前って当たり前じゃないことに気づけました。
海外など、特に初めて訪れる場所では、自分の知らない景色、空気、言葉、価値観、料理、風習などを知ることができる(自然に知ろうとする)ため、非常にお勧めします。普段できない海外での生活を充実させるために、事前の調査が大切だなと感じました。
私自身、約半年前から計画し、何回も日程の調整(この日にどこ行くかなど)をしました。それでも実際に現地に行くと、思い通りの予定で動けずに日程の修正も結構しました。
それと、言葉の壁は大きかったです。現地の言葉は基本どこでも英語でしたが、これを伝えたい!ということがあってもなかなかすぐに英語が思い浮かばずにタイムラグが発生してしまったり、リスニングに苦労したり、、、。
自分の伝えたいことをうまく伝えることができないもどかしさも同時に感じました。日本では、特に意識して話していなかったことも全てを英語に変換するという工程を経るだけで大変で、常に考えて過ごしていた4日間でした。
それも含めてすべて楽しめましたし、自分にとって非常に刺激的な毎日でした。向こうのホテルでは、日本人の修学旅行生もいたるところで見られました。若いうちから、海外の景色を見れてうらやましいと思いました(笑)。やはり、何事も早いうちから経験しておくに越したことはないですね。
今回海外に行ってみて、もっと他の国の景色・文化を見てみたい、感じてみたいと強く思いました。
まだまだ紹介したい内容はありますが(現地の料理など)、とても長くなりそうなのでこのぐらいにしておきます(笑)。
ぜひ、この投稿を読んでくださったお子さんをお持ちの親御さんがいましたら、日本とは違う空気を感じさせてあげてください。
2019.11.23
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
プログラミングの授業について紹介した生徒さんの内容です。
前回までのScratchの続きでこれまで作成してきた宝石ゲームの改善をしていきました。
まず初めに復習として、前回までに生徒が作ってくれたプログラムの説明をしてもらい、その後スタート画面とゲームオーバー画面を入れるとゲームらしさが増すので、それぞれの画面を付け加える部分などを目標に掲げ、取り組んでいきました。
生徒の説明の際、プログラムを実行してもらいながら行いましたが、端のほうに出現した宝石をゲットできないというバグを見つけ、その改善から行いました。この時、小学6年生の範囲で少し出てくる座標について説明し(生徒は小学2年生)、どの範囲からどの範囲までに宝石が出るようにすればよいのか決めていきました。プログラムを学んでいく上で算数(数学)の知識が必要になることも知ってくれたのではと思います。
その後、スタート画面を最初から表示するにはどうすればいいのかについて、画面上で説明し、生徒に問いかけながら取り組んでいきました。1つ1つ問いかけ、間違っていたらヒントを与え~、という形でやると「あ!そうか」と気付いてくれ、自分で手を動かしてくれる場面が多かったです。
途中、気分転換ということでscratch内のゲームをしてもらいました。一般公開されているプログラムを検索しながら一緒に見ていこうと思いましたが、「先生の作ったシューティングゲームやりたい!」とうれしい言葉をいただき、10回近くプレイしてくれました(笑)。
作 : 渡辺
その後、スタート画面と同じようにゲームオーバー画面も作成しました。「このゲームでゲームオーバーになるのってどういうときかな?」と問うと、「時間内に回収できなかったときかな」と回答してくれたので、タイマー機能を追加していきました。ヒントを出しつつ行ったこともあり、躓きは少なく無事にクリアし、スタート直後にタイマーが作動して、○○秒になったらゲームオーバー画面が出るように作ることができました。
「これで完成だ!」!と生徒自身満足して仕上げてくれたので良かったです!
実際に私もプレーしましたが、タイマーが短いので非常に難しいゲームでした(笑)
また、今回の通塾の際に毎回の通塾の最後に押しているスタンプカード(スタンプ何個で景品と交換できるカード)についても改めて見てもらいましたが、「ノートが欲しいから頑張って貯めたい!」と話してくれ、授業に取り組むうえでのモチベーションアップになってくれたと思います。
授業終了後、お迎えまでの時間では、scratch上でやってみたいゲームを検索していろいろなゲームを見ていきました。
数多くのゲームが公開されていますが、ゲームを実際にやるだけでなく、“中を見る”というボタンからそのゲームのプログラムの構造を見ることができます。中を見ながらゲームの操作もできるため、どの部分でどこが動いているなどが分かりやすく、プログラムを組み立てていく上での参考になったと思います。
検索してゲームをやっていく中でこれってどういう感じのプログラムで動いてるんだろうと、プログラムの中身を自分から見てくれたので、1つの興味をうまく作れたかなとこちらとしてもこの授業をやってよかったと思いました。
最近でも自分の子がゲームばかりやってしまう、、、という家庭が多く感じますが、実際にゲームを1から作ってみる経験をするとゲームの構造や販売されているゲームのリアリティのすごさ、それらを比較することでそこから興味が湧いて自分からもっと進んでゲーム作成に取り組む、というようにゲームの見方が変わるだけでなく、「もっと本格的なゲームを作りたい」「作るにはどうすればよいか」と、学習のきっかけになるチャンスだと思います。
次週から本題のドラクエのバトル画面作成に突入する予定でしたが、「プログラミングはとりあえず終了でいいかなー」とのことで、食虫植物についてもっと知りたいと言っていたので、次週は食虫植物について学んでいきます!!
2019.11.18
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
先日から、通塾している小学生の生徒から「塾の向かいの公園で落ち葉拾いして図鑑作ってみたい!」と要望がありましたので、”落ち葉図鑑”の作成に取り組み始めました。
落ち葉図鑑づくりに取り組んでいく前に、紅葉のしくみについて一緒に学んでいきました。
使用したワークシート
紅葉する過程において植物の成長に必要な条件や、自分たち人間にとって植物の光合成の仕組みが大切であることについて触れていきました。
その仕組みを解明すべく、葉に含まれている葉緑素という物質を取り出す実験も準備していましたが、本人の意向で図鑑づくりに取り組んでいきました(別の投稿でほかの生徒がした実験として掲載します)。
実は、前々回から落ち葉図鑑づくりに取り組みましたが、そちらで使った落ち葉は空気に触れさせたままだったのでボロボロになってしまいました。
図鑑は時間が経っても他の人が見られるような”保存“されたものであってほしかったので、先日の授業の際に改めて公園に葉っぱを採集しに行き、持ち帰った葉っぱの表面の水分などをふき取り、ラミネートして空気に触れないようにしたり、ひと手間加えた標本を作っていきました。
公園での葉っぱ収集の際、銀杏の葉っぱがたくさん落ちていたのですが、枯れているわけでもないのにこんなに落ちているのはなぜだろうね、と質問すると「ほかの葉よりも当たる部分(面積)が大きい」「枝と葉の接着が弱いから」と鋭い推測をしていました。
また、ラミネート加工する際「これ面白いね!」と、ラミネーターによって熱せられることで挟んだものが閉じ込められる様子にわくわくしていました。この素材が熱すると程よい硬さになることを知り、「何も挟まないで下敷きに使いたい」とのことでしたので差し上げました(笑)。
ラミネートの原理について、勉強していくアクティビティも面白そうだなと感じましたので、今後のためにワークシートを準備していこうと思います。
ラミネート加工した後、図鑑に貼るために一緒に切っていく作業をしていきました。
その中で、自由研究に使えそうだねという話をしていたら、「写真じゃなくて本物を使ってるからかなり評価高そうだね、コンクールとか出したらすごそう」とも話してくれたのでぜひ自由研究に出せるようなオリジナリティあふれる図鑑にできるようにしていきたいですね。
本物の葉を使用しているので、よく見る葉っぱの図鑑とはまるで違うより細かな観察(葉脈、葉の形、紅葉具合など)ができると思うので私もワクワクしています!!
今回の公園での落ち葉拾いでは全種類とってくることはできませんでしたが、たくさん採ることができました!
大小さまざまな落ち葉を拾ってくることができ、水分ふき取りながら「これは落ちたばっかりの葉だな」「この葉っぱの表面はつるつるしてる」「この葉は腐ってきているけど、ほかの腐ってきているものも葉の先から腐ってきているね」とさまざまな考察をしてくれました。
毎年やってくる冬のお知らせをしてくれるこの落ち葉。
見逃しがちですが、この葉から学べることってたくさんあります。そう考えると学ぶ場というのは無限にあり、その機会を逃すか逃さないかは自分自身でもありますが、そういった機会を与え、学びの視野を広げていくというのが私たちの大きな役目だと思っています。
私たちからそういった身近なところから学べることがある、といったこともこのような多様なアクティビティを通して、自然に感じてもらえたら嬉しいですね。
次回、落ち葉の特徴を観察して、iPadで検索していくなど内容を充実させていき、最後に発表をしてもらいたいと思います。
どんな図鑑ができるのか楽しみです!!
2019.11.15
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
プログラミングの授業について紹介した生徒さんの内容です。
前回に引き続き、scratchでゲーム作成をしていきました。
ドラクエのバトル画面作成に向けて、キャラクターを動かす方法から勉強していきました。
最初から画面上に用意されているスプライトを用いながら、キャラクターを動かすにはどのブロックが必要かヒントを出しながら考えていき、、、ドラクエ作成する前に簡単なゲームを作ることになり「宝石ゲーム(キャラクターが宝石を集める)」の作成を開始しました!
1度scratchを触れていたこともありキャラクターを動かすことはできたので、キャラクターの向き(後ろに進む際に前を向いたまま後ろ向きに進むなど)を修正するところと、宝石が出現する場所をランダムにする、宝石に触れると「見つけた!」となるようにどんどん手を加えていきました。
プログラミングの授業を数週間やってきたこともあり、どこにどのブロックがあるのか(この動作にはどのブロックが必要か)が以前よりもわかるようになり、宝石をランダムに出現させるというプログラムに関してはほぼノーヒントで自力で考えクリアしたので、思わず「やったー!」とみんなで拍手しました(笑)。
ヒントを出していても、どのプログラムの下部につけるのか、数値はあっているか(符号)、考えるところはたくさんあり大変そうにしていましたが、「まずはいろいろなところにつけてみて動きを見てみることが大切」とこちらとしても辛抱強く取り組む様子を見る形にしました。
プログラミングを作っていく中で大切なのは、何度も試行錯誤することであり、scratchでは実際に画面の動きを確認しながら試行錯誤が何度もできるので物事を順序良く組み立て逆算する思考力も身に付きます。
そして授業の最後数分間を残して無事にクリアでき、立ててもらった目標を達成することができました。目標立てることを習慣化し、立てた目標を達成する喜びが実感できてくると、どんなことに対しても目標をもって取り組め、自然と学びの意識が広がります。
親御さんがお迎えにいらした際は、作ったゲームを「やってやって!」と促したり、その時に改善点(宝石を集める個数が18個だと多すぎるなど)を見つけて5個に直したりとプログラミングに対して前向きな姿勢を見ることができました。
今回「宝石ゲーム」を作ってくれた生徒さんは、いろいろなことに興味が向いてくれるので、その興味の中心が私たちの授業になるようにしたいと改めて感じさせてくれました。
次回、ゲームらしさが一気に増すようにスタート画面とゲームオーバー画面を追加して「宝石ゲーム」の完成を目指します!!
2019.11.08
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
前回まで食虫植物についてのワークを進めていた生徒さんの授業についての紹介です。
前々回の授業の終わりに「食虫植物が終わったらドラクエのバトル画面作成をやってみたい!」と希望してくれていたので、初めにscratchというプログラミング言語を学んでいきました。このscratchを使うことで誰でも簡単にゲームが作れるようになります。
まずは、自宅でも取り組めるように、パソコンでscratchを検索するところからアカウントを作成し、ログインする流れについて一緒に確認しました。
ログインをした後はさっそくゲームづくりに挑戦!
といっても何かの課題に挑戦してもらうわけではなく、自由に触ってもらってscratchの特徴でもあるブロックプログラミングの楽しさに気付いてもらうことを目標に取り組んでいきました。
scratchの編集画面には自分が作ったものを表示させるディスプレイがあるのですが、その画面にいろいろなキャラクターを出したり動かしたりすることに夢中になっていました!
動かすときはただ動かすのではなく、物語を考えて、その流れに沿って動かしていました。私もすっかり話に混ざってつい夢中に(笑)
その物語はドラゴンクエストのような勇者がお姫様を助けるためにモンスターを倒していくものだったのですが、私たちスタッフはその物語の雰囲気にあった効果音を別のパソコンから出して、物語の演出のサポートをしていきました。
勇者がモンスターをすべて倒して物語が終わると、興味を示したのは私たちが作成した効果音のプログラムでした(あるパソコンのキーを押す効果音が鳴るというもの)、なんでキー押すと鳴るんだろうと不思議そうでした。
Scratchの操作にも慣れてきたようで、効果音のプログラムを一緒に作ったり、キャラクターにコメントをしゃべらせたり次々にScratchのおもしろい機能を発見してくれたようで、目標も達成できたのではないかなと思います!
その後、自作した作品が全世界に公開することができると伝えると、びっくりしていました。ということもあり、丁寧にプログラムの紹介文を書いてくれました。
自分のプログラムを公開すると、その作品を見た人がコメントをすることもできるのですが、コメント係を私たちで担当し(○○の名前は何ですか?など)、それに対して返信する形で作品の説明をしてくれました(笑)。
家に帰ってからもやりとりしようねと約束して元気に帰宅しました!!
今はインターネットが当たり前の時代なので、当然なのかもしれませんがそれを知らない人からすればびっくりしますよね。全世界に自分の作品を発信できる今の世の中の形ってすごいなと思います。
今私が記事を書いているように、自分自身が感じたことを発信・アウトプットできる場があることに感謝ですね。
そのほかにも、授業中キーボードのタイピングも必死にローマ字を探しながら頑張ってくれていました。小学生低学年のうちからパソコンに触れて、タイピングにも強くなるといずれ様々な作業が効率よく進められます。
私自身、幼少期にパソコンに触れる機会がなかったもので、大学で初めてちゃんと使用するようになりタイピングには苦労していました。パソコンを使用するうえで道具となるタイピングはこれからの世の中必須です。また、アウトプットすることについては大人である私たちがまずはその手段のアドバイス・提供をしていくことが必要だと思います。
ぜひ、小さいころからパソコンに触れる機会を作ってあげてください。
2019.11.02
こんにちは。
学習塾ESTEMの渡辺です。
前回まで輪ゴム銃製作に取り組んでくれていた小学生の生徒が、次回からは「食虫植物」について色々調べたい、とのことだったので食虫植物のプロフィールを完成させていくような専用のワークシートを用意して取り組んでいきました。
食虫植物を手に入れるにはどうすればいいのか、実際に育てるとしたらどのような手順で育てればいいのか?などについてiPadを使って調査をしていきましたが、びっくりするほど熱心に植物のプロフィールを埋める空欄部分に次々と答えを書き込んでくれました。
地球儀を使って生息地を調べるワークでは、日本に生息する食虫植物がいることを見つけたり、食虫植物の価格を調べるワークではネット通販で1つ300円ほどで売っていることが分かったり、私たちとしても発見の多い1日となりました。
いくつか植物の種類を調べた後は実際に1つだけ買うとしたらどれにするか種類を絞ることにしました。
最後まで、”ハエトリグサ”か”ウツボカズラ”のどちらにするか悩んでいましたが、最終的には育てるとしたら”ハエトリグサ”ということになりました。
加えて、種から育ててみたいとのことでしたが、種は少なくて40粒からの販売だったので、それらがすべて育った光景をイメージするとなかなか(笑)
授業の最後には、もし食虫植物を買いたいとなった場合、どうすれば納得してもらって親御さんに買ってもらえるのか、私たちスタッフが仮の保護者役をして、生徒にはプレゼンシミュレーションを行ってもらいました。
お父さんが趣味で熱帯魚などの生物を飼育しているので、生物のおもしろさには共感してくれると踏んで、お父さんに食虫植物のすごさをアピールすればいいのではないか、また、お母さんに対しては、しっかりと自分で育てられるということをアピールしてみる方法を考えてくれました。
どんな分野でも自分からやりたいと言ってくれると私たちスタッフも嬉しいです。今回、自分で調べて言った内容を参考にお家で一から育ててみたり、もっと詳しい生態を積極的に調べてもらえたらとても嬉しいですね。
2019.10.31
こんにちは。
学習塾ESTEMの渡辺です。
昨日は、高畠オーガニックラボに向けた発表資料作り、発表練習を行いました。
高畠オーガニックラボの運営の方からお話をもらい、9月下旬から取り組んできましたが今週末はいよいよ本番を迎えます。
最終日ということで発表練習をメインに行いました。計4回ほど発表練習を行いましたが、発表していくうちに資料のあらが見つかり、回を重ねるほどに少しずつ洗練されてきているのが分かりました。
発表を終えるごとに、私たちスタッフも加わってそれぞれが発表をしていて気になったことを挙げていって修正を加えていきました。
生徒も、自分が発表をするというイメージも想像していて「自分が発表をするこの部分がちょっとさびしいかな?」と提案したり、スライドをよくしようとする意識が感じられました。
やはり資料を作って完成したと思っても、実際にスライドを進めながら発表していくと「あれ、ここおかしいかも」「ここの表現少し変えたほうがいいかな」のように修正したほうが良い部分というのが出てきますし、改善すべきポイントが分かりやすくなります。
また、通塾生の通っている小学校では、全学年で取り組む”お弁当の日“という取り組みがあるようです。
スタッフたちも初めて聴く取り組みでしたし、子供に食育を伝えていく上で大切な役割を持っていますね。
その大切さを知っていくために、お弁当の日とは何なのか?やお弁当の日に取り組むことでどんな変化があるのか?、など深堀りをしていきました。
ここで、生徒は弁当の日で自分が取り組んだ内容を活き活きと話してくれました。例えば、一番の得意料理であるという肉みそについては、7人分もひとりで作ったということで、作るとおばさんが喜んでくれると嬉しそうに話していました。
そうした修正を重ねた結果、3人にしかできないプレゼンに仕上がってきました。
違う食文化を過ごしてきたESTEMスタッフと意見交換する中で、お互いの食生活の違いを発見し、また自分たちの食生活が当たり前でないことを認識することができていました。
最後の発表では、私たちに加え、塾長、保護者の方とみんなで聞いていたので、最初に行った発表とは見違えるほどしっかり話せていました。発表時間も10分程度で申し分なかったです。
最初の発表に比べると少しずつ声も大きくなっていきました。練習とはいえ、発表する場において大きな声ではっきりと言葉を発せるというのは、聞いている人に伝えたいことが届きやすくなりますし、強みとなりますね。
特に、プレゼンにおいて大切なのは、いかに相手に伝えるか。
自分たちにとっては当たり前のこと、知っていることだからこの内容・説明でいいだろうと思うのではなく、初めてそのプレゼンを聞く立場で、客観的な視点でスライドを作ったり言葉選びもしていく必要があります。
また、声のボリュームや間、どれだけ端的に伝えられるかなど、様々なポイントがありますが、こういうところも発表する場を経て身に着けてもらいたいですね。
4,5週にわたって取り組んできたプレゼン準備の活動は、自分の意見を主張すること、人の意見を聞くことを勉強できる非常に良い機会になったのではと思います。
当日は自分たちが伝えたいことを伝えきってほしいと思います。大勢の人の前で発表する機会はなかなかないですし、当然緊張はすると思いますが、その緊張も楽しんでもらえたらと思います。
実際に足を運んで、自分の食について、見直してみてはどうでしょうか?
当日は塾長が会場に行く予定なので、どんなふうに発表をしてくれたのか、後から聞くのがとても楽しみです。今回のプレゼン発表が3人にとって良い刺激となってくれることを期待しております!頑張れー!
2019.10.26
こんにちは。
学習塾ESTEMの渡辺です。
先日、数週間にわたって通塾生と製作してきました、輪ゴム銃が遂に完成しました!
輪ゴム銃の工作に取り掛かっている生徒は非常に活発な子でいろいろなことに興味を持ってくれています。実はまだこのアクティビティを行ってきた生徒がいなく、ESTEMの中で一番乗りであることを伝えると「他の誰よりも早く銃を完成させなきゃ!」と話して取り組みの姿勢が一気によくなった場面がありました。
やる気を出すのはもちろん本人なわけですが、それをサポートしていく面で言葉選びなど、生徒によって変わってくるので難しい部分ですが面白いですね。大人が集中して取り組んでいるのを見ると、それに合わせるように自然と子供も雰囲気を読み取って、集中してくれるようになります。
今回が輪ゴム銃製作最終日でしたが、「私はグルーガン使いの達人だ!」と言いながら手慣れた様子でグルーガンを使用してどんどん接着していってくれました。
↓完成した輪ゴム銃がこちら↓
複雑そうですよね。今回の輪ゴム銃工作は、小学校低学年以上の握力が必要になる作業工程(ハサミで割りばしを切るなど)があったり、全体的な難易度も高かったのですが、最後まで私たちと頑張って製作してくれました。製作後、実際に輪ゴムを装着させ、無事に8連射できました!
その後、輪ゴム銃の発射される仕組みや力のかかり方、もっと工夫するべき個所などお話する予定でしたが、かなり疲れていたようでそこまでは行いませんでした。
授業中に「これ完成させたら、食虫植物についてやりたい」と連呼していたこともあり、すでにそっちに意識が向いていたことが大きな原因ですね(笑)
ということで、次回は食虫植物について学んでいこうと思います!
種類や生態、育て方などを自分で調べつつ、最終的には調査報告をしてもらおうと考えています。
このアクティビティを通して、生徒自身で思い立った時に調べたことを参考に育ててもらえたら嬉しいですね。
2019.10.24
こんにちは。
学習塾ESTEMの渡辺です。
先日から行ってきているプレゼン資料作りも徐々に完成に近づいています。
資料はオンラインで編集できるスライドエディターを使って、制作開始です。
先週にプレゼンの大きな枠組みを決定したので、その大枠に従って具体的な内容を詰めて作業していきました!
前回までに触れてきたように、通塾している子たちの食生活、その子たちにとってはそれが日常であり、当たり前のことだけれど、実はそれは当たり前ではない、と感じてもらうことを中心に内容を深めていきました。
当たり前ではないことに気づいてもらうため、改めて私たちが感じている主に1人暮らしの食生活における問題点などを話しました。
1人暮らしの栄養バランスに偏りのある食生活(レトルト食品、炭水化物のみなど)に対して、通塾生からは「このままだと将来が心配」「子供たちには真似してほしくない」「病気のリスクが高まるからやめるべき」といった感想をもらいました。
今回の授業では2人が午前、1人が午後と時間がずれていましたが、通塾生3人とも似たような感想を持ってくれました。
似た感想を持ったということは、無意識のうちにその食生活が自分の考えている食生活のイメージとは異なり、アンバランスであると感じ取ってくれたようです。
通塾生の通う小学校では、弁当の日というイベントがあるそうで、自分たちでメニューを考え昼食分のお弁当を作ったようです。聞いた話によると、設計図からすべて自分で構成していくとのことだったので本格的ですよね。
うち1人が自分で作成したお弁当のメニューを教えてくれました。(内容は11/2の高畠オーガニックラボで公開予定)
「自分の好きなものだけ入れるのではなく、栄養バランスを考えた」と言っていましたが、深堀していくと、その背景には、自分の家でいつもバランスの整った食事のラインナップを見、食べている、ということが大きく関わり、自然と弁当メニューを考案する際に考えていたようです。子ども自身が作るお弁当には、家での食生活が隠れているかもしれませんね(もちろん例外もあります)。
どちらにしても自分で作るものを食べる達成感やおいしさは格別ですよね!
非常に良い取り組みをしているなと感じます。
食べることはもちろん楽しいことですが、料理を作る過程や彩をデザインする部分にも多くの楽しさが隠れていますよね。こういった取り組みを学校全体、市区町村全体で実施していくことで、より多くの人に食べるだけが食の楽しみではないことに気づいてもらえそうです。
いい感じで仕上がってきています!!
バランスの取れた食生活により得られるメリット、アンバランスな食生活のデメリットについて、それぞれの思いをプレゼンに乗せることで、人の気持ちや行動の変化のきっかけを作り、印象に残るプレゼンになります。
また実際に、自宅の朝食メニューをカメラに収めたものを資料に一例として導入したり、プレゼン内容の幅も広がっています。しかし、今回の食と健康について考えた時、自分たちにできることは何だろう?という問いに対しては、抽象的な内容になって具体的なイメージが難しそうだったので、残り1週間でその部分を重点的に考えて、資料を完成させていきます。
そして当日は小学生の代表として多くのメッセージを伝えてもらいたいと思います!
2019.10.19
こんにちは。
学習塾ESTEMの渡辺です。
前回に引き続き、昨日の通塾生と高畠オーガニックラボに向けたプレゼン資料作りをしていきました。
スライド資料はいきなり作り始めず、まず最初に資料を効率的に作成するための構成レイアウトを考えていきました。プレゼン当日まで残りの期間が少ないこともあって、大まかな流れはこちらで考えてさせてもらい、それらを魅力的な内容へと膨らませるところを通塾生には担当してもらいました。
①高畠の食生活の豊かさ
②現代病が問題になっている世の中の食生活
の2つです。
①のテーマでは、これまでの議論でもあった、高畠では地産地消の食生活を送る人が多いということ。2世帯同居の家庭が多いこともあって栄養バランスなど1回の食事を考える時間が多いということ、を改めて確認してもらいました。
議論の中で1つ大きな発見。それは自分たちの住んでいる地域の食生活が当たり前すぎて、それの良い点を挙げようにも「健康になれる」や「肥満にならない」など表面的な意見になってしまう、というところでした。大人でもなかなか難しいところですよね。
②のテーマでも同じような流れで、「外の食生活を知らないので問題点を挙げようにも挙げにくい」ということもあり、実際に山形の外から来た私たちスタッフの実体験などを交えて、都市部では核家族世帯かつ両親が共働きである場合が多く、毎回の食事に十分に時間を充てることができず、簡単に済まされてしまいがちだということ。
キッチンが狭く料理をし辛い環境であるために、出来合いの食品に頼ってしまいがちだということ。また、出来合いの食品は案外レパートリーが少なく飽きを感じストレスが溜まってしまうことなどを確認しました。
黒板いっぱいに書きました!
特に普段の食生活を意識することなく、普段の健康的な食生活が送れている人にとって、そうではない家庭へ思いを寄せて、食事情改善のメッセージを生み出していく作業は難しいことかもしれません。その作業の中で、自分の中の固定観念を改める必要が出てきますからね。
しかし、議論を通して、まずは自分たちの食生活が当たり前ではなく、恵まれた食生活の中で生まれ育ったという自覚を持ってもらえたかと思います。
私も、幼いころ、朝起きたらごはんができていて、学校から帰ってきたらごはんの用意がされているという状況下の時もあったので、それがあたりまえでないことを痛感するとともに感謝しなければならないと改めて感じています。
さらに数週間をかけて、小学生ならではの具体的エピソードなどを織り交ぜながら内容の濃いスライドを目指し準備に取り組んでいきたいと思います!
2019.10.12
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
現在、最大規模といわれるほどの台風19号が日本に接近していますね。
当塾も安全を考慮して、本日と明日は塾を臨時休業し、通塾日の振り替え対応をさせていただいております。
関東、特に千葉の被害が心配されていますが、現時点で、山形も含め、12都県で停電が発生しているとのことです。
どこのお店に行っても、お惣菜や菓子パン類、防災グッズも売り切れているようで、メディアが何度も報道したことで、多くの人が自分のことととらえ、危機感を持っているようで、安心しました。
本日の午後から、翌日の明け方にかけて日本を横切っていくようですが、被害が最小限であることを願うばかりです。
「備えあれば患いなし」です。全国の皆さん、くれぐれもお気を付けください。
2019.10.11
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
先日から、ある団体さんからオファーがあり「食と健康について」をテーマにプレゼン内容を通塾生と一緒に考えていっています。
「食と農業」について、11月2日に<高畠のオーガニックラボ>というイベントにて、ESTEMの通塾生3人に小学生の代表としてプレゼンをしてほしいというオファーが舞い込んできました。
大勢の前で発表する機会が貴重であることに加えて、以前、8月の横浜の塾(スターグローブ)の子たちとの交流会で、この通塾生3人は発表を既に経験していて実力も備わっているので、しっかりとサポートしていきたいと思います。
先日の授業では、大会のテーマである「食と農業」に沿って、どんなことをプレゼンで伝えればいいのか、メッセージを探すことにしました。伝えたいメッセージを探すためにも、今の食と農業についての問題点を見つける必要があります。
そのため、授業は自分に身近な食生活について想像をしてもらうことからスタートし、書き出してもらいました(例えば今日の朝ごはんは何を食べたか、それらはどこ産なのか)。
その次に、クラスメイトなど身の回りにいる人がどんな食生活をしているのかを想像してもらいました。みんなに黒板に記入している中で、高畠町には農家の家庭が多いので、食生活が乱れている子供は少ないけど、それでも全体の3割ほどは食生活が乱れているということを確認することができました。
また、食生活が乱れている原因に、外国の食文化が入ってきて、それらが簡単にスーパーなどで手に入ってしまうことや、農家が減ったり、共働きの家庭が増えることで食について親から学ぶ機会が減ってしまうといった問題があることが分かってきました。
プレゼンで話したい内容の軸が出来上がってきたので、次週以降で設定したテーマに基づいて全体の構成を考え、スライド資料づくりに入っていきたいと思います。
台風が接近しておりますので、山形の皆さんもご用心下さい。
2019.10.06
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
今回は、通塾している生徒が前週の最後に、次回からはこの理科実験を行いたいと申し出てくれたので、「お酢と重曹を用いて風船を膨らませてみよう!」という実験を行いました。
実験の内容としては、お酢に重曹を入れるとどうなるかというところから、反応で発生した物質の正体をすべてつかむことをゴールとしました。
そのために発生する物質が1つずつ得られるようお酢と重曹を入れる容器にも工夫を施しました。
お酢はペットボトルへ、重曹は風船の中へそれぞれ入れ、重曹の入った風船をペットボトルに装着させました後、風船を傾け、お酢と重曹が混ざったところでどんな反応を起こすのか観察しました。
するとペットボトルの底から泡が発生し、みるみるうちに風船が膨らんでいき、その様子に、割れるかもという焦りからか、机から逃げるように遠ざかっていくナイスリアクション(笑)。
実験をする前に「予想はどうだろう?」と聞いていましたが、「炭酸飲料のように泡がシュワシュワ出る」と言ってくれ、この実験は学校でもやったことがなかったようで、その中で的を射た答えでびっくりしました。
しかし、ここまでの勢いで泡が発生することは予想していなかったようで、とても面白く感じてくれたようでした。この直後、「重曹の量を増やしてみたら大変なことになるんじゃないの?」と話してくれたので、次は材料の分量を自分たちで決めてもらって同様の実験をしてもらいました。
お酢を最初の半分程の量、重曹を先ほどの倍にしてくれましたが、これまた予想を裏切って最初の実験よりも風船は大きく膨らみませんでした。
不思議そうに実験装置の中をのぞきこんでいましたが、やがて自分で作った実験装置の底に大量の白い沈殿物があることを発見してくれ、ここに風船が膨らまなかった原因があるとしてくれました。
実際その通りで反応を起こすには重曹とお酢の2つが必要で、片方だけが多くあっても反応はそれ以上起こらないのでした。
最後、風船を膨らませた気体の正体が二酸化炭素であることを説明しました。他にも水など新しい物質が生まれていることも確認しました。
今回、掲げてくれた目標では「反応で発生した物質の正体をつかむ」としてくれましたが、この目標を達成するためには、これから学校で習う化学式(水だとH2Oなど)の知識が必要となってくるため、先取りする形となりましたが、大雑把にでも化学反応のルールについてイメージできるようになってほしいと思い、化学式の特に重要な部分についても授業をしました。
次週の授業では、本日の実験結果を踏まえ発表をしてもらいたいと考えています。実験の考察も膨らんでいたようで、おもしろい着眼点を通してプレゼンしてくれるのではないかと楽しみです。
たとえ、学校では学んでいない範囲でも、このような実験を通してそのイメージをすることができたり、面白いと感じてくれれば、自ら学んでいきます。
当塾では、楽しい・不思議に感じたことを自ら学んで考え、行動する、主体性の向上にも取り組んでおります。
2019.09.29
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
以前投稿しました、ろ過実験ですが、各生徒少しずつ終了してきました!
昨日の通塾生も、ろ過実験のまとめ及び発表を行いました。
まず初めに、前回まで行ってきた実験結果と照らし合わせて考察をしてもらい、それについて自分なりの考えを発表するという内容で進めていきました。
考察では、2種類ある装置の違いを「装置②と比べて装置①が炭の粉が水に溶けだし、汚れている」ことや、今回のろ過のキーアイテムが炭であることに気付いてくれました。
発表では、動画を撮影しながら行い、ある程度の緊張感を持たせながら取り組んでもらいました。
大人にとってとても難しいと感じる発表。
小中学生にとっては、なおさら発表する場というのは少なく、慣れていない子が多いですが、ワークの最後に発表を取り入れることで、人前で話すことに慣れてもらうと同時に、どれだけ相手に伝わりやすい発表ができるのかの訓練も兼ねています。
今回発表してもらいましたが、恥ずかしさからワークシートをずっと見ながら話してしまったり、言葉遣い、話の前置き(次に~について話しますなど)などがなかったり、改善点がいろいろと見えてきたので、今後の個人ワークで一緒に改善していけたらと思いますね。
個人ワークでは、今回のように一連のアクティビティを通して、その物事の原理現象を知り、考え、最後に発表することで数週間で行った内容を再確認することで知識として定着させ、それに加えて、いかに相手に上手く伝えるか、という伝える力の向上も図っています。
発表終了後は、応用編ということで、私たちで〈今回の炭になぜ脱臭作用や汚れを落とす力があるのか〉と〈ろ過をして水をきれいにする浄水場について〉を説明しました。
木炭のかけらを水に入れて空気の泡を見せ「炭には目には見えない無数の穴がありその穴がニオイの元や小さな汚れを取ってくれる」ことを説明すると、「なぜ浄水所ではろ過の際に炭を使わず砂を使うの?」といった質問をしてくれたり、話がとても膨らみました。
他にも、「川の水が汚いなら、売ってる天然水は大丈夫なのか」など普段の生活に当たり前のようにある”水”に対して話し合いをすることができました。
何気ないことに疑問を持つことで、思わぬ発見があり、違う視点から学びを得ることができます。
今回でろ過実験のアクティビティが終了したので、次週以降行っていく個人ワークについて、ワーク集を見てもらいました。各種ある中で、重曹とお酢を用いた化学実験をやりたいと選んでくれたので次週から数週にわたって行っていく予定です。
このように生徒自らやりたい内容を私たちに伝えてくれることで、より一層こちらとしても楽しくなります。少しずついろいろな知識を身に着けて、視野が広がっていってほしいです。
2019.09.18
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
今回はおすすめの疲労回復法について少しお話しさせていただきます。
疲労とは、以下のように定義されています。
疲労は「疲れ」とも表現され、痛みや発熱と同様に「これ以上、運動や仕事などの作業を続けると体に害が及びますよ」という人間の生体における警報のひとつです。疲労は、人間が生命を維持するために身体の状態や機能を一定に保とうとする恒常性(ホメオスタシス)のひとつとして、痛みや発熱などと並んでそれ以上の活動を制限するサインとして働いています。
引用元:公益財団法人 長寿科学振興財団
上記の説明を見ると、疲労は私たちに何らかのサインを出しているということが分かりますね。
疲労の原因は活性酸素による酸化ストレスによって、神経細胞が破壊されるからであると考えられています。
まず、酸素とは私たちが生きていくうえで欠かせませんが、この酸素がさらに反応しやすくなったものを活性酸素と言います。私たちが呼吸をしていることによって、体の中でこの活性酸素が発生しますし、よりたくさんのエネルギーを使う活動では、より多くの酸素を消費するため、その分、活性酸素も多量に発生します。
この活性酸素は抗酸化酵素によって除去しようとしますが、その過程で自律神経の細胞や筋肉が攻撃されて疲労に繋がります。
活性酸素は、室温で酸化反応を起こすので(体温で)、栄養分を燃焼させてエネルギーを取り出すときにミトコンドリア内で使われています。
そして、この活性酸素には善玉と悪玉があり、この悪玉活性酸素が体にさまざまな影響をもたらします。詳細はここでは省略しますが、この悪玉活性酸素によって、人間は老化していきます。
さて、ここからはおすすめの疲労回復【酸素カプセル】について説明していきます。
みなさん、1度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
酸素カプセルは、短時間(約40分)入るのですが、酸素濃度が濃く、全身に程よい圧力が加わっていきます。
気圧を一定まで上げていくため、少し耳抜きの必要性がありますが、その中で読書をしたり、電子機器を持ち込んで作業をしても大丈夫ですし、もちろんお昼寝をしても大丈夫です。クーラー機能も付いているので快適です。
ヘンリーの法則がかかわっているのですが、圧力を高めることで気体の吸収力(ここでは酸素)の吸収率が高まるため、普段の生活では摂取ができない酸素(溶解型酸素)を摂ることができます。これにより、体内の隅々まで酸素が行き渡り、体内でうまく動いていなかったミトコンドリアが活発に活動することで、身体がすっきりして疲労回復にも非常に効果的です。
また、圧力を全身にかけるので、骨格や筋肉のバランスを整え、本来の形に戻す「レオロジー効果」もあります。
1.良睡眠
2.記憶力向上
3.乳酸の分解
実際に、酸素カプセルに入るようになってから、夜の眠りが良くなったという人や、酸素カプセル体験直後に、目がすっきりした(脳に酸素が回ることにより起こります)、腰の痛みがなくなったという人もいます。何回か体験したことで、「○○がよくなった」、という人もいるので効果の感じ方は人によって変わってくるようです。スポーツをしている人(マラソンランナー等)が利用するのをよく見かけました。
このように、酸素カプセルは健康に非常に良いことが伺えますね。
痛みにも効果的です。
けがをしたとき、一番必要になるのは酸素です。そのため、酸素カプセルはけがの回復促進にはもってこいの治療法の一つです。接骨院などにも治療用として設置している箇所があったりもしますね。
ただ、誰でも入れるわけではないので注意も必要です。
・妊娠中、あるいは妊娠の可能性がある人
・糖尿病などで、インシュリンを投与している人
・人工透析をされている方・ペースメーカー等を使用されている方
・パニック障害や閉所恐怖症の人
・高めの高血圧の持病がある人
・心臓病を患ってる方
基本的に上記に該当する人は、医師の判断の元、入れるかどうかの判断が必要なようです。
私も何度も利用したことがあります。吸収された酸素について、3日間は高濃度の状態で体内に保持されるようで、非常に良質な睡眠を取れたのを覚えています。
酸素カプセルが気になった方、疲労がなかなか取れない方、是非1度、利用してみてください。
2019.09.14
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
今回は昼寝について深堀していきたいと思います。
昼寝とは、その名の通りお昼に寝ること、別名、午睡(ごすい)とも言いますね。
最近、昼寝って大切だな~、というように考えるようになりました。
私は学校に通ってきて、昼寝をするという機会がなかったですし、昼食を食べた後、うたた寝しそうになったことは何度もありましたが、授業中に寝ると注意されてしまうので昼寝は良くないものだと感じていました。
しかし、いろいろなwebサイトや米国立睡眠財団では、昼寝はパフォーマンス向上に大切な行動と称賛しており、、昼寝や仮眠についての研究が急速に進んでいます。
もちろん、昼寝ですから長く寝てる時間はなかなかないと思います(仕事や学校等で)。その中でも最適な時間というのがあります。
その時間は、20分です。先ほど登場した、米国立睡眠財団の研究で発表されており、注意力の改善、パフォーマンス…気分の向上といった効果を得られると説明しています。
この昼寝というのは、GoogleやAppleでも積極的に推奨していて、仮眠スペースや快眠マシンを導入しているそうです。
このような記事を見つけました。
代表的なのはNASA(アメリカ航空宇宙局)が、宇宙飛行士の睡眠について行った実験だ。この実験によると、昼に26分間の仮眠をとった結果、認知能力が34%上昇し、注意力も54%上がったという。
引用元:DIAMONDonline
多少の昼寝の時間に誤差はありますが、昼寝の重要性が分かります。
短時間睡眠でも、高いパフォーマンスをしているとされるショートスリーパーの人たちも、仮眠を取っているのではと思います。
発明王であるトーマス・エジソンも、夜の睡眠時間は1日4時間だったようですが、昼寝を1.2回取るようにしていたそうです。
仮眠によって、脳の疲れを取ることができるので、記憶力もアップするという研究結果も発表されています。学生はもちろん、受験生はなおさら、勉強をする大きな助けとなるのではないでしょうか。
実際に私も、テスト期間などはよく勉強する前に仮眠を取ってから取り組むようにしていました。その頃は、仮眠には記憶力向上効果があることは知りませんでしたが(笑)。
そんな中仮眠を取っていましたが、勉強をしていて睡魔に襲われることが無くなったのでそれだけ効果があったのかな、と今は思います。
昼寝にはアンチエイジング効果もあり、お肌のケアにもとても良いようです。
最近では、お昼寝カフェというお店も登場してきているようですね。
昼寝は夜の三倍の効果があると言われています。
その所以として、夜の睡眠ではレム睡眠とノンレム睡眠をくりかえすのですが、昼寝ではノンレム睡眠(深い眠り)しかしないことに起因しています。
昼寝はこのような病気のきっかけのリスクも低下させてくれています。
国立精神神経センターの方が推奨する論文で「昼寝はボケ防止」に効果があるというものもあるようです。
たしかに、最近の老人ホームでは昼寝の時間を設けています。年齢を重ねるごとに、朝、自然に早く目が覚めてしまったり、夜寝つきが悪いなどの睡眠障害などが出てきます。
その中で、昼寝時間を設けることは、睡眠時間の確保にもつながり、今後より注目されていくのではないでしょうか。
一時間以上の昼寝は病気のリスクを高める
メリットでお話した心臓病・高血圧のリスクを下げるというのは「良い昼寝」をしたときのようですね。
それに、長時間寝てしまうと、夜の睡眠にも影響してきます。仮に数時間寝てしまった場合、生活リズムが崩れる原因ともなりかねないです。
というように昼寝のメリット・デメリットについて触れましたが、睡眠の仕方に気を付ければよいこと尽くしですよね。
みなさん、程よく仮眠を取って、日々を楽しく過ごしましょう。
2019.09.10
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
今回は電子マネーについて深堀していきたいと思います。
あまり知っている人はいないのではと思いますが、この”電子マネー“は約18年前の2001年から普及し始めています。
お金の製造をしている日本銀行では電子マネーを以下のように説明しています。
「電子マネー」とは、一般に、利用する前にチャージを行うプリペイド方式の電子的な決済手段を指します。利用者は、電子的なデータのやり取りを通じて、現金(貨幣や紙幣)と同じように、モノを買ったりサービスを受けたりすることができます。代表的な電子マネーには、鉄道会社や小売流通企業が発行するものがあります。
引用元:日本銀行
上の説明を見ると、SuicaやICOCAが思いつきやすいかもしれませんね。また、最近では電子マネー市場が急成長しており、PayPayやLINE Pay、メルペイなど電子マネー決済が非常に増えてきていますね。
ソニーが1996年に開発し発売したICチップ「FeliCa(フェリカ)」。フェリカの特徴は情報を読み取る速度が非常に速く、データをデジタル化、つまり暗号化するためセキュリティに優れ、個人認証や電子マネーなどを一枚にまとめることが可能になりました。
引用元:e-money Japan
始まりはどうやらSonyだったようですね。そして、今からおよそ18年前の2001年からフェリカを搭載した「Edy」の正式サービスが始まり、これが日本の電子マネーの始まりと言われています。
さて、みなさんは電子マネーを使用していますか?
まずは以下のデータをご覧ください。
引用元:IT media(10代20代のデータ)
利用している電子マネーについてのデータなのですが、圧倒的に多いのはやはり「交通系ICカード」で、およそ8割。
公共交通機関である電車での移動が多い首都圏や都市に住んでいる人ほど持っている割合が高いようです。毎回のように切符を購入していたら、大変ですし、電車に乗っている途中で切符の購入ミスに気づいたりしたら、降車後、その手続きをしなければいけなかったり、手間取ってしまいますね。
それを考えると、交通系のICカードは非常に重宝されると思います。
次に多いのは買い物等で使用できる「WAON」「nanaco」です。ここに関しては、ポイントが付いたり、割引が効いたり何かとお得ですし、特定のスーパーやコンビニでの現金が不必要になり、お会計がスピーディーになるという利点もあります。
次に以下のグラフをご覧ください。
引用元:IT media
スマホで使用できる電子マネーアプリを使っている10代、20代はなんと約2割!
正直思っていたよりも少なくてびっくりしました。
以下に記述しているメリットデメリットを考えての「現金払い」なのかもしれませんね。
それにプラスして、スマホを紛失したら…や登録が面倒くさいなどいろいろな意見があるみたいです。
そもそも、アプリ決済市場が若者をターゲットにしてないとも考えられます。
しかし、現在、数多くのテレビ番組でも電子マネーのお得な使い方などを放送していたり、CMでも見ない日がないくらいです。
今後さらに電子マネーの存在は大きくなることでしょう。
もちろん、電子マネーを使用しているのは日本だけではありません。
1.カナダ
2.スウェーデン
3.イギリス
4.フランス
5.アメリカ
6.中国
7.オーストラリア
8.ドイツ
9.日本
10.ロシア
以下の6つのカテゴリーを元にランキング付けされています。
- 1人当たりのクレジットカードの保有数
- 1人当たりのデビットカードの保有数
- コンタクトレス機能を持つカード普及率
- 5年間のキャッシュレス決済成長率
- 電子マネーによる決済率
- モバイル(スマホ)決済の認知度
※先進国TOP20ヶ国からTOP10を選んでいます。
引用元:coinpost
世界は日本より、はるかにキャッシュレス化が進んでいることが伺えますね。上位ベスト3について少し触れていきます。
カナダは電子マネーによる決済率が57%と高いですが、カナダの広大な面積や気候的理由から日本のコンビニではどこにでもあるようなATMの設置が難しく、キャッシュレス化につながったと考えられます。
スウェーデンはヨーロッパでもっともキャッシュレス化が進んでいる国です。電子マネーによる決済率が59%で世界トップとなっています。
どうやら現金払いできないキャッシュレス限定のお店もあるようです。
イギリスには効果の種類が12種類もあります(日本6種類)。これだけあったら、財布を持ち歩くのも一苦労ですよね。どういうのもあって、キャッシュレスが普及してきた途端、一斉に増えていったのではと思います。
1.支払いがスムーズ
2.ポイントがたまる
3.スマホで管理できる
4.財布がスマートになる
5.財布を忘れてもすぐチャージが可能
1.電子マネーの種類が豊富すぎる
2.制限がない
3.セキュリティに弱い
やはりこうして比較すると、善し悪しがありますね。
日本では2014年に閣議決定した「日本最高戦略」において、
2020年に向けて「キャッシュレス決済の普及による決済の利便性・効率性向上」を掲げています。
2020年委は東京オリンピックが開催されます。
とてつもない経済効果がもたらされるとされているため、そこでもっと利便性を高めていけば、「なんてすばらしい国なんだ!!」とさらに感じてくれることと思います。
また、これを機にさらに電子マネーは普及していくと思われますし、それと同時に、悪用する人も増えてくるでしょうから、多少なりとも管理の面で気を付けなければいけない点が出てくると思います。
来年が楽しみですね。
2019.09.06
こんにちは。
昨日は通塾生2人と一緒に、ろ過の実験を行いました。
2人とも、ろ過については初めて聞いたということで、「ろ過はあるものによって水とかの液体をきれいにすることなんだよ。例えば泥水でもお茶でもろ過装置を使うと、透明な水になるんだよ」ということを説明しました。
すると、一人の通塾生の子が、「あ、そういえば社会科見学で浄水場に行ったときにそこの人が言ってたな~」と思い出してくれたようでした。
もう一人の子は、「え~」と言いながら泥水やお茶などが透明の液体になるのが信じられないような不思議そうな表情をしてくれていました(笑)。
説明後に実験装置の工作をしていきましたが、意欲はかなり高く、早く次の工程に進みたいと私たちにねだる姿が度々見られました。積極性があり、とても嬉しいですね。
実験の様子
実験装置は計2つ作成しましたが、
装置①は綿と炭のみ、装置②は綿や小石、炭そして最後に砂を入れるという構造にしました。
その後、それぞれの装置に泥水や泥水以外の液体(例:お茶)を入れるとどうなるかについて質問すると、
【通塾生一人目の予想】
装置①はきれいな透明になる
装置②はきれいにならない(泥水ならそのまま)
【通塾生2人目の予想】
①はきれいにならない(泥水ならそのまま)
②はきれいになって透明になる
としっかり予想を立ててくれました。きれいに予想が分かれましたね(笑)。
それぞれの生徒で、「土とか砂が入っているから汚れたままになっちゃうはずだ」、「炭だけだとうまく汚いままだろう」と自分なりに考えてくれました。
今回はろ過装置を1人につき2つ作ってもらったので、装置完成段階で終了しました。
下の画像が実際に2人の生徒が作成してくれたろ過装置です。
通塾生K君の装置
話も良く聞いてくれ、楽しそうに取り組んでくれました。今回の授業では、普段違う日に通っている通塾生同士がたまたま振り替え授業で一緒になったのですが、こうして一緒に取り組む事で仲良くなっていく様子を見るのも講師をしていて嬉しいです。
次回、実際にそれぞれの装置に液体を入れ、ろ過を体験してもらうので反応が楽しみです!
2019.09.02
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
先日、小学二年生の通塾生と一緒に表面張力の実験をしました。
表面張力について学んでもらうために、並々に水をついだコップを見てもらうところからはじめて、金網の上にさかさまにしたコップをのせても水が落ちてこないということをやってもらいました。
表面張力を一般的に説明すると
表面張力(ひょうめんちょうりょく、英語: surface tension)は、表面をできるだけ小さくしようとする性質のことで、界面張力の一種である
引用元:Wikipedia
というような難しい表現になり、小学生はもちろん中学生でも難しい内容だと思います。
ここで、表面張力には分子間力が働いていることが原因なので、水と水が手をつないでひっぱりあう力のことだと教えるとイメージしやすかったのか、理解してくれたようでした。
その後、針金であめんぼをつくって水に浮かせるということをしてもらったりもしました。
水に洗剤を落とすと界面活性剤の影響で表面張力は失われてしまいますが、あめんぼがいるところ以外に洗剤を落としたのに何で沈むの!?と疑問を持ってくれていました。
何でだと思う?と聞くと、表面張力がなくなったからと答えてくれており、洗剤の力で水と水が手を繋ぐのをやめたのだと気づいてくれているようでした。
この実験の後、アルミホイルにホワイトボードペンで絵を描いて水に入れることで、水の中で描いた魚が泳ぐという体験をしてもらったり、アルミホイルを電池につなぐと温まっていくということや、アルミの中にビー玉を入れると不思議な動きをするボールがつくれるというようなことを体験してもらいました。
それぞれの体験についても、どんどん深堀できるようなコンテンツを作成していこうと思います。
このように何か作ったり体験したりすることを楽しんでもらいながら、疑問を持ってもらったり、もっと知りたいと思ってもらったりする機会を増やして、考えること・学ぶことは楽しいと感じてもらいたいなと思いますね。
今週の通塾の際には、ろ過実験を行っていく予定ですが、楽しみです!!
2019.08.28
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
現在、ものすごいスピードでテクノロジーが進化していますね。
自動運転、無人コンビニ、セルフレジ…etc
ただ、便利になっている一方で、課題もあります。
今回は、お店について焦点を当ててお話ししていきたいと思います。
みなさんは、家で料理をするためにスーパーなどで買い物をすると思いますが、お店に導入されている技術の変化には気づいていますか?
みなさんが商品をかごに入れ、買い物がすべて終わったときに、最後に行くところです。
そうです、レジですね。
数年前に比べると至る所のお店でセルフレジが導入されています。
日本で初めてセルフレジが登場したのは2003 年だそうです。
長時間のレジ待ちストレスを解消するため、イオングループが千葉県のマックスバリュ松ヶ崎店に、レジメーカーと共同で「FastLane」というセルフスキャン方式を試験導入したのが最初と言われています。
セルフレジには商品バーコードの読み取りから精算まで買い物客がする「フルセルフ型」と店員が商品を読み取って買い物客が精算する「セミセルフ型」があります。
フルセルフ型は10年以上前に登場していますが、バーコードの読み取り作業に戸惑う買い物客も多く、必ずしも精算時間の短縮には繋がらなかったみたいです。
何度もシミュレーションを行い、改善を経て今のフルセルフレジの形があるということですね。
一方、セミセルフ型は商品スキャン部と会計機が分かれており、商品スキャンは従業員、会計機による決済は買い物客自身で行います。従業員がスキャンから決済まで行う従来のレジ方式に比べると、セミセルフ型は商品スキャンに慣れている従業員がスキャンをするため、買い物客の回転数の向上が期待できます。
【平成 30 年 スーパーマーケット年次統計調査 報告書】によると、国内にスーパーマーケットを保有する企業886社に調査した結果(回答企業267社)について以下に示します。
ほぼ全店舗に設置している企業は2.4%、一部店舗で設置している企業は12.7%との結果が出ています。保有店舗数別では51店舗以上の企業で設置率が半数に達しているという調査結果でした。
徐々にフルセルフレジの導入が進んでいることが伺えます。今後のセルフレジの設置意向の調査では、新たに設置したい+設置数を増やしたいという企業が全体の22.1%でどちらともいえないという企業が75.1%でした。
やはり、導入コストが大きい分、導入に踏み切らなかったり、今後の動向を見ての判断という企業もいるようですね。
ほぼ全店舗に設置している企業は、一部店舗で設置している企業は39.6%と平成29年の結果よりも設置率が12.5%もアップしているという結果が出ています。保有店舗数別では4店舗以上の企業で設置率が半数に達しているという調査結果でした。
急激にセミセルフレジの導入が進んでいることが伺えます。今後のセミセルフレジの設置意向の調査では、新たに設置したい+設置数を増やしたいという企業が全体の59.0%でどちらともいえないという企業が40.2%でした。
フルセルフレジに比べてコストが抑えられるというのと、スキャンに慣れている人がスキャンすることで、より効率化に繋がるからセミセルフレジを導入する、という企業が多いのだと感じます。
以前、とあるファッションチェーン店に行きました。そこで欲しい服などを数点かごに入れ、セルフレジのようなレジが10数台あり、「やはりセルフレジなんだなー」と思って列に並んで、いざ自分の番。タッチパネル画面から「かごを下の扉の中に入れて下さい」と。不思議に思い、「まさか…」と思っていると「何点お買い上げ、総計○○円です」と。自分でバーコードをスキャンするかと思いきや自動ですべて行ってくれ、とても感動したのを覚えています。
レジを行う手間を省いたことで買い物客に服のPRをしたり、服の整理を行ったり、業務の効率化に繋がっているのだと感じました。
ニュースを見て驚きましたが、Amazonではレジ無し食料品ストア「Amazon Go」を本社内にオープンし、社内での実証実験を開始し、シアトルに一号店がオープンし、一般公開しているそうな。
入店に必要なのは、
①androidまたはiOS端末
②Amazon Goのアプリケーション
③Amazon.comのアカウント
であり、入店の際にこのアプリケーションのコードを駅の改札機のような機械に読み取ってもらい入店できます。
そして、買い物客は棚から好きなものを取り、そのまま店外に出ます。なんとこれで結佐が可能だそうです。
天井には無数の監視カメラがあり、来店者の行動を把握、画像認識システムや追跡システムなどさまざまな技術を駆使することで実現した、革命的なスタイルです。
仮想的な買い物かご「バーチャルカート」を作り出し、その人が手に持っているものを把握、自信のAmazonアカウントに後程請求が来る形式となっています。
ただ、店外に出てから決済が行われるまでは、およそ一時間かかるようです(画像解析等での再確認などがあるのではないでしょうか)。そのため、もし不具合が生じた場合(購入商品と違う商品の表示など)には、購入者は戻ってこなければならなかったり、その場に大勢する必要性が出てきます。
まだ導入段階ということで、課題はたくさんあるようです。
これが実現し、いずれ日本でも導入されていけば買い物という概念が変化していきそうですね。
お寿司屋さんなどでも、pepper君を導入し、受付番号を自動化していたり、「スマホでテーブル予約」や「スマホでお持ち帰り」などのサービスも打ち出しているようです。
私はとある記事を読みました。
くら寿司を運営するくらコーポレーションの田中信副社長は、その理由の1つとして「高齢のお客さまへの接客時間に振り向けるため」と説明する。さまざまな新サービスを導入しても、高齢のお客は「使い方が分からない」と困惑することがある。そこで、従業員が説明する必要性が高まっているというわけだ。
技術が進む一方で、そのシステムの使い方が分からないという方が多く、そのお客さんへの対応の必要性が高まっているようです。
注文を取るという部分がなくなり、大幅な時間短縮が実現した分、こういった対応が求められていますが、お店としては顧客満足度を高めるサービスの一環としてとても良いのではと感じますね。
ハイテク化が進んでいく中でその中に馴染んでいくには時間がかかってしまいます。私も初めてセルフレジを使用した際は、お店の方に聞きました。
高齢の方でも、分からないからと言って避けてしまうのではなく、慣れて活用していこうと思う意識が大切かもしれません。
2019.08.25
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
この世の中、生きている中で不思議に思うことってたくさんあると思います。
例えば、私が子供のころ疑問に思っていたことを挙げますが、なぜ勉強するのか、学校に行くのか、宿題をやらなければいけないのかなど学校という1つの事柄に対してだけでも疑問はたくさん出てきます。
このように、なぜ?どうして?と考えることは非常に大切です。なぜなら、そこからその疑問を解決するために他人に相談したり、自分で調べたり、あらゆる方法で自ら行動することができるからです。
さて、ここから本題ですが、知らない事を疑問に思うことはとても大切ですが、みなさんは一般的にこの世の中で当たり前(常識)と思われていることに対して疑問を持って生活していますか?
当たり前の意味は以下のように定義されています。
あたりまえ【当たり前・当り前】
( 名 ・形動 ) [文] ナリ
〔「当然」の当て字「当前」を訓読みした語〕
① だれが考えてもそうであるべきだと思うこと。当然なこと。また、そのさま。 「困っている人を助けるのは-のこと」
② 普通と変わっていない・こと(さま)。世間なみ。なみ。 「 -の人間」 「 -にやっていたのでは成功しない」引用元:『大辞林 第三版』(三省堂)
上記の意味を別の言い方をすると、一般常識になると思います。圧倒的多数の人が考えていることがこの当たり前(常識)になっているわけですが、気を付けたいのは”当たり前=正しいこと“ではないということです。
多数派の人が言っている意見が正しいこともあれば、少数派の人の意見が正しいことだっていくらでもあると思います。ここで少数派はおかしいだとかそういった偏見を持つのではなく、いろいろな考えの人が共生しているわけなので尊重し合わなければなりません。
常識として捉えられている価値観は我々人間によって作られているわけですからね。
いろいろな考え方があってよいと思います。
常識を疑うとその本質が見えてきます。常識を疑う際に考える方法の1つに反証的発想法というものがあります。
反証的発想法
広く支持されている考えは間違いであると考え、明らかで言うまでもないと考えられていることに疑問を呈し、説得力のある反証を試みることでアイデアを生み出す。
引用元:Wikipedia
というものです。
大切なこととして、その物事に対して不満から入らずに疑問から入ること。
いろいろ不満を言ってしまう人がいますよね。会社に対しての不満でよく聞くのは、「なぜうちの会社は毎月○○時間も残業があるんだ」とか。
不満を言うことでストレス解消にはなっているかもしれませんが、残業をしたくないのであれば、「何でうちの会社は残業が多いだろうか」「人が足りてないんじゃないか」「業務効率化の基礎ができてないのではないか」など見過ごしがちな会社の内部についてもっと目を向けてみるべきだと思います。
こういう疑問を呈すことができなかったことで、労災に繋がり、労災が認められてから働き方を見直さなければならない、と声が上がり、今の”働き方改革“という考えが徐々に芽生え、日本の企業全体に広まっていきました。
本来であればこの流れからの働き方改革というのは、遅いですよね。
変えていかなければならないと行動に起こしたことは良かったですが。
上記では会社について例を挙げて説明しましたが、他の物事でも言うことができます。
周りの人が当たり前に”あること”を行っていても、自分が「なぜ○○なんだろう」と疑問に思っている時点では、それは自分自身の中では当たり前のこととして捉えられていません。
そして調べた結果、「あ、○○だから△△してるんだ」と納得できたなら良いと思います。もし納得できなかったら、どんどん周りの人に聞いて、自分の意見を伝えてみることが大切です。
当たり前はいつまでも当たり前ではなくなってしまうことがあります。
例えば、多くの人が持っている携帯電話。10数年前までは、携帯電話と言えばガラケーが主流でしたが、今現在はスマホが主流ですよね。
このように時代が変わるにつれて、また、技術が発展し新しい何かが登場すると、その今までの当たり前(常識)が移り変わっていきます。
変な話、明日には今日までの常識が変わるかもしれません。常識は多数派の意見が形となったの物であり、絶対的なものではないです。
「○○をするのが当たり前だから~」というように、自分を無理に納得させて物事を行うのではなく、それがなぜなのか、疑い、それに納得して初めて○○をするのも良いのではないかと考えます。
当たり前にとらわれ過ぎずに生活していきたいですね。
2019.08.22
こんにちは。
学習塾ESTEMの渡辺です。
みなさんは自分がどんな産業で働いているのか意識していますか?
産業がさまざまある中で今回は、第一次産業である農業の今後について深堀りしていきたいと思います。
と、その前にこの世の中にはどのような種類の産業があるのか見ていきましょう。
産業とは、人々が生活する上で必要とされるものを生み出したり、提供したりする経済活動の事です。
これは”コーリン・クリーク”と”ウィリアム・ペティ”が提唱した「ペティ=クラークの法則」に従ったもので経済が発展するにつれて第一次産業から第二次産業、第三次産業へとシフトしていくという形式です。
一般的によく目にするのが以下に示した三つの分類ですね。
第一次産業 - 農業、林業、水産業など。その他狩猟、採集など。
第二次産業 - 製造業、建設業、工業生産、加工業、電気・ガス・水道業など
第三次産業 - 情報通信業、金融業、運輸業、小売業、サービス業など
少し古いデータではありますが日本の産業構造は以下のグラフのようになっています。
産業別15歳以上の就業者の割合の推移(昭和45年~平成17年) 引用元:総務省統計局
このグラフを見ても分かりますように、日本は年々第三次産業が発展してきています。その一方で、第一次産業が衰退の一歩を辿ってしまっている現状があります。
しかし、今後の日本において重要なのは、この衰退の一歩を辿っている第一次産業だと私は考えます。
他の産業についても触れたいですが、今回は第一次産業、その中でも特に農業についてお話していきたいと思います。
みなさんは農業という言葉を聞いて何を想像しますか?
「力仕事」「休みがない」「田舎」「機械を操縦する」などいろいろ思い浮かぶと思いますが比較的マイナスイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
確かに、農業というのは特に休みという括りがあるわけでもないので、季節ごとに作物を育てている人からすれば年中無休です。まして、農業に関してはIoT化が充分に進んでいないため、大半が手作業となります、そのため、どうしても大変そうなどのマイナスイメージがつきやすいのではと思います。
実際に、今現在の農業従事者の 6 割以上が 65 歳以上の高齢者です。
このことが衰退の一歩を辿ってしまう大きな問題だと考えると共にもっと工夫をして農業を行っていく必要があると思います。
IoT 技術を駆使した農産物の育成など、研究がなされている段階(ドローンの積極的な導入の実験)なので実現すれば、今まで以上に取り組みやすく、始めやすくもあり農業従事者は増えていくと考えます。
農業にはたくさんの魅力があると思います。私自身、実家が農家でもあるため幼い頃からお手伝いをしてきましたがそのなかで感じた魅力を紹介します。
自分で作物を育てる、生産していくということは天候などの自然現象や害虫などに左右されます。
そういった自然を相手にした試練というものを乗り越えて収穫までたどり着けると思うのですが、そこで育てていくように命の大切さをより体感できるのだと思いますし、その時に農業のすばらしさに気づけるのだと思います。
米農家ですと春からの荒起し、育苗、代かき(荒代、植代)、田植え、水管理・草刈り、収穫などのように様々なことを中長期的な期間で行っていきます。手伝いをしてきて全体的な流れの管理というのはとても大変だと思いました。
田植えまでだけでなく個人的には植えた後の管理が特に大変だと感じています。
天候を気にしながらの水管理、トラックに乗り、田に出向いて水田の様子を見たり頻繁にしましたが、改めて大変さを実感したのと同時に、農業の大半を移動時間が占めてしまっていることも実感しました。
集積化がより生産性の高い農業への第一歩だと日々感じています。
自給自足が低下している日本において、農業を行える力、知識があるということは大切な生きる術を持っていることだと感じています。何かを食べることで生きていくことができますし、何かを作れる力というのは生涯に渡って活躍すると思います。
より IoT 化が進んであらゆることが自動化されていることもあり、いまだ自動化できていない部分の多い農業は現代の人にとって、あまり良いイメージを抱いていないかもしれませんが、自然と向き合え、気持ちのゆとりと収入のバランスを保つことが出来る農業のすばらしさに気付いてほしいと強く思います。
私は、農業改革の必要性があると感じています。と言いますのも、まず第一に農業従事者の多くが比較的どんぶり勘定で経営の感覚がないのではと感じています(いくつか例を見てきました)、農業も自営業の中の一つのビジネスであると思うのでもっと細かく収支管理をしていく必要性があるのではと感じています。
また、農業をやめたり、年齢的に農業を続けることが厳しくなって、農地をそのまま放置するという光景が地方に行くほど見られます。
こういった放棄されている農地の回収(農業従事者に借用するなど)をして、農業従事者一家庭当たりの農地面積を 10ha(水田稲作では最大効率)程度に拡散する支援を行ったり、経営環境を改善したり、そもそもの農地価格が他国に比べて高すぎるため(他用途転用後の期待が含まれているため高い)、価格を見直す必要があると考えます。
また、世界の穀物価格が 2000 年と比較すると米が 5 倍、小麦が5倍、トウモロコシが 3倍など上がり続けている現状があります。
食料自給率が約 40%の日本にとっては大きな問題(輸入費用大)であるため、この問題を脱却するためにも日本の農業全般の支援、魅力を伝え、担い手不足を解消していく必要性があると感じています。
2019.08.19
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
今回は、自分から発信する大切さ、発信力について掘り下げていきたいと思います。
みなさんは、自分から発信していますか?
ここでいう発信とは、「自分の意見や考えを相手にわかりやすく伝えられる能力」のことです。ただ単に発信すれば良いというわけではなく、その発信した内容が相手にしっかりと伝わっていなければなりません。
ここの発信力は、以前の投稿の「自己表現力」に密に繋がっていますね。
自分の気持ちや考えを相手により分かりやすく伝えていく、これはSNSやブログで実践しても構いません。何かしらで実践していくことが重要です。
なぜ実践していくべきなのか、発信力が大切なのかについて以下より説明させていただきます。
自分から発信することで、その発信した”ある物事”について周りの人に知らせることができます。別の言い方をすると、「認知度を高める」という感じですね。
例えば、日々流れているTVのコマーシャル。これは様々な会社が「こういう商品が発売されます!」とか、「これがお得です!」!と宣伝しています。これによって、それを見た視聴者は、「それじゃあ、あの店で○○を買ってこよう」、「今のうちに○○に行かなきゃ」と購買意欲を揺さぶり、行動していくわけですね。
もし、ここでこのような宣伝をしていなかったらどうでしょうか?、たまたまそのお店に行って偶然見つけるようなことはあるかもしれませんが、集客という観点で見ると、宣伝するしないでは大きく売り上げに関わってきます。
もう1つ例を挙げます。
新しくカフェをオープンするという人がいたとします。カフェをオープンするわけですから、より多くのお客さんに来てもらうために「〇月〇日オープン!」や「米沢初○○の店!」というように、道行く人に分かるように示すはずですよね。それに合わせて、市報に掲載依頼をしたり、プレスリリースを出すなどあらゆる宣伝方法を行っていくことで、さらに多くの人に知れ渡って~、というようになっていくのではないでしょうか。
ここで、先ほどの例と同じように宣伝をしないとすれば、偶然見つけない限りなかなか分かることはないですし、これでは全くと言っていいほどお客さんが来ません。
この2つの例の共通点は、どちらも自分から発信(情報を広告)しています。
発信の仕方はいろいろあれど、周りの人に知ってもらうためには発信していくことが重要だと気づけますね。
友人と何か話をしているときに、「あ、今ので思い出したけど~」というように、自分が話している間に話した言葉から関連付けて、自然とその話題になったというような経験はありませんか?
また、話し合いの中で、自分の意見を述べている際に、話している内容に関連したことで途中で思いついて、「また、私は○○なので、こう思います」というように、+αでお話しした経験はありませんか?
この2つに共通していることとして、自分の中に生まれた話題(アイデア)をおもてに出していると、そのアイデアと別のアイデアが出会って新しいものが生まれるという可能性も高まります。
どんどんおもてにすることで、相手から意見をもらえたり、思いついたりと想像性も同時に身についてくると思います。
自分から発信できることは、何かを決めるときに非常に役立ちます。
例えば、会社の将来についての方針を再確認するという会議で、いくつか案を出してと言われているのに、発言せずにただ座っている、考えたはいいけど発言しない、というような受動的な行動を取っていると一向に話し合いが進みません。
仮に、他の人たちだけで話し合いが進み、「今後は○○という方針で行きます」と決まった、それに対して自分は反対だったのにその方針になった、と後から言ってもその話し合いに参加していないのですから仕方ないということになってしまいますよね。
これとは反対に、会議の中で自ら「私は○○が良いと思う、それは△△と思うからで、こうすれば□□になっていくのではないか」と、考え・意見を発信していくとより会議が密になり、円滑に進みやすくなりますね。
また、周囲に何を考えているかを聞かれる前に自ら発信していくと、相手側の聞く手間も省けて一石二鳥ともいえますよね。
上記の内容以外にもたくさんのメリットがあります。
①自信をもって主体的に行動できるようになる
②自分の考えをまとめる過程で、論理思考力や創造性が養われる
③自分の考えを表現するための多彩なやり方を得られる
④自ら発信することで周囲に人や情報が集まってくる
⑤客観的な評価ができるようになる
などです。特に子供のころから、発信する機会をたくさん設けて、たくさん子供から質問してもらえるとより良いですね。
と、言っている私自身もまだまだ発信力が乏しく、このように記事を書いては投稿していますが、閲覧して下さっている方々にこの記事内容で伝わっているのか、どこまでかみ砕いて話をしていくべきかなど常々考えてしまい、難しさを実感しております(笑)。
これも発信力を高める1つの方法と思い、どんどん投稿していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします!
2019.08.16
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
今回は、自分を表現する「自己表現」をテーマに少し掘り下げていきたいと思います。
自己表現とは、自分の内にあるものを別の形にして外部化する事、自分の考えを言葉で人に伝えることや、自分の感情を反映させた芸術作品を作ることなどが含まれます。
そして、自己表現力は、以上のことを行う力の事です。
では、この自己表現力を高めるためにはどのようなことに気を付ければよいでしょうか。
これが、いちばん大切なプロセスです。
日常的にいろいろなことを経験して、何となく印象を持つことがあっても、文章にしたり言葉にする機会はとても少ないように感じます。
自己表現では、自分の考えを人に伝わる形でアウトプットしなければなりません。
このとき、ぼんやり考えていることを言葉を紡いで相手に伝える…これは一朝一夕で上達するものではありません。
少しずつ言葉で表現できるように人に話したり、日記などで文章化するように心がけましょう。
これを意識するだけで表現力は高まりますし、同時にコミュニケーション能力も身に着いてきます。
自分の中の表現のバリエーションを増やすために本を積極的に読んでみましょう。
これは基本的に「インプットを増やす」ための作業ですが、2つの意味合いがあります。
1つ目は、語彙力を増やしてアウトプットへ繋げること。
さまざまな言葉を知っていないと、自分の考えや思いを正確な言葉で表現することができません。
そのためにも、語彙力というのは遅かれ早かれ求められることになります。
2つ目は、自分の日常で体験できない感情を、本の中で経験すること。
自分の経験したことのないことを、相手に正確に伝えるのは非常に困難だと思います。
例えば、バンジージャンプを体験したことがない人が、バンジージャンプについて話すとしたら、きっと怖いだろう、気持ちよさそう、のようにあくまでも想像でしか伝えることができません。
体験した人にしかわからない事はたくさんあると思います。飛んだ時の景色がきれい、想像以上の重力がかかったなど…。
そういうようなことを疑似体験ができる1つの方法が読書です。
本の中で憤り、喜び、悲しみを擬似的に体験することで、自分の感受性の幅を広がっていくでしょう。
どんなジャンルにおいても言えることですが、表現というものは、1人でもいいから見てくれる人・聞いてくれる人がいなくては成立しません。
しかし、中には恥ずかしいという人もいるため、「人前に自分をさらすことに抵抗がある」と考える人もいるでしょう。
でも、そのままですとなかなか自己表現力が高まることはありません。
どんな小さな場でも構いませんので、自分・及び自分の考えや技術を人目にさらすことに慣れる努力をしましょう。
現実上での人前でも、ネット上での人前でも問題ありません。
とにかく人前に出るという場数を踏んで、自分を鍛えることが、自己表現力を高めてくれます。
当塾では、アクティビティで行った内容などを通塾生に発表してもらう機会を取り入れています。相手にどうすれば伝わるか、話し方をはじめ、プレゼン資料の作成の仕方についても授業で教えることもあります。
これからの時代は自分から様々なことを考え、表現し、発信することが大切となってきます。
2019.08.11
こんにちは。
ESTEMの渡辺です。
昨日は通塾生の自由研究のテーマである”密度“に沿ったアクティビティを行いました。
中山先生から黒板を使って密度についての説明
まずはじめに、密度とは何か?を説明し、ものが浮かぶもしくは沈むを密度の判断基準としてスーパーボール、トマト、ミニスイカ、アルミ玉、ビー玉、サイコロと通塾生が持ってきてくれた木材ブロックを使って水に浮かぶ・沈むという対照実験を行いました!
ミニスイカが愛おしいと親御さんから好評でした(笑)
一つずつみんなで確認していきましたが、「これ沈むんだ~」と聞こえんばかりに、みんなから驚いている様子がうかがえました(笑)。
そして実験で用いる食塩水の濃度に沿って食塩を混ぜ、食塩水にして再度同じような実験をしていきました。
左から20%、4.6%
濃度が濃くなるにつれてさっきまで沈んでいたものが浮かんでいく、という結果にみんなとてもワクワクしている様子でした😆
最後に、計ったものの質量と体積から密度の計算をしてもらいました。計算した後に、基準である水の密度を求めて、水の密度よりも大きいものは真水に入れたとき沈んで、小さいものは浮かぶんだよ~、ということを説明しました!
実験で行った結果にも当てはまっていたので、今日の生徒さんたちからも「お~」と歓声が😄
今日の最後の感想では「密度について学校では習っていたけどよくわかっていなかった、今日実際に実験してみたことで理解することができた」と言ってくれたので良かったです!
最後の密度計算の確認中
実験をしてみることで、イメージを覆される、あの裏切られた感が楽しいですよね。私自身も初めて実験したときは、驚きました。
このように当塾では、通塾生の自由研究でこういうのをやりたいというものも積極的に取り入れています。
やりたいことを言ってもらえるとやはり嬉しいですね!
百聞は一見に如かずというように、授業で聞いただけではわからないことも実際に自分の手を動かしてみると、思った以上に簡単にかつ楽しく理解することができます。
2019.08.03
こんにちは。
ESTEMスタッフの渡辺です。
本日、7/29~8/2にかけて行なってきました、第1弾の「苦手克服 夏期講習」が終了しました!
夏期講習1日目は、実力テスト、目標設定、目標設定をもとにしたタブレット学習に取り組んでいきました。
目標設定の部分では、大谷翔平も使用していた、マンダラチャートを用いての大きな目標設定から、その目標は何をしていけば達成に近づいていけるか、というさらに小さな目標を立てていく細分化を行っていきました。1番の大きな目標では「実力テストで全教科偏差値50以上取る!」と掲げてくれました。
夏期講習の目標としては「正負の数、文字式を復習し、苦手を克服して85点取る!」と目標立ててくれたのでそれに向けて取り組んでいく範囲について受講生と決め、取り組んでいきました。
夏期講習2日目は、小テスト・タブレット学習、自分で問題作成、タブレット学習・小テストを行ないました。今回受講してくれた中学1年生の生徒は2コマ目には自分で問題を作成しよう!ということで、問題作成の仕方を説明しました。
まずはテキストを見ながら簡単な計算問題の類題を10問、その後は私たちでも数分かかってしまうような問題までも作成していました。
最終的には、少しひねった応用問題も作れていたので問題を作るコツを掴んでくれたかなと思います。ある分野について問題が作れるということはその分野を理解しているということですので、自分の理解をより深めるためにも隙間時間などに作って見て欲しいですね。
年代問わず、だれにでもお勧めできる1つの勉強法かと思います。
タブレット学習に取り組んでいます
夏期講習3日目は、小テスト・タブレット学習、プレゼンの授業、タブレット学習・小テストを行ないました。
小テストは苦手な分野を含んでいたこともあり、2日目まではなかなか点数が伸び悩んでいましたが(5割弱でしたが)、3日目の最初のテストでは約8割も正解していました。
2日目の最後のテストと同様の問題を出題しましたが、その時の解説をしっかりと聞いてくれていたのかなと思います。同じ問題だからできて当然、と思うかもしれませんが、このように同じ問題から解いて、その時方のパターンを覚えて類題にも派生させていくということが非常に大切です。また、同じ問題を解いてもらうことで点数は上がりやすいため、本人にとってもモチベーションアップに繋がります。
3日目は、夏期講習の中盤ということもあり、息抜きにプレゼンの授業を設けました。というのも、8/5~8/7の間で横浜の塾「スターグローブ」の子どもたちが米沢近辺の高畠町にやって来る企画に参加させていただけることとなったのですが、その際にお互いの地域について発表してほしいとのことでしたので、その発表資料作りをしました。
資料作りはkeynoteを使ってタブレット上で行いました。意外と自分の地元について見返してみると「どんな魅力があるか、有名なスポットは?、有名な食べ物は?、自分の通っている中学校について」などたくさん出てきてまとめる作業がなかなか大変そうした(笑)
■5日は
お互いに地域のことについて発表したあと、BBQ、花火や天体観測など。
■6日は
高畠の有機農家の方から有機農業について学ぶ。
その後学んだことをもとにディスカッションや発表など。
■7日は
スカイパークにて茶道の体験教室。その後学んだことをもとに志宣言。
このように企画盛りだくさんです。ESTEMの塾生も数名参加するとのことでしたので、感想を聞くのが楽しみです。
小中学生のうちから発表する機会というのはなかなかないですし、発表は数をこなすことが大切なので非常に良い経験になってくれることと思います。
資料作りの様子
夏期講習4日目は、小テスト・タブレット学習、自分で問題作成、タブレット学習・小テストを行ないました。
4日目の最初のテストでは満点を取ってくれました!!
非常にうれしかったですね、みんなで思わず拍手しました(笑)
初日に立てた目標に向けた計画も順調で、後半のタブレット学習の際に範囲のすべてを終わらせることができました。いよいよ最終日は、受講生による学んできたことの発表です。
夏期講習5日目(最終日)は、小テスト・授業準備、受講生による発表、夏期講習まとめテストを行ないました。
最終日の小テストでは安定して8割を超えていました。5日連続で行ってきたということもあり、基本的な計算でのミスはゼロでした!
その後は受講生による授業の準備を行いました。
発表の準備ということで、同じ学年の子たちに今回自分が学んだことをわかりやすく伝えるにはどうしたらよいかということを考えてもらいました。
授業の準備をしてくれています
発表は、リハーサルと本番の2回してもらいました。中学一年生の受講生が黒板に書きながらESTEM講師3人に授業をするというような形で、「正と負」「文字式」について10分ほどでお話ししてくれました。
終わった後に「どうだった?」と聞くと「緊張した」とは言っていましたが、ふだんの発表機会の少なさからは考えられないくらい堂々とした発表をしてくれました。リハーサル・本番ともに発表後質問タイムを取りましたが、聞いた内容にしっかりと答えてくれただけでなく、本番の内容ではリハーサルの質問タイムで出た内容を盛り込むなど臨機応変さも見せてくれ、リハーサルに比べても本番は大変良い発表になりました。
このように発表の場を設けると、本当にその分野を理解しているのかどうかが分かるのでとても良いですね。「人に教える」という行為の大切さを改めて感じました。
そして夏期講習の最後に修了証書を手渡し、夏期講習が終了となりました。
夏期講習 修了証書
今回、受講生は一人でしたが、とても楽しい夏期講習となりました。今後行なっていく季節講習に向け、さらに内容を洗練させていきたいと思います。
小テストは当塾オリジナルで作成しています。後日、作成した問題をホームページ上にアップする予定ですので、ご自由にお使いしていただければと思います。
2019.07.20
こんにちは。
学習塾ESTEMの渡辺です。
人工知能によって人の仕事が奪われる時代。創造力や表現力が必要だと叫ばれるようになって久しくなります。
しかし、そんな、自分で新しい仕事を生み出していくことが求められる社会の中で、今の教育は仕事を生み出す力を育てられているのでしょうか。
人のためになることを見つけ、解決するような手段を準備し、実際に実行していく。そしてそれによってお金を稼ぐ。
仕事をつくる=お金を稼ぐ経験はなかなか学校の中ではできません。
社会に出たときに急に求められるのではなく、子どもの時から仕事をうみだすということ、お金というものについて知っていてほしい。そんな思いから学習塾ESTEMは夏期講習で「メルカリで学ぶお金の教室」を開講することにしました。
お金というものはどういうものなのか、いま世の中にはどんな仕事があるのかということを学び、自分の力で実際に稼いでいくという経験を通じ、お金のことを知ってもらう夏期講習です。
今回はメルカリを利用し、どのような人に、どのようなものが、どのように表現したら売れるのかを考え、塾から疑似的に融資を受け、親など身近な人から不要なものを買い取り、メルカリで販売して利益を生み出すという非常に実践的な体験を行います。
大人が無条件に買ってくれる子どものフリーマーケットやイベントへの出店ではなく、メルカリという公平な市場を活用するからこそ、実感として商売やお金を生み出すことを体験していただけることでしょう。
夏休みに新しい体験をして、ひとつ自分のなかに価値観をつくっていくためにも、もちろん夏休みの自由研究としても、ぜひご参加いただけると嬉しいです。
日時 | 2019/8/8(月) 8/11(日) 8/12(月祝) 8/17(土) 8/18(日) の五日間 小中学生 16:00~19:00 |
料金 | 小中学生 20,000円 |
定員 | 定員20名 ※既に何名かお申込みいただいております。 |
内容 | 三つの重要ポイント ①他社理解の力 ②金銭感覚 ③発信力 ※詳しくはWebサイトをご覧ください→こちらをクリック← |
約二週間前となりましたが、まだ募集しておりますので、気になる方、参加してみたいという方はぜひ、上記リンクからお問い合わせ、お申込みください。
二学期に入る前に分からない事、苦手をなくし、良いスタートを切りましょう!
2019.07.15
こんにちは。
学習塾ESTEMの渡辺です。
毎日強い日差しが照り付け、いたるところでセミの鳴き声が聞こえ、いよいよ夏本番です。
小学生のお子さんに関しては待ちに待った夏休み、中学生のお子さんに関しても一学期のテストもひと段落し、楽しい夏休みが待っていますね。
夏休みには宿題が出ます。宿題を早めに終わらせて自分の好きなことをする子もいれば、最終日まで手を付けず、解答を見ながら宿題をやってしまい、宿題は終わったけれど、一学期の内容が全く分かっていないまま二学期を迎えてしまう子もいます。二学期からの勉強に対する自信を大きく変えるのが夏休みという時間です。
そこで学習塾ESTEMでは、5日間で苦手を得意に変える、算数数学の苦手克服集中特訓夏期講習を開催することにしました!
算数数学の苦手を得意にする5日間、ということで当塾で取り扱う教材を中心に苦手分野の徹底学習をすることで内容をきっちり理解してもらい(インプットしてもらい)、夏期講習中日には自分で問題を作成してもらったり、最終日にはみんなの前でそれぞれが行ってきた分野の発表をしてもらうというなアウトプットをしてもらいます。
学習内容の定着については、テストで点数を取ることもでも図ることは可能ですが、他人に教えるという行為が、一番の定着に繋がります。
集中特訓というと、ひたすら机に向かって勉強しかしないの?
そんなことはありません!勉強は楽しくしたほうが、集中できますし、記憶に残りやすくなります。ひたすら机に向かうような勉強をしていても、あまり効率は上がらないんです。
集中して机に向かう時間は机に向かう、勉強したことを他の人に教えたり、勉強したことから問題をつくったりというアウトプットをする、そのメリハリをつくっていくことが大事です。
今回の5日間の夏期講習は、そんな効果的で、楽しく、夏休みの思い出にもなるようなカリキュラムにしました!
苦手を得意に変えるという成功体験をすることで、2学期から学校で勉強するのが楽しいと言ってくれるようになる。単に成績が伸びるだけでなく、子どもに嫌な気持ちのまま勉強をさせないということがどれほど大きいことでしょうか。
年齢が上がっていくにつれて自然と発表する機会が増えていく中で小中学生の内から発表をできる機会は貴重だと思います。他人に伝えるという発信力は、ネット社会が飛躍的に進歩している現在、この能力を身に付けておくことはとても大切です。自分の意見を伝えること、相手と議論する事に繋がり、それはコミュニケーション能力の育成にもつながります。
この度の夏期講習は、お子さんにとっても必ず良い経験となると思います。
日時 | 2019/7/29(月) 7/30(火) 7/31(水) 8/1(木) 8/2(金) の五日間小学生 9:30~12:30 中学生 16:00~19:00 |
料金 | 小学生 20,000円 中学生 30,000円 |
定員 | 小中学生各15名 ※既に何名かお申込みいただいております。 |
内容 | 三つの重要ポイント ①重点学習 ②高効率学習 ③アウトプット型学習 ※詳しくはWebサイトをご覧ください→こちらをクリック← |
一週間前となりましたが、まだ募集しておりますので、気になる方、参加してみたいという方はぜひ、上記リンクからお問い合わせ、お申込みください。
二学期に入る前に分からない事、苦手をなくし、良いスタートを切りましょう!
2019.07.10
こんにちは。
ESTEMスタッフの渡辺です。
この度、当塾では独自の学習データ分析、普段のレポートに加え、それをさらに三か月おきにまとめた四半期レポートを発行いたしました!
以前からスタッフの中で練っていた案がようやく形となり、眺めてみると何とも言えない達成感がありますね。
外枠はこんな感じです。
そして、中身はこんな感じとなっています。
左ページは学習レポート、右ページは体験レポートとなっています。
学習レポートでは、当塾でのタブレット学習における当塾のデータ分析による弱点の洗い出しに加え、私たち講師側から見たその生徒の弱点・癖及びそれに対するアドバイス、これまでの総まとめから今後の勉強において大切なことなどについて記載しています。
体験レポートでは、当塾でのアクティビティについて通塾生の様子を記載しています。当塾のコンテンツであるプログラミングを中心に取り組んでいる生徒のほか、「これがやりたい!」とどんどん積極的に言ってくれる生徒もいて、本格的なエフェクトを用いての映画製作に取り組んでくれた生徒もいます。プログラミングに関しては、取り組み始めてから数か月経っている生徒もいて、繰り返しや条件分岐、関数などを理解し、使いこなしている生徒もいます。プログラミングをしている生徒の中で「テトリスを作りたい!」と言ってくれた生徒が数人いたので、今は一からテトリスを作るための準備をしています。
こちらから提案したプログラミングに取り組み始め、そこに楽しさを見出し、自分から何かを作りたいと言ってくれるのは大変嬉しいですね。
その他、その生徒の興味関心・考え方についても記載しております。
先日、実際に生徒に「家でゆっくり読んでみてね~」と手渡しましたが、すぐに中を開いて読んでいました(笑)
ぜひ親御さんと一緒に見てくれたらなと思います。
当塾では随時見学、無料体験を募集しております。
お気軽にお問い合わせ、お越しください。
2019.07.08
こんにちは。ESTEMスタッフの渡辺です。
この度、当塾主催で7/7 16:30~18:15で「東大卒が語る 爆速勉強法セミナー」を開催させていただきました。
セミナーの定員も当初は40名でしたが、開催期間一週間前にはすでに定員に達するほどで、急遽定員を拡大させていただきました。
当日の会場はこちら(伝国の杜)↓
セミナー当日、来場者数は73名でした!お子さんを持つ親だけでなく、小中学生のお子さんも一緒に参加したり、高校生が一人で参加したりと、教育、勉強に対して関心を示してくださる方がこれだけの人数いらっしゃって大変うれしく思います。また、当日飛込参加可としていたこともあり、何組かのご家族が参加してくださいました。
私は、司会進行を務めさせていただいたのでご来場の方と向かい合う形でセミナーを聞きながら、セミナーに参加された方の表情、反応を見ておりました。誰一人として寝ることなく聞いてくれたので、それだけ集中して、興味を持って聞いてくれたのかなと思います。
子供にはどれだけの教育費がかかっているのか、勉強をしていくにあたって、最も大切なのは何なのかについてのお話の時には、親子で何か会話している様子が見て取れ、違う観点からの勉強へのモチベーションに繋がったのではないかと感じます。また、講演中に気になった内容のプレゼン画面をカメラで撮ったり、動画に収めている人も多く見受けられました。一回聞いただけでは、やはりどこかしらの”抜け”が生じてきます。今回の講演内容をもう一度見直し、ご自身の勉強、お子さんの勉強にも役立てていただければと思います。
※近日中にセミナーの内容の一部をYouTubeにアップします。
講演後、当塾にも興味を示した方が何名か声をかけて下さり、当塾で用いているQubenaの体験をしていただきました。お子さんが楽しそうに使用してくれ、また、親御さんも積極的に質問してきてくださり、楽しいひと時となりました。その際、当塾の一ヶ月無料体験に申込みいただいたり、夏期講習(第一弾、第二弾)にお申込みいただいた方もいました。
夏期講習では、当塾のタブレット学習による徹底した苦手の克服をする「夏期講習で苦手克服! ~算数・数学の苦手を得意にする五日間~」(第一弾)と、「メルカリで学ぶお金の教室」(第二弾)を開催します。これらの夏期講習の詳細につきましては、近日ホームページに専用ページをアップする予定ですので是非チェックのほどよろしくお願いいたします。
学校や、普段の生活ではなかなか教えられない事を当塾で学ぶことができます。貴重な体験かつ、これからの社会において必ず必要となってくる能力です。是非この機会に。
最後に、最近の記事の繰り返しになりますが、私たちESTEMには役に立つ情報をどんどん無料で外に提供、共有していこうという文化があります。
今回、ご来場いただいた多くの方の教育意識の改変に繋がる一助となれば幸いです。
セミナー当日、アンケートにご協力いただきありがとうございました。
2019.06.29
こんにちは、ESTEMスタッフの渡辺です。
ESTEMに通塾している生徒さんから、やりたいことを言ってきてくれるのでとても嬉しいです。
子供たちにとっては「○○をやりたい!」、ただ言っているだけとも捉えられますが、ここには主体性が隠れています。
今回は主体性について、主体性を高めるコツと共にお話したいと思います。
と、その前に、皆さんは主体性と自主性の違いを知っていますか?
一見、同じ意味だと勘違いされやすいこの2つの言葉、実は大きな違いがあります。
自主性は、他人からの干渉や保護を受けずに独立して物事を行う態度や性質の事です。もっとかみ砕いていうと、人に言われる前に率先して自ら行動する事を言います。つまり、やるべきことを誰かに言われる前にやることができる人ですね。
自分の固たる意志や自覚に基づき行動する事、その行動の結果を他に作用する事を言います。
言い換えると、「自分はこうである」といった意思と「こうしたい」という判断のもとに、いかなる状況においても自分で考え、判断し、行動しようとすることを言います。つまり、目的を明確にし、目的を果たすためには何をすべきかを自分で考え、リスクを承知で行動する事、ができる人と考えることができます。
これらを踏まえて両者の意味を改めて考えると自分の頭で物事を考えているか、考えていないかの違いがあると気づきます。
「自主性」のある行動をとる場合は自分の頭で考えないが、「主体性」のある行動をとる場合は自分の頭で考えなければならない。また「主体性」がある人には、自分のとった行動の結果に責任を負うという要素が含まれる。
自主性は常に対人で考えています。人に言われる前にあれをやっておこう、あの人があれをやっているからこれをやっておこう…etc。一見、考えてはいるけど考えていない。相手を見ての行動が主になりやすいため、自分で物事を考える習慣が付かず、反射的に行動してしまいがちになります。
主体性と比べると、自主性が劣ってしまうように感じてしまいますがい、自主性があるということは、物事を客観的にみることができ、そこから行動できます。この感性が身に着いているだけで自分のやりたいことに繋がるのは間違いないと思います。
さて、本題ですが、ここからは主体性について深堀していきます。まず私たち大人が主体性を高めていくにはどうしたらよいのか。
主体性を持つ、あるいは高めるべく、大切なことをそれぞれ仕事という観点から大人、子供、学生の3つほど紹介します。
主体性を高めるためには、自分が誰かに仕事を任せる立場(上司)であるならば、主体性を高めてもらいたい人がいるならば、その人(部下)に仕事を任せてみましょう。
ただし、フォローしながらも、「仕事を任せる」です。
やはり、言われたことに対して仕事をするだけでは、また、誰かの補佐(サポート)をするだけでは、人は成長しません。
無責任に作業をこなせばいいだけ、という環境では、私たちは「主体性」を発揮できないのです。
その為、「指示待ち」「マニュアル」この二つの考えから抜け出す為には、責任のある仕事を任せる、というのは効果的です。
責任のある仕事を任せられると私たちはその仕事に緊張感をもって作業し、また失敗しないようにといろいろと思考を働かせながら業務に取り組むことになります。
無責任に作業をこなす、というのとは大きな違いがあり、ミスがあると自身が責任を負う立場になるので、そうならないように仕事の流れを何度もシミュレートし、スキームを考えて何から進めていけばいいのか優先度を決めたり、「こうなった時にはこうしよう」といくつかの対応策を練る、という風に、責任感と主体性をもって、仕事に取り組むようになることでしょう。
そこでは上司が「ここまではフォローするが、ここからはあなたに任せる」と線引きを加減しながら、部下が成長できるように導き続けて下さい。
「任せる」と「丸投げして知らん顔をする」というのは異なりますので、見守り続ける、というスタンスが大切です部下が失敗しそうなとき(壁にぶつかっているとき)は、代わりに上司がすべてを請け負い対応するのではなく、その事柄について一緒に考え、部下自身から「どのようにしておけばよかったのか?ここからはどう対応するべきか?」などの意見を引き出す形でフォローしてあげると、より部下自身の「考える力」を育め、主体性を伸ばす大きな一歩となります。
主体性を育てるためには、何から何まで親がしてあげるべきではないと思います。
もちろん親が指示したり、ある程度のやり方を教えてあげなければ、子供は何もできないので、やり方をみせて、ある程度理解できるようになったところで、失敗しようが何しようが「あとは自分でやりなさい」と言うのが親のとるべき基本姿勢です。要するに子供が何かを始めるためのきっかけ作りですね。
しかし、実際はどうでしょうか。これが逆になっていて、大事なところは子供自身にさせて、面倒な作業などは親が代わりにしてあげたりしていませんか?
例えば、料理について。
子供に台所の手伝いをさせるとき、買い物をしたり、野菜を切ったりする作業は親がやって、最後のなべに材料を入れて味付けするところだけを子供にさせたりとか。
子供の主体性(自主性含)を育てるには、これは逆でなければいけません。
もちろん、大事なところを子供にさせるのは悪いことではありません。
しかしそれ以上に、面倒なことこそ、子供にさせてあげるべきだと考えます。
面倒なことを自分でしてこそ、それを自分でしているという意識を持つことができます。
もっと言えば、面倒なことを自分でし、そのやりがいを持つということが主体性を育てていくことに繋がります。また、面倒なことをしてこそ代わりにやっていたお母さんの気持ちが分かったり、子供の考え方自体に変化が表れてくると思います。
大人編に比べたら、フォローの度合いは大きく異なると思いますが、学生に対しても同じように任せることができます。
例えば、クラスの学級委員。
学級委員長を中心に文化祭の催し物や、学校内での委員会の割り振り・まとめ等をするところが多いですね。その学級役員は立候補、あるいは推薦がほとんどです。立候補した人、された人はそれぞれ、これからの時代に大切な力(主体性等)の一部をすでに手にしているでしょう。ある意味、クラスをまとめている(統率している)わけですから、社会との接点が他の人よりも増えているはずです。
大学生が1番主体性を伸ばしやすい場所は、アルバイトなどではないでしょうか?
自分の生活のためにアルバイトをする、○○をするためにアルバイトをするなど目的をもって行うことが大切であり、これが主体性に繋がります。ある程度勤務数を熟したら、シフト管理をするバイトリーダーになるかもしれません。これも上記同様、さらにお金が関係してくることで小中高編より、グレードアップしての統率+責任、ということになり主体性に大きくつながると思います。
このように大学生となると、一気に社会が近く、そして広がります。また、サークルや地域のイベントへの参入など、いろいろなところに足を運んでみれば、自然と視野が広がっていきます。足を運ぶに多少の勇気は必要となるかもしれません。最初は友人と行ってみても良いと思います。
主体性について考えてみると大学生は講義という形で授業を受けていますが、それを経て、主体的なへと向かいつつあると言えるでしょうか。私も調べたところ、これを裏付けるデータはなかったのですが、ベネッセの総計データ(授業の選好)を見てみると、「教員が知識・技術を教える講義形式の授業」と「学生が自ら調べ、発表する演習形式の授業(学生参加型授業)」とでは、前者を選ぶ割合がおよそ8割という結果が出ています。ここから、学生の基本姿勢は受け身型であると判断できてしまいます。
大学生が主体性を獲得していくには、その人自身の問題だけではなく、大人側からの関わり方の改変が必要だと感じました。
2019.06.24
こんにちは、ESTEMスタッフの渡辺です。
先日、NCVさんのラジオ生放送でも告知させていただきました、当塾主催の「東大卒が語る爆速勉強法」セミナーにつきましてご連絡させていただきます。
ESTEMには、役に立つ情報はどんどん外に出して共有していこうという文化があります。
地域とか日本のことを考えると、私たちが知っていることや得た知見については、それを武器に競い合うのではなく、できるだけ多くの人に役立ててもらって、地域全体として学力の底上げや面白いことをやっていく人が増えたほうが絶対に良いと考えているからです。
そこで、当塾では成績が上がらなくて悩んでいる小中学生(とその親御さん)を対象に、効率的に学力をつけるための勉強法セミナーを無料で開催することになりました。
講師は、弁護士の鈴木鷹子先生と塾長の大垣が務めます。
鈴木先生は島根の離島という進学塾もない環境から東大に合格した方で、米沢という環境でどう勉強をしたらよいか大変有意義なお話が聞けると思います。
塾長大垣は、もともとまわりから落ちこぼれ認定されていたところから独自の勉強法を考えて一年で東大に合格した体験談をもとに勉強の考え方などについてお話します。
まだまだ地方には学校の成績を上げておけば良い、という風潮があります。もちろん、成績が良いに越したことはありませんが、それに加えて、多様な体験を通じたことによる創造性・自主性の育成というのがこれからの時代に求められています。どうしても子供自身で勉強自体を進んでやるまでには、親御さんのサポートが必要になります。勉強しているのに成績が上がらないとか、子供が勉強をやりたがらなくて困っているとか、前者ですと勉強法がよくないのかもしれないと関連付けられますが、後者に関しては、やりたくない=嫌いに繋がってしまっているんですよね。
この原因の一つが「勉強しなさい」という言葉。日常的にこのように言われてしまうといくら小さい子でも、ストレスに感じてしまうと思います。親御さんがこのように言うのは、もちろん「勉強が大切」であると知っているからです。ただ、その伝え方が良くないと考えられます。伝え方というのは言葉だけではありません。親御さん自体の行動、勉強に対する意識改革があるだけで子供の勉強に対する印象というのがガラッと変わると思います。
例えば、自分の親が必死で勉強していたら、「あ、お母さんがやっているから自分もやろう」とか、子供に対して、自分だけがやっているというある種の孤独感を与えないことが重要だと思います。子供は勉強するものという固定観念が強すぎて、自分が勉強することを忘れてはいけないと思いますし、何歳になっても学ぶことは多々あると思います。
このようなことから、少しでも教育に対する意識改変に繋がればと思い、今回のセミナーを開催することになりました。
日時は7月7日(日)16時半~18時15分。(16時から受付開始)
場所は米沢市の「伝国の杜」大会議室(2F)です。
参加費は無料。
お申し込みはこちらのフォームからお願いします。
好評につきまして、定員を80名に拡大させていただきました。
米沢でこのような講演を聞ける機会はほぼないと思います。
是非ご参加ください。
よろしくお願いいたします。
2019.06.21
こんにちは、ESTEMスタッフの渡辺です。
昨日、米沢のケーブルテレビであるNCVさんにお邪魔してきました。
NCVさんでは毎週曜日ごとに異なったラジオ番組内容を放送していて、私がゲストとして行ってきました6/20(木)は「住みます芸人 よくござったなっし」でした。
この住みます芸人のプロジェクトは「あなたの街に住みますプロジェクト」を正式名称として、吉本興業により行われています。
2011年4月から始まっているようで、全国47都道府県に「住みます芸人」を実際に居住させ地域活性化を図るイベントなどを開催しています。
「地域が元気にならないと、日本は元気にならない」をモットーに、各地域の地域活動を応援していくというコンセプトだそうです。
普段生活していて会うことのできない芸能人が身近に来てくれるということは地域の活性化にもつながりますし、大変ありがたいプロジェクトですね。
そして、6/20(木)の住みます芸人はソラシドのお二人でした。
トークが面白く、絶妙なフリ、プロの芸人さんのすごさというのを改めて感じることができました(笑)
さて、今回私がゲストとしてNCVさんにお邪魔させていただいたのは当塾主催で行う7月7日に行われるあるセミナーの告知をするためでした。
その内容がこちらです。
[ 爆速勉強法セミナー]
日時は7月7日(日)16時半~18時15分です。(16時から受付開始)
場所は米沢市の「伝国の杜」大会議室(2F)です。
参加費は無料。
小中学生のお子さんをお持ちの方、お子さんのみ、親御さんのみ、ともに参加、いずれでも問題ありません
以下にお申込みフォームのリンクを掲載しますので、参加ご希望の方はぜひお申し込みください。
定員40名に対しまして、現在29名ほどお申込みいただいております。
セミナーの詳細については近日公開いたします。
17:45~17:58までの枠いっぱいに出演させていただきありがとうございました。